2016年
ガソリン切れKANA-BOONを支えたファンの存在
- KANA-BOON初の海外ライブ、NARUTOテーマ曲で会場大合唱
- 2016年7月11日 18:00
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谷口 この頃は必死でしたね。スタートダッシュのエネルギーが潰えて、ちょっとガソリン切れみたいな状態になって。それでも活動は続いていくっていう。リセットポイントを作ればよかったのかもしれないですけど、そんな勇気もなかったですからね。音楽的には、もっとタフなバンドサウンドを求めていて。それをテーマに掲げて作ったのが「Origin」だったんですけど、自分たちで掲げた目標をなかなか乗り越えられなかったと言うか。
小泉 確かに100%やれたという実感はなかったかも。ドラムのパワーもまだまだ足りなかったし。
谷口 もちろん楽しい瞬間もたくさんありましたけどね。「格付けされるバンドマンツアー」で初めて海外でライブをやって「自分たちのことを知ってくれてる人がこんなにいるんや!?」って驚いたし。「NARUTO」で知ってくれた人が多かったと思うんですけど、香港でも台湾でも男の子のグループがすごく楽しそうにしているのが見えて。
飯田 あれはうれしかった。寄せ書きした布を掲げてくれてたんですけど、「香港へよこそう!」って書いてあって(笑)、それがめちゃくちゃ愛おしくて。
谷口 それをMCでイジったら、書き直して持ってきてくれたんですよ。
古賀 空港まで来てくれて「ようこそ」ってたくさん書いた紙を見せてくれて。
飯田 「もう間違えません!」って(笑)。この頃はお客さんに支えられていたし、ライブでも助けられることが多かったですね。
2017年
原点に戻り、“もがき期”を脱する
- KANA-BOON、「オルフェンズ」第2期OPテーマを3月リリース
- 2016年12月8日 23:34
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- KANA-BOON、人生の喜怒哀楽を表現したフルアルバム「NAMiDA」発表
- 2017年7月28日 12:00
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飯田 「Origin」のときに掲げてた「骨太のロックバンド然とした音を出したい」という目標が、この頃から少しずつ形になってきたんですよね。ライブもかなり変わりました。「格付けされるバンドマンツアー」のときは自分のことで手一杯だったんですけど、少しずつ周りのことも見えるようになって。「バンドを始めた頃のように音楽を楽しもう」と頭で考えるのではなくて、自然にそういう感じになれたのも大きかったです。やっと原点に戻れたと言うか。
古賀 ドラムとベースがさらに力強くなったことで、ギターのリフやフレーズも「もっと太い音で表現したい」と思うようになって。「Fighter」のギターもまさにそうなんですけど、パワーアップできたことで、演奏のバリエーションも増えたんですよね。
小泉 「NAMiDA」のツアーもすごく楽しかったんです。
谷口 それはメンバー全員が口をそろえて言ってますね(笑)。潔さがあったし、変に悩みを引きずることなくライブに臨めたので。それは「NAMiDA」といういいアルバムができたおかげでもあるし、スタッフとしっかりコミュニケーションを取ったことも大きいと思います。「こうしたほうがお客さんには親切じゃない?」とか、僕らだけでは気付けないアドバイスも言ってもらえたし、ステージと客席の距離感もさらに近くなったので。無理に何かをやるんじゃなくて、自然に楽しめたし、やりがいを感じられたところが今までのツアーとの違いだと思いますね。アルバム、ツアーを通してロングスパンで1つのものを作り上げたことで、ようやく“もがき期”を脱出できたんじゃないかなって。
2018年
これはヤバイ! 勝負の1年スタート
- KANA-BOONデビュー5周年企画でB面集&MV集、地元で5DAYSライブ
- 2018年1月1日 18:21
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谷口 いい状態で2017年を終えたことで、2018年はいいスタートが切れました。デビュー5周年ということで「5シーズン・5リリース・5イベント」を掲げたプロジェクトなんですけど、とにかくやることがたくさんあって(笑)。
古賀 うん。しかも2019年まで続くからね。
谷口 新しい曲も聴いてもらいたいし、普段とは違うやり方のライブもたくさんありますから。まずは三国ヶ丘FUZZの5日間ライブ(「Go Back Home」 /「Go Back Home ~ゆとり~」)。本当の意味でホームに帰れるし、すごく楽しみです。
小泉 「Go Back Home」では初のアコースティックライブもする予定で。そのためにアコースティックバージョンのアレンジもしてます。この先もお客さんに喜んでもらえるようなライブを考えているし、僕ら自身もワクワクしてますね。とにかく今はいい状況なので、このまましっかりやっていきたいと思います。
飯田 いろいろな経験を経て、やっといい状態になったという感じですね。B面集「KBB vol.1」も出るし、これまでの活動を振り返ってもらいながら、この先どうなっていくか楽しみにしてもらえたらなと。まずは自分たちが楽しむことが大前提なので、体を壊さないようにしたいです(笑)。「大丈夫かな?」という気持ちもあるけど、それ以上に自分たちに期待しているので、5シーズンが終わったときにいい表情ができるようにしたいですね。
古賀 この1年は僕らにとっても勝負の年になると思っていて。もちろん気合いも入っているし、自分たちの本気度を感じ取ってもらって、振り向いてほしいなと思います。今まで知らなかった人にも、前は聴いてたけどちょっと離れてたという人にも「KANA-BOONっていいな」って言ってもらえる年にしたいです。
谷口 間違いなく、この5年間で一番大変な年になりますね。去年から「すごい1年になりそう」と思ってたけど、いざ突入してみると「これはヤバイ!」って(笑)。ずっと音楽ができるのはありがたいことだし、ライブも曲作りも楽しみながらやりたいです。
- KANA-BOON「KBB vol.1」
- 2018年3月14日発売 / Ki/oon Music
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初回限定盤 [CD+DVD]
3888円 / KSCL-3040~1 -
通常盤 [CD]
2700円 / KSCL-3042
- CD収録曲
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- スパイラル
- PUZZLE
- バカ
- ハッピーエンド
- スーパームーン
- 夜のマーチ
- LOSER
- アナートマン
- I don't care
- ロックンロールスター
- 桜の詩
- タイムトリッパー
- Flame(新曲)
- さくらのうた(acoustic version)
- 初回限定盤DVD収録内容
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「KANA-BOONのバイバイハローツアー 2017 年越し編 ~バイバイ 2017、ハロー 2018!~」 LIVE&密着映像
- - Introduction -
- A.oh!!
