ハンブレッダーズ「純異性交遊」 PR

ハンブレッダーズ|言葉で戦えるポップスを求めて

大阪発の4人組ロックバンド、ハンブレッダーズが初の全国流通盤となる1stアルバム「純異性交遊」をリリースした。リード曲の「DAY DREAM BEAT」「ファイナルボーイフレンド」には、スピッツを手がける竹内修がサウンドディレクターとして参加。恋愛や青春を描いたこの2曲を、さらにみずみずしく進化させた。

今回音楽ナタリーではハンブレッダーズのメンバー全員にインタビューを実施。バンドの歩みを結成から振り返りつつ、ライブパフォーマンスで意識していること、アルバム「純異性交遊」制作の舞台裏についてなど、じっくりと話を聞いた。

取材・文 / 田山雄士 撮影 / 渡邉一生

ムツムロアキラ、HYを歌い音楽を知る

──初の全国流通盤「純異性交遊」がリリースされましたが、今はどんな心境ですか?

ムツムロアキラ(Vo, G)

ムツムロアキラ(Vo, G) めっちゃうれしいです。自主制作の1stミニアルバム「RE YOUTH」をリリースしたのが2年くらい前で。アルバムを携えていろんな地域でライブをやっていくうちに支えてくれる人、応援してくれる人がすごく増えたんです。その方々への感謝の意味も込めた作品をやっと出せました。

──ハンブレッダーズの結成は高校の文化祭がきっかけとのことで。

吉野エクスプロージョン(G, Cho) アニメの「けいおん!」を観て、バンドがやりたくなったんですよ。ほんで、中学から一緒やったムツムロに声をかけて。

でらし(B, Cho) 僕だけは当時は知り合いじゃなかったから(※でらしは2016年4月バンドに加入)初ライブは観てないけど、地獄やったらしいですよ(笑)。

──ムツムロさんと吉野さんは中学時代からの仲なんですね。

吉野 ムツムロとは中1のときに同じクラスで、席が隣やったんです。

ムツムロ 中学で初めてできた友達が吉野だったんです。ちなみに木島は小学生のときに塾が一緒で、中学も同じやったけど、高校まで絡むことはなく。

木島(Dr) そうやったな(笑)。

吉野 それで中学の音楽の授業で自由発表みたいな課題があって、ムツムロと一緒にHYの「てがみ」を歌ったんです。ムツムロはそれが音楽の原体験やったらしくて。

ムツムロ HYを歌うっていう課題のおかげで、初めて自分の部屋で音楽を聴いたんです。で、FM802とかラジオにハマって。

4人の共通項は「けいおん!」好き

──新作には音楽に出会ったときの衝撃を歌った「DAY DREAM BEAT」という曲もあるので、もう少し皆さんの音楽との出会いについて聞いていいですか?

木島 僕は中3のときかな。スピッツの「さざなみCD」とストレイテナーの「Little Miss Weekend」を友達から借りたのが音楽との出会いですね。バンドを組んでからは同じ友達にBase Ball Bearを教えてもらって、「(WHAT IS THE)LOVE & POP?」のリリースツアーで初めてZepp Osakaにライブを観に行って。大学入学後ライブハウスに出演し始めて、オリジナル曲をやるようになってからは、ドラム演奏の参考用に聴いていたスピッツにまたのめり込んで。曲の構成の面では赤い公園やパスピエの影響が大きいと思います。

でらし(B, Cho)

でらし 僕は親が車でよく音楽をかけてて。サザンオールスターズや井上陽水さん、ゆず、福山雅治さんとかを流してたんですけど、中でもスピッツはDNAレベルで刷り込まれた感じです。なんか「俺、ロック聴いてるんだぜ」みたいにカッコつけたくなる時期ってあるじゃないですか。ちょうどMP3プレーヤーが流行り出した頃に僕もそういうふうになって、ASIAN KUNG-FU GENERATIONを友達に教えてもらって「バンドってめっちゃええな」と思ったのを覚えてます。で、中学のときに「けいおん!」を観て、バンドがやりたくなった。

──「けいおん!」のシンクロ率がすごい!

