HIROOMI TOSAKA「SUPERMOON」 PR

HIROOMI TOSAKA(登坂広臣 / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)|「月」と「紺青の拳」の物語が重なり合うとき

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのボーカリスト、登坂広臣(HIROOMI TOSAKA)のニューシングル「SUPERMOON」が4月10日にリリースされた。

「SUPERMOON」は4月12日公開の劇場版「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」の主題歌として書き下ろされた「BLUE SAPPHIRE」などを収録したシングル。2017年にデジタルシングル「WASTED LOVE」をリリースして以来、登坂が「月」をモチーフに描いてきた世界観とリンクする「BLUE SAPPHIRE」は、登坂のファンのみならず国内外のコナンファンからも注目を集めている。

音楽ナタリーでは「SUPERMOON」の魅力を紐解くべく、登坂にインタビューを実施。登坂いわくオファーが来たときに「運命めいたものを感じた」という「BLUE SAPPHIRE」はもちろん、昨年8月発売のコンプリートアルバム「FULL MOON」の表題曲より一歩踏み込んだ世界観の「SUPERMOON」、“HIROOMI TOSAKA”の将来のビジョンには欠かせない曲になりそうな「UNDER THE MOONLIGHT」といったシングル収録曲に込めた思いについて語った。また登坂をはじめ日本の音楽シーンの最前線にいるアーティストたちが疑問に思う、日本の音楽イベント事情についての興味深い話も聞かせてくれた。

取材・文 / 清本千尋 撮影 / 草場雄介

「BLUE SAPPHIRE」だけが点としてあるのはもったいない

HIROOMI TOSAKA

──2017年7月にデジタルシングル「WASTED LOVE」をリリースして、登坂さんのソロプロジェクトは始動しました。その後「DIAMOND SUNSET」「LUXE」のデジタルリリースを経て、8月に自身初のコンプリートアルバム「FULL MOON」を発表。ソロアリーナツアーも行いましたね。ソロの活動で表現したかったことやテーマを教えてください。

僕のソロプロジェクトはAfrojackと一緒に楽曲制作をするところから始まっていて、アルバムを作ることが決まってからは彼が暮らすアムステルダムに僕が足を運んで作業を進めていきました。本格的な始動にあたって自分の作品に何か1つモチーフやテーマを決められればと思っていて、それが「月」だったんです。

──これまで発表した作品のジャケットにも月がシンボルとして描かれていますよね。なぜそれが月だったんでしょうか。

月は新月、三日月、半月、満月と日々いろんな形に変わっていきますよね。自分も月の満ち欠けのようにどんどん変化していくものを表現できたらなというところがまず1つ。もう1つは身近な人たちからよく「臣は太陽と月だったら月っぽいよね」と言われていて、それに自分自身しっくりきていたからです。アルバムとツアーのタイトルは「FULL MOON」でしたけど、ある種ここで1つの集大成だったんですよね。

──ソロの第1章が完結といったところでしょうか。

完結というか、一区切りみたいな感じですね。今後のプラン、こうなっていきたいという理想像みたいなものはざっくりですけど数年先まで考えていて。2018年、三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーはソロでの活動も多かったですけど、今年2019年はまた7人が集結して大きく動いていこうと決めていたので、自分のソロプロジェクトとしては一度「FULL MOON」で一区切りを付けて、今年はグループとしての活動に専念していこうと思っていたんです。でもツアー中に劇場版「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」の主題歌のお話をいただいて。主題歌の「BLUE SAPPHIRE」1曲だけを配信リリースするということもできたんですけど、僕の活動の中にこの曲だけが点としてあるのはもったいないなと思ったんですよね。

──なるほど。それで新たに「SUPERMOON」という冠を付けて、リリースすることにしたんですね。

はい。「FULL MOON」を経て、よりディープになった「SUPERMOON」という新しいプロジェクトとして発表したほうがいいなと思ったので。「BLUE SAPPHIRE」をリード曲に据えつつ、この先で僕がやっていきたいプロジェクトに向けた楽曲を「SUPERMOON」に収録して発表させていただくことにしました。

想定外のコナン主題歌が将来への布石に

──ここからは「SUPERMOON」の収録曲についてお話を聞かせてください。劇場版「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」の主題歌のお話がツアー中にあったとお話しいただきましたけれど、ツアーの中で上映されていたショートムービーの中で登坂さんは宝石を盗んでいますよね。このムービーを撮ったのはコナン主題歌の話がある前だと思いますが、「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」は「紺青の拳」と呼ばれる宝石・ブルーサファイアを巡るストーリーですし、今作の主役の1人でもある怪盗キッドは「月下の奇術師」という異名もある人気キャラクターということもあって、まさに登坂さんが描いてきたストーリーとコナンの映画のストーリーがリンクしているなと思いました。

そうなんですよね。主題歌書き下ろしの依頼をいただいて脚本を読んだときにツアーの映像とコナンの映画の内容があまりにもリンクしすぎていて、運命めいたものを感じました。そもそもツアーの映像がそこだけで終わってしまうものではなく、その先に続くものにしたいなと思っていました。例えば10年後に、ずっと応援してくれていたファンの方が「あ、これは10年前の『FULL MOON』ツアーから続いていた話だったんだ」と伏線を回収できるみたいな。自分の活動の1つひとつが、未来につながっていくようにしたかったんです。僕のプランの中でコナンの映画主題歌のお話はイレギュラーなことでもあったんですけど、将来への布石として打っておくべきだと思えた。今後も続いていく物語にとって、大事なものになったと思います。

──「BLUE SAPPHIRE」は異国感を感じさせるラテンテイストのサウンドが特徴ですよね。映画サイドからのリクエストがあって書き下ろした楽曲なんですか?

疾走感やビート感があって映画の物語を盛り上げられる曲、覚えやすいサビやフレーズ、キーワードが入った曲、そして異国感を感じる曲という大きく言うと3つのリクエストがありました。コナンの制作チームに数曲提出して、その中から選んでいただいたのがこの「BLUE SAPPHIRE」です。トラックの雰囲気や歌詞の世界観からきっとこの曲を選んでもらったんだと思いますが、僕らがこの曲に込めた意図を汲み取っていただけてうれしかったです。予告編映像で実際にアニメーションと一緒になったものを観たら、やっぱりこの曲が選ばれてよかったなと思いました。