KEMURI「【Ko-Ou-Doku-Mai】」 PR

KEMURI|今、「孤往独邁」を掲げて突き進む

KEMURIがニューアルバム「【Ko-Ou-Doku-Mai】」を2月7日にリリースする。

本作のタイトルは、「周りや他人の動向に左右されず、自らの信じた生き方を突き進むこと」を意味する四字熟語「孤往独邁」から付けられた。この作品には1stアルバム「Little Playmate」を再現したフリーライブツアー「'FREE SHOW!' ~SKA BRAVO SPECIAL TOUR 2017~」を経て作られた全14曲が収録される。本作について伊藤ふみお(Vo)と津田紀昭(B)に話を聞いた。

取材・文 / 遠藤妙子 撮影 / 後藤倫人

「もっともっといろんな人に届くはずなんだけどな」

──「【Ko-Ou-Doku-Mai】」は前作「FREEDOMOSH」から1年ぶりの作品です。今作にもKEMURI流のスカパンクが響き渡っているけど、前作とまた違う感触で。

津田紀昭(B) いろんなタイプの曲がありますよね、今回も。

──KEMURIはメンバー各々が曲を書けるのが強みだし、それぞれ誰が作った曲かわかるのがいいんですよね。人柄やキャラクターが出ていて。

伊藤ふみお(Vo)

伊藤ふみお(Vo) 僕自身もそうだけど、曲を作る人、詞を書く人それぞれにとってナチュラルなメロディとかリズムとか曲調とかってあると思うんですよ。それをベースに、バンドで演奏するとKEMURIになる。それが理想だと思う。「こういうふうにしよう、ああいうふうにしよう、どっかで聴いたあのリズムがカッコいいからあんな感じにしよう」っていう気持ちだけでやっちゃうと、どっかで聴いたことある音楽になっちゃう。やりたいことはそれじゃないんだなって曲を作るたびに思います。もっともっと個人の色が出る一方で、もっともっとKEMURIっぽくなることがやりたいわけで。

──そうなっていると思います。昔だったらまずKEMURIというバンドのスタイルを考えて作ってたかもしれないけど、今はそれを考えなくてもいい。それだけKEMURIのスタイルが確かなものになっている。

伊藤 うん。で、毎年アルバムを出しているんだけど……再結成してから最初のアルバム「ALL FOR THIS」以降、「もっともっといろんな人に届くはずなんだけどな」って感覚がやっぱりあって。「もっと届くはずだ」「もっと作らなくちゃ」「もっとたくさんの人にKEMURIの音楽を届けたい」って。だから作り続けるんだと思う。

──それは自信があるからですよね。

伊藤 自信と言うか、僕には前向きな意味で危機感みたいなものがあって。キャリアが長くなればなるほど、ずっと応援してくれてる人たちはいる。それはとてもありがたい。そのうえで、KEMURIのことをよく知らない人にも聴いてほしい。新しいところにも届けたい。それができないと活動が広がっていかない。そういう思いは常に持ってます。

「Little Playmate」再現ライブを経て

──その思いを具現化したのが、昨年行われたライブツアー「'FREE SHOW!' ~SKA BRAVO SPECIAL TOUR 2017~」ですよね。このツアーではイギリスからThe Skints、アメリカからThe Bruce Lee Bandを招いて、東名阪でフリーライブを開催しました。

津田紀昭(B)

津田 いやあ、まさかあそこまで盛り上がるなんて(笑)。もちろん、盛り上がってほしいと思ってやってきたんですけど、みんなのおかげで本当に実現できた。昔からの友達のマイク・パーク(The Bruce Lee Bandのリーダー)も来てくれて、新しい友達でもあるThe Skints、The Bruce Lee Bandを呼べた。すごく斬新なイベントができたなと。

──フリーライブだし、もしかしたら通りすがりの人も来ていたかもしれないですよね。

津田 そういう人もいたと思います。当日は入場規制がかかるほどパンパンに人が入って。

──「SKA BRAVO SPECIAL TOUR」と本作、思いはつながってますよね。

津田 つながってますね。

伊藤 具体的には、あのツアーで1stアルバム「Little Playmate」の曲を全曲やったっていうのが大きかったです(参照:KEMURI、秋の入場無料ツアーでデビューアルバム「Little Playmate」再現)。案外難しかった(笑)。リズムとかテンポとか、昔と今で変わってるって言えば変わってるけど、変わってないと言えば変わってない。歌詞の内容も、昔は若くてものを知らないからこういうことを歌えたのかなって思うところももちろんあるし、同じことを同じ気持ちで歌えるのかって問われれば、歌えることもあれば歌えないこともある。いろんなことを思い出したし、感じたんですよ。だからアルバム制作前に「SKA BRAVO SPECIAL」をやれたことは、とても大きなことでしたね。

──曲を作ったのもツアーのあとなんですか?