ムツムロ 4人共好きなんですよ(笑)。スピッツにしてもそうやし、似てるポイントは多い。

でらし でも環境的にバンドがやりづらくて、やりたかったのにずっとできなかったんですよ。登下校のとき、Dr.DOWNERの「ライジング」を聴きながらうずうずしてた(笑)。

吉野 僕は中学でRADWIMPSとか、ポップな要素のあるJ-ROCKを聴いてたけど、高校の軽音学部の先輩がめちゃ変わった人ばっかやったんで、そのときから洋楽を聴くようになりました。それでThe Strokes、Radiohead、Museを聴いて、途中からプログレにハマって悶々として(笑)。大学に入ってからはパット・メセニーや上原ひろみさんとか、ジャズ、フュージョン系のアーティストが好きになったり。

ムツムロ 吉野はロックバンド界隈になかなかいないタイプのギタリストですよ。独特のフレーズを弾きまくるんで。

──ムツムロさんは?

ハンブレッダーズ

ムツムロ 僕の叔父さんがELLEGARDENが大好きで、ベスト盤「ELLEGARDEN BEST 1999-2008」が発表されたタイミングで聴かせてもらったのが大きいかな。「めっちゃカッコいいな!」と思って、Les Paulを買ったんですよ!

吉野 高2くらいのとき、部室に置いてたらパクられたけど(笑)。

ムツムロ 当時、「ロキノン系」って呼ばれてたようなバンドをよく聴いてて。その界隈に自然と触れてたなー。凛として時雨が好きになって、Les Paulの次は時雨のシグネチャーモデルのギターも買ったもん。白のTelecasterタイプ。影響受けまくりやな(笑)。そのあとにはハヌマーンに惹かれて。「ROCKIN'ON JAPAN」を読んでた頃は、どのバンドも高いステージに立って、お客さんがいっぱいいる中で演奏するもので、別次元の世界にいる人たちだと思ってたんです。でもハヌマーンはもっとお客さんと近い距離でライブをやってて。彼らの存在を知って、「こういうバンドもいるんだ!」と衝撃を受けたんです。歌詞も社会的に地位の低い人のことを歌ってて、それがモロに自分のことのようで。

初ライブ後に「うれしくて泣いちゃったな」

──話を聞いてると、ムツムロさんはギタリスト的な側面も強いんですかね。

ムツムロ あっ、そうですね! 最初のほうは吉野もボーカルを担当してたんで。

吉野 銀杏BOYZのコピーをやるときとか、僕が歌ってました。

ムツムロ そうそう、あんまり分けて考えてなかった。

ハンブレッダーズ

吉野 文化祭も僕がボーカルで、ムツムロはギター。「けいおん!」の曲とELLEGARDENの「Missing」、やったなあ。

ムツムロ クラスの中でもカーストの低い友達がギュッて集まって、盛り上がってくれたんだよね。それは鮮明に覚えてる。終わったあと、うれしくて吉野と泣いちゃったな(笑)。

木島 俺はあまり覚えてへんけど。

ムツムロ 俺と吉野のこと、遠目で俯瞰してる感じだもんな!

でらし その感じ、昔から変わってないんですね(笑)。

ハンブレッダーズ「純異性交遊」
2018年1月17日発売 / ハンブレコード
ハンブレッダーズ「純異性交遊」

[CD]
2000円 / HUMB-001

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収録曲
  1. DAY DREAM BEAT
  2. スクールマジシャンガール(純Mix)
  3. ユーモアセンス
  4. 常識の範疇
  5. フェイクファー(純Mix)
  6. 睡眠至上主義
  7. ファイナルボーイフレンド
  8. 付き合ってないけどお互いに

ハンブレッダーズ「純異性交遊」発売記念ツアー

TOKYO DAY DREAMING NIGHT
2018年3月24日(土)東京都 TSUTAYA O-Crest
出演者ハンブレッダーズ / ナードマグネット
ライフイズユースフル
2018年3月31日(土)大阪府 Shangri-La
出演者ハンブレッダーズ
ハンブレッダーズ
ハンブレッダーズ
2009年、高校の文化祭に出演するため結成。大学進学後も活動を続け、2016年4月にムツムロアキラ(Vo, G)、吉野エクスプロージョン(G, Cho)、木島(Dr)、でらし(B, Cho)の現体制となった。2016年8月に現体制初のシングル「フェイクファー / コントレイルは空に溶けて」、翌2017年2月に2ndシングル「スクールマジシャンガール / 既読無視殺人未遂」を会場限定でリリース。同年8月にはオーディション企画「でれんの!? サマソニ!? 2017」を勝ち抜き、「SUMMER SONIC 2017」への出演を果たした。2018年1月17日に1stアルバム「純異性交遊」を発表。3月31日にはバンドにとって初となるワンマンライブ「ライフイズユースフル」を控えている。