Lienel「超絶SUMMERでバカになれ」インタビュー|“トンチキ”な夏、到来──今年も6人らしく、どんちゃん騒ぎ (2/3)

Lienelメンバーの“夏の定番”

──これから夏本番がやってきますが、皆さんの個人的な「夏の定番」を教えてください。

芳賀 お祭りに行って花火を見たいです。

高桑 僕も夏と言えば打ち上げ花火ですね。今年はまだ見てないですけど、去年は璃空と花火大会に行ったんですよ。

森田 行ったね。どこやったか忘れたけど。

高桑 今年はちょっと、璃空が忙しいから行けないか……。

森田 え!

高岡 じゃあ俺らが一緒に行くよ! 5人で行こう。

森田 なんでなんで! 僕も行きたいよ!

森田璃空

森田璃空

芳賀 別にローテーションにしてもいいもんね?

森田 毎年ペアを変えるの? そんなことある?

──(笑)。ほかの皆さんの「夏の定番」は?

近藤 僕は満員電車の“滝汗”です。

一同 あははは!

近藤 すっごい暑い。しかも走って駅まで行くからさ。

高桑 わかる。走ってるときは汗かかないのにね。

近藤 そうそう! 電車に押し込まれた瞬間にドッと出てくる。

左から武田創世、近藤駿太。

左から武田創世、近藤駿太。

高岡 僕は、夏と言えばおばあちゃん家。夏休みの4分の3くらいは九州のおばあちゃん家にいて、東京にいる時間が少なかったんですよ。

武田 僕は暑い外から家に入ったときの、冷房の涼しい感じが好きです。夏だなあって感じます。

宮古島で起きた“バカ”な出来事

──「超絶SUMMERでバカになれ」というタイトルにちなんで、Lienelとしての「バカだったなあ」と思う夏の思い出があれば教えていただけますか?

高桑 けっこうちゃんとバカなことあるよね(笑)。

高岡 絶対いっぱいあるよ(笑)。じゃあ1個、自白しようかな……。宮古島の海でMVを撮ったとき、法被じゃないもう1つの衣装を着ていて。「流されちゃうからアクセサリーとか外しておこうね」とみんなで言ってたんですよ。

森田高桑 (察したように)あー(笑)。

高岡 で、みんなで海に入って本当にバカ騒ぎして。6人で押し合ったり流され合ったり……。いざ浜辺に戻ってきて「アクセサリー大丈夫ですか?」ってスタッフさんに聞かれたとき、さね(高桑)がイヤーカフの話をしてたんですよ。

高岡ミロ

高岡ミロ

高桑 僕のイヤーカフはサイズ的にキツめだったから付けたままにしていたんです。

高岡 そこで僕は「……!」(耳に触れて絶望した表情)って。

一同 あははははは!

高岡 おそらく外し忘れていて、僕のイヤーカフは宮古島の海に流されちゃったんです。車でみんなのアクセサリーが回収されたとき、すごくヒヤヒヤしました。いつツッコまれるか……って。本当にごめんなさい!

1人ひとりにスポットライトが当たる「Tokyo Mellow Night」

──シングルには「Tokyo Mellow Night」「Blown out」「AMAZING WORLD」というカップリング3曲も収録されます。「Tokyo Mellow Night」はLienelが結成時に掲げた「EBiDANで一番おしゃれなグループ」というコンセプト通り、おしゃれな楽曲ですね。

森田 めっちゃ大人っぽいですよね。

芳賀 僕はカップリングの中では「Tokyo Mellow Night」推しです。Lienの皆さんも好きだと思います。これまでとはまた違う大人っぽさのある、ゆったりした楽曲で、歌詞も好きです。ダンスや歌割りに1人ずつのパートが多いので必見です。

左から芳賀柊斗、高桑真之。

左から芳賀柊斗、高桑真之。

高岡 確かに「Love Me Madly」(2023年7月発表)や「罪と罰」(2025年3月発表)とは違う、新しい大人っぽさがあります。歌詞に「東京タワー」とかが出てくるし、都会の大人の恋模様を描いています。ハモリがあって、ソロのパートも多いので、はがしゅーが言ったように1人ひとりにスポットライトが当たる楽曲です。僕もこの曲が一番好きかな。

──最後のフェイクのようなパートはどなたが?

高岡 僕です。初挑戦でしたが、がんばりました。

森田 聴いたとき、すごいと思った!