津田 全曲共ツアーが終わってから作ったんです。ツアーが終わって予定を立てたときに、このアルバムのリリースまですごいタイトで(笑)大丈夫かな?って思ったけど、各々が一生懸命やった結果すごくいいものができたなって。いろんなところで刺激を受けたからなんでしょうね。

──原点回帰の機会があったのもよかったんでしょうね。もちろん、これまでずっと続けてきたことも反映されていますが、特に今作では、音も歌詞も、やりたいことを素直に思い切り出してると思います。

左から伊藤ふみお(Vo)、津田紀昭(B)。

伊藤 ありがとうございます。

──前作は心と体に染み込むような滑らかさがあったんですけど、今作はとにかくグイグイきます。

伊藤 うん。そうだと思います。

──グイグイくるんだけど、若さだけでは出せない音だと思うし。

伊藤 ありがとうございます。もっともっとこだわりたいところはありますけどね。今回は日本国内でレコーディングしたんです。だから全部自分たちの機材だけを使って。そういう1つひとつの音に対するこだわりも今作にはとても出ていると思う。平谷庄至(Dr)は新しいドラムセットに変えたし。

KEMURI「【Ko-Ou-Doku-Mai】」
2018年2月7日発売 / ramble
KEMURI「【Ko-Ou-Doku-Mai】」

[CD]
2916円 / RMBL-00001

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収録曲
  1. I BEGIN
  2. LIVE LIKE OUR MUSIC!
  3. FATHER OF THE BRIDE
  4. MIRAI
  5. Fire Silver Bullets from the Smoking Barrel
  6. The Unwritten Law
  7. SAD BOMB
  8. NO MORE WAR!
  9. STILL HOPE
  10. Ko-Ou-Doku-Mai

公演情報

KEMURI TOUR 2018「Ko-Ou-Doku-Mai」
  • 2018年3月17日(土)埼玉県 HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1
  • 2018年3月18日(日)千葉県 千葉LOOK
  • 2018年3月24日(土)千葉県 KASHIWA PALOOZA
  • 2018年4月14日(土)岩手県 Club Change WAVE
  • 2018年4月15日(日)福島県 郡山HIP SHOT JAPAN
  • 2018年4月21日(土)新潟県 GOLDEN PIGS RED STAGE
  • 2018年4月22日(日)長野県 Sound Hall a.C
  • 2018年5月12日(土)栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
  • 2018年5月13日(日)茨城県 mito LIGHT HOUSE
  • 2018年5月19日(土)埼玉県 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
  • 2018年5月20日(日)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
  • 2018年6月2日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
  • 2018年6月9日(土)京都府 KYOTO MUSE
  • 2018年6月10日(日)兵庫県 神戸VARIT.
  • 2018年6月17日(日)福岡県 DRUM LOGOS
  • 2018年9月1日(土)北海道 札幌PENNY LANE24
  • 2018年9月2日(日)北海道 CASINO DRIVE
  • 2018年9月8日(土)宮城県 Rensa
  • 2018年9月15日(土)大阪府 BIGCAT
  • 2018年9月16日(日)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
  • 2018年9月22日(土)東京都 TSUTAYA O-EAST
KEMURI(ケムリ)
KEMURI
1995年結成のスカパンクバンド。「P.M.A(Positive Mental Attitude / 肯定的精神姿勢)」をバンドの哲学として、活動を展開する。当初からアメリカのレーベルと契約していたため、「アメリカからの逆輸入バンド」として話題となった。スカ、パンク、ハードコアといった要素を取り入れたサウンドが特徴で、日本のスカパンクシーンの代表的存在。2007年12月9日の東京・Zepp Tokyoでのライブを最後に解散したが、2012年9月、Hi-STANDARDからの呼びかけに応じ、「AIR JAM 2012」にて約5年ぶりに復活を果たす。2013年1月、南英紀(G / 現 Ken Yokoyama Band)の脱退と初代ギタリスト・田中‘T’幸彦の復帰を発表。その後、ツアーや音源リリースなどを重ね、精力的に活動をする。結成20周年を迎えた2015年6月にベストアルバム「SKA BRAVO」を、7月に11thアルバム「F」をリリース。同年10月にサポートメンバーだった河村光博(Tp)と須賀裕之(Tb)が正式加入した。2016年6月に13年ぶりのシングル「サラバ アタエラレン」を発表し、2017年3月にニューアルバム「FREEDOMOSH」をリリース。同年11月にクラウドファンディングを利用した入場無料ツアー「'FREE SHOW!' ~SKA BRAVO SPECIAL TOUR 2017~」を実施した。2018年2月に13枚目の新作アルバム「【Ko-Ou-Doku-Mai】」を発売する。