「ヒプマイ」新作EP特集|木島隆一&キスマイ宮田俊哉インタビュー、EPの楽曲提供者コメントも (4/4)

「The Block Party -HOODs-」
楽曲提供者コメント

志磨遼平(ドレスコーズ)

天谷奴零&入間いるま銃兎じゅうと「白と黒」作詞・作曲
※編曲はドレスコーズ。

志磨遼平(ドレスコーズ)

作詞するうえでイメージしたことやこだわりのポイント

「警官」である入間銃兎と「自称・詐欺師」の天谷奴零のコンビということで、2人の対照的な肩書き、あるいは共通する《裏表のある》性格、あるいは警察のイメージカラー……といったもろもろの意味を含めて「白と黒」というテーマで作詞しました。ちなみに楽曲も「2トーン」と呼ばれるジャンルのものです。

完成音源を聴いたときの感想

優勝です。お二人の音楽的な反射神経と表現力の極まりに脱帽いたしました。演奏メンバーもホンモノの2トーンを極める方々をお呼びしております。ぬかりはありません。

プロフィール

志磨遼平(シマリョウヘイ)

1982年3月6日生まれ。和歌山出身のアーティスト、作詞作曲家、文筆家、俳優。毛皮のマリーズを経て、ドレスコーズとして活動中。菅田将暉、ももいろクローバーZらさまざまなアーティストへの楽曲提供を行っている。2018年上演「三文オペラ」では初の音楽監督を担当した。また俳優としてNetflixで配信中の「今際の国のアリスSeason2」などに出演。ドレスコーズは、ニューアルバム「式日散花」を2023年9月13日にリリースし、同年10月には全国ワンマンツアーを開催する。

HAKUEI(PENICILLIN、The Brow Beat 、machine、ライチ☆光クラブ)

アルゴξ楽団(四十物十四)「悪魔の華」作詞・作曲
※編曲はtatsuo。

HAKUEI(PENICILLIN、machine、ライチ☆光クラブ、The Brow Beat)

作詞するうえでイメージしたことやこだわりのポイント

四十物十四さんの気持ちになって心を込めて作りました。

完成音源を聴いたときの感想

自分も歌いたくなりました。

プロフィール

HAKUEI(ハクエイ)

12月16日生まれ。PENICILLIN、The Brow Beat、machine、ライチ☆光クラブのボーカリスト。PENICILLINは2023年7月に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて、30周年を記念した公演「PENICILLIN 30th anniversary tour real final 渋谷公会堂」を行い、成功を収めた。

TOPHAMHAT-KYO(FAKE TYPE.)

飴村乱数&山田三郎「Viva la liberty」作詞・作曲
※作曲はTeddyLoidとの共作。編曲はTeddyLoid。

TOPHAMHAT-KYO(FAKE TYPE.)

作詞するうえでイメージしたことやこだわりのポイント

いつもの「ヒプマイ」の世界とは異なる状況下での楽曲とのことで、少し身構えてしまいましたが、いただいたリクエストと自分なりのエッセンスをミックスして、より楽しく聴いてもらえるような内容を目指しました。

完成音源を聴いたときの感想

お二人とも素晴らしい表現力と声色に感動しました。本楽曲がさらに明るく美しい色合いとなり、ぐっと引き締まったと感じました。そしてTeddyLoidさんとの共作という意外な組み合わせということもあり、いい化学反応が起きてくれたと思ってます。ぜひとも楽しみにしててください。

プロフィール

TOPHAMHAT-KYO(トップハムハットキョウ)

1988年12月24日生まれ、宮城県出身のラッパー、トラックメイカー、音楽プロデューサー。2013年8月に結された音楽ユニット・FAKE TYPE.のメンバー。めいちゃん、Ado、Hey! Say! JUMPなどのアーティストの楽曲の作詞・作曲を手がけている。FAKE TYPE.は2022年11月にメジャー1stアルバム「FAKE SWING」をリリースした。

小出祐介(Base Ball Bear)

神宮寺寂雷&天国獄「Closer」作詞・作曲
※編曲は春野。

小出祐介(Base Ball Bear)

作詞するうえでイメージしたことやこだわりのポイント

寂雷と獄の2人が背負っているもの、抱えているものを想像して作詞しました。資料をインプットして考察・想像する作業に時間をかけたのは、制作が終わってみればやっておいてよかったのですが、考え込んでしまい、春野さんにデモをパスするのがかなり遅くなってしまいました……。時間のない中、素晴らしい編曲を仕上げてくださった春野さんには本当に感謝しています。

歌詞の解釈は皆さまに委ねるとして、自分がこだわったのは内容とパフォーマンスともに「2人が交差する」という点です。

2人の声、言葉、想い、過去と未来、人生が交差するそのステージが目に浮かんでくれたら幸いです。

プロフィール

小出祐介(コイデユウスケ)

1984年12月9日生まれ、東京都出身。2001年に結成されたロックバンド・Base Ball Bearのボーカルギター。アップアップガールズ(仮)、花澤香菜、KinKi Kidsなどのアーティストの楽曲の作詞や作曲を手がけている。2018年、小出によるソロでもバンドでもユニットでもグループでもない新プロジェクト・マテリアルクラブが始動。2021年6月には詩集「いまは僕の目を見て」を発表した。またBase Ball Bearの新曲「Endless Etude」が、2024年公開予定の映画「みなに幸あれ」の主題歌に決定している。

石崎ひゅーい

碧棺あおひつぎ左馬刻さまとき「燐火」作詞・作曲
※編曲はトオミヨウ。

石崎ひゅーい

作詞するうえでイメージしたことやこだわりのポイント

左馬刻が持つ狂気や色気、今回はその裏側にある優しさや哀愁を表現できるような歌を目指しました。
左馬刻の声の魅力をストレートに伝えたいと思い曲中に“語り”を入れました。「ヒプマイ」ファンの皆さま、きっとドキッとすると思いますので、そんな部分にも注目していただきたいです。

完成音源を聴いたときの感想

「燐火」の完成した音源を聴かせていただいたとき、すごくドキドキしました。左馬刻に語りかけられているような気持ちになったからです。浅沼さんの表情豊かな歌声が、左馬刻の色気や哀愁、そしてその奥にある優しさや、儚さを映し出してくれています。「ヒプマイ」ファンの皆様と、このドキドキが共有できたらうれしいなと思っています。よろしくお願いします。

プロフィール

石崎ひゅーい(イシザキヒューイ)

1984年3月7日生まれ、茨城県水戸市出身のシンガーソングライター。2020年11月、菅田将暉へ提供した映画「STAND BY ME ドラえもん 2」の主題歌「虹」が大ヒットを記録する。「アズミ・ハルコは行方不明」や「そらのレストラン」といった映画に出演するなど、俳優としても活躍している。2023年7月にはデビュー10周年記念アルバム「宇宙百景」をリリース。本作を携えて同年9月までツアー「『宇宙百景』リリイベTOUR」を開催中。