- ディストラクションビートミュージック
- 人間砂漠
- Fighter
- 涙
- 結晶星
- 一番星
- それでも僕らは願っているよ
- ないものねだり
- - カウントダウン -
- バトンロード
- バイバイハロー
- - Conclusion -
- KANA-BOON「KANA-BOON MOVIE 05 / KB CLIPS ~サナギからもぞもぞ編~」
- 2018年3月14日発売 / Ki/oon Music
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[DVD]
3000円 / KSBL-6303 -
[Blu-ray Disc]
3500円 / KSXL-254
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- なんでもねだり
- ダイバー
- talking
- ランアンドラン
- Wake up
- Fighter
- バトンロード
- 涙
- それでも僕らは願っているよ
<Extra>
- anger in the mind(short ver.)
- Origin トレイラー
- 情熱小泉(小泉の「talking」歌ってみた)
- 覚醒の小泉
- シルエット 小泉監督編
- フルドライブ Studio Live
- 涙 Studio Live
- ディストラクションビートミュージック Studio Live
- バトンロード Studio Live
- それでも僕らは願っているよ Studio Live
- KANA-BOONのGO!GO!5周年!シーズン1 三国ヶ丘FUZZ 5日間連続ライブ「Go Back Home」 /「Go Back Home ~ゆとり~」
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1st公演 「Go Back Home」-ワンマンライブ-
2018年3月21日(水・祝)大阪府 三国ヶ丘FUZZ
<出演者> KANA-BOON -
2nd公演 「Go Back Home」-ワンマンライブ-
2018年3月22日(木)大阪府 三国ヶ丘FUZZ
<出演者> KANA-BOON -
3rd公演 「Go Back Home」-アコースティックワンマンライブ-
2018年3月23日(金)大阪府 三国ヶ丘FUZZ
<出演者> KANA-BOON -
4th公演 「Go Back Home ~ゆとり~」
2018年3月24日(土)大阪府 三国ヶ丘FUZZ
<出演者> KANA-BOON / コンテンポラリーな生活 / オトワラシ / ジラフポット -
5th公演 「Go Back Home ~ゆとり~」
2018年3月25日(日)大阪府 三国ヶ丘FUZZ
<出演者> KANA-BOON / コンテンポラリーな生活 / オトワラシ / ジラフポット
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1st公演 「Go Back Home」-ワンマンライブ-
2018年3月21日(水・祝)大阪府 三国ヶ丘FUZZ
- KANA-BOONのGO!GO!5周年!シーズン2 東名阪対バンツアー「Let's go TAI-BAAN!!」
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- 2018年5月30日(水)東京都 Zepp Tokyo
- 2018年6月7日(木)愛知県 Zepp Nagoya
- 2018年6月8日(金)大阪府 Zepp Osaka Bayside
- KANA-BOON(カナブーン)
- 谷口鮪(Vo, G)、古賀隼斗(G)、飯田祐馬(B)、小泉貴裕(Dr)からなる4人組バンド。高校の同級生だった谷口、古賀、小泉を中心に結成され、のちに飯田が合流して現在の編成となり、地元大阪を中心に活動を始める。2012年に参加した「キューン20イヤーズオーディション」で4000組の中から見事優勝を射止め、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブのオープニングアクトを務める。2013年4月には活動の拠点を東京に移し、同年9月にシングル「盛者必衰の理、お断り」でメジャーデビューを果たした。2015年1月には2ndアルバム「TIME」を発表し、同年3月には大阪・大阪城ホールおよび東京・日本武道館にて初のアリーナワンマンライブを行い成功を収めた。その後もさまざまなフェスやイベントに出演しながらリリースを重ねていく。2017年7月にアニメ「BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS」のオープニングテーマとして書き下ろした「バトンロード」をシングルとして、9月に4thアルバム「NAMiDA」をリリース。デビュー5周年を迎える2018年はアニバーサリー企画として、新作のリリースやライブイベントの開催を5シーズンにわたり展開するプロジェクトを展開中。第1弾アイテムとして3月にB面集「KBB vol.1」と、ミュージックビデオ集「KANA-BOON MOVIE 05 / KB CLIPS ~サナギからもぞもぞ編~」を発表した。