──ボーカルの進化を感じられる楽曲ですよね。

武田 僕は自分に酔うことを意識して歌いました。大人っぽい楽曲なので、Lienel的にその雰囲気を出すことが挑戦だったなと思います。サビはユニゾンではなくて1人ひとりに割り振られているので、それぞれ担当する歌詞に合うように歌ってるのがポイントです。

武田創世

武田創世

ダンスヒーローというかダンスモンスター

──次に「Blown out」について聞かせてください。

芳賀 振り入れはまだなんですけど、ゴリゴリのダンスになると思います。

近藤 先に映像を見せてもらったら、不思議な振付でした。表現が難しいんですけど、マイケル・ジャクソンみたいな感じです。

高岡 「Blown out」は“ダンスヒーロー”がテーマで、タイトルには自分たちがライバルたちを“負かせていく”という意味が込められています。

左から森田璃空、高岡ミロ。

左から森田璃空、高岡ミロ。

近藤 ミロはダンスヒーローというか、“ダンスモンスター”なんだよね。

高岡 それ、一生言ってるね(笑)。OWVの佐野文哉くんのラジオに駿太と僕で出させていただいたとき、佐野くんが“陸上おばけ”と言われているのに対して、駿太が「こっちにはダンスモンスターがいますから」と言い出して。それで最近、ダンスモンスターという肩書でやらせてもらってます(笑)。

──(笑)。「Blown out」はダンスに注目ですね。

近藤 モンスターが言ってるので間違いないです!

高桑真之の「健康第一」はどこから?

──「AMAZING WORLD」の印象はいかがですか?

近藤 僕は「AMAZING WORLD」が一番好きです。

武田 僕もです。

近藤 「フレー! フレー!」のところで急に“Lienel感”を入れてきた!と、ちょっとびっくりしました(笑)。でも、そこも含めてLienelなので、いいなと思います。

Lienel

Lienel

高岡 初回限定のメンバーソロ盤では「フレー! フレー!」のところがメンバーそれぞれのソロパートになっていまして、決めゼリフも全員違うので、ぜひ聴いていただきたいです。

──決めゼリフは自分で考えたんですか?

森田 そうですね。

近藤 めっちゃ“ぽさ”が出てますね。さねが一番面白いです。みんなのやつを「いいねえ」と思いながら順番に聴いていって、さねはなんて言うんだろうと思ったら、笑っちゃいました。ふざけていいんだ?って。

高桑 違うんですよ! 本当はちゃんと真面目な案をスタッフさんに送ったんですよ。「健康に、ケガせずに、一緒にがんばろう!」みたいな。でも、変わっちゃったんです……「けけけ、健康第一」に。

高桑真之

高桑真之

森田 あれはヤバい(笑)。

高岡 俺、真面目にやりすぎて逆に恥ずかしいよ。

近藤 まあでも、「ごくせん」のヤンクミも紛れていますからね(笑)。

芳賀 はい、僕ですね……。僕も最初は真面目なやつを提出したんですよ。3パターンくらい作って、最後にボケとして送ったのが採用されちゃって。本当はミロみたいなやつがよかったのに。

芳賀柊斗

芳賀柊斗

森田 僕は、みんなの背中を押せるセリフにしたいなと思って決めました。

高桑芳賀 ズルい。

森田 本当のことを言ってるだけなのに!(笑)

武田 僕は「ずっと大好きだよ」と言ってます。最初は応援系でいこうと思ったんですけど、ほかのメンバーと微妙に被ってると言われたので、じゃあストレートな告白で、ということになりました。

近藤 僕はファイターズの応援歌をオマージュさせていただきました。田中賢介元選手の応援歌の「僕らは待つよ 輝く瞬間」という歌詞を「僕は待ってるよ 君の特大ホームラン」に変えてます。

近藤駿太

近藤駿太

──決めゼリフがライブでどのように披露されるのか気になります。

森田 まだわからないですが、メンバー日替わりかもしれないですね。

高岡 言葉も変えるかもしれないです。

武田 さねは変えないで! “生(なま)けけけ”が聴きたい。

高桑 ええー!

高岡 Lienのみんな、絶対に沸くよね。

──ちなみに真之さんの定番セリフになっている「健康第一」はいつから使っているんですか?

高桑 最初のブログからです。仁人くんの「チェスト」(※M!LKの吉田仁人によるデビュー当時からおなじみのかけ声。ブログにもたびたび登場していた)がうらやましくて。

高岡 まさかの仁人くん!(笑) 「健康第一」っていいセリフだよね。10年後とかにもやっていてほしい。

高桑 おじいちゃんになればなるほど健康の大切さは染みていくからね。