ナタリー PowerPush - HKR

肉食女子のシンデレラストーリー

MCがすっごく苦手(笑)

──楽曲の話に戻りますが、もう一方の「キラリヒカリ」はどんなナンバーですか?

HKR

こっちは最初にトラックをいただいたときに、疾走感から星や宇宙をイメージして。私、落ち込んだり沈んだりしたときに星を見上げることが多いんですよ。だからそういうものを歌詞のテーマにしていきましたね。

──最初に「誰にでも共感してもらえる歌を歌いたい」と言ってましたが、この歌詞も聴く人を限定しない、いろんなシチュエーションで聴ける曲だと思いました。

ありがとうございます。そこは自分でも意識したところで。いろんな人に当てはまりつつ、落ち込んだ気持ちをなぐさめてあげられる歌にしたかったですね。

──今回の2曲は鈴木亜美さんなどを手掛けるサウンドクリエイター・IGODAさんとの共同制作ですが、彼のトラックはビート感の強いトランシーなサウンドが多いですよね。

最初に聴いたときは単純に「音がいっぱいある!」って思いました(笑)。

──そのたくさんの音に歌詞を乗せる作業はスムーズにできましたか?

音数が多くて、歌詞をはめるのはすごく苦労しました。特に最初に書いた「will」はすごく時間がかかって。そこはIGODAさんからアドバイスをもらいながら作っていきました。

──この2曲はすでにライブで歌っているそうですね。HKRさんは今どんなスタイルでライブをしていますか?

気持ちのおもむくまま自由にパフォーマンスしています。でも、もしかしたら同じように見えてしまう曲もあるかもしれないと思っているので、曲数を増やしてその曲その曲をどう見せていくか……というメリハリにも今後力を入れたいです。あと、がんばりたいのはMC。すっごく苦手なんです(笑)。

──今日はすごく面白いですけどね。ありのままを出したらいいのでは?

本当は肉食キャラを出したいんですけど、MCの短い時間だと、それを伝えるのが難しいというか。ついかしこまっちゃうんです(笑)。

今後は過激な歌詞も書いてみたい

HKR

──今後の目標、やってみたいことはありますか?

素直で等身大の歌詞を書いていくっていうのは変わらないですね。いずれ作曲にも挑戦してみたいし。あとMCの練習という意味でもラジオやトークの仕事もしてみたいです。

──リスナーの恋愛相談とかやってみたら盛り上がりそうですよね。私は個人的に、今よりさらにディープな歌詞も見てみたいです(笑)。

ああ(笑)。私もちょっと過激な曲、やってみたいです。ほかのアーティストさんでいうと阿部真央さんの歌詞が好きなんですけど、彼女もけっこう斬り込んだ歌を歌うじゃないですか? それがカッコいいなって思っていて。

──現在24歳ということで、そのくらいの年齢って恋愛のスタイルも本当にさまざまだと思うんですよ。学生時代からの恋愛を続けてる子、結婚した子、危ない恋愛に走った子……とか。かなりバラバラで、そういう友達の話なんかもネタになりそうですよね?

そうですね。友達はすごくいろんな恋愛をしてます。すでに結婚して子供がいる人もいれば、不倫中の子もいるんで(笑)。飲みに行ったりすると、友達のいろんな話を思わずメモしちゃいます。「そのワードいいね! もらった!」みたいな瞬間がけっこうあるんで。自分の恋愛だけじゃなく、みんなの経験をおかずに歌詞を広げていけたら面白そうですね(笑)。

HKR デビューシングル 「キラリヒカリ/Will」 60秒スポット

配信シングル「キラリヒカリ / will」 / 2014年3月19日配信開始 / 500円
「キラリヒカリ / will」
下記サイトにて配信中!
iTunes Store
music.jp
dwango
ミュウモ
レコチョク
収録曲
  1. キラリヒカリ
  2. will
HKR(ヒカリ)
HKR

2007年に開催されたオーディションで6325人の中からファイナリストに選ばれ、学生の頃より都内のストリートやライブハウスで数々のライブを行ってきたシンガー。独自の感性による「積極的な女の子の恋愛」「肉食女子」をテーマにすべての曲の歌詞を制作する。2014年3月19日にアニメ「頭文字D Fifth Stage」挿入歌「CODE:D」など発表している雑食系EDMアーティスト・IGODAのプロデュースによる1stデジタルシングル「キラリヒカリ / will」をリリースした。