目指す未来が描かれた、2年目の新曲「夢のあとさき」
──このインタビューが公開される頃には、11月15日の結成1周年記念ライブ「HAPPY CREATORS 1st Anniversary Live -はっぴー創造記念日!-」も終了しています(※取材は1周年ライブ直前に実施)。
逢川 大手町三井ホールという本当に大きな会場でのワンマンライブなので、そこが埋まるのかなという不安も正直あるんですけど、現時点ではメンバー7人のこの1年間の集大成をファンの人に見せられたらいいなって、すごく前向きな気持ちでいます。それに加えて、「これからのハピクリ、どうなるんだろう?」って2年目にも期待してもらえるような1日にしたいです。
松本 夏の全国ツアーのファイナルでは、今までがんばってきたものすべてを出し切ることが目標だったんですけど、今回はそれに加えて7人の魅力的な個性をしっかり伝えることも意識してステージに立ちたいです(参照:【ライブレポート】HAPPY CREATORS、駆け抜けた1年間を詰め込んだワンマンライブ経て2年目へ)。
──その結成1周年記念ライブ当日には、「夢のあとさき」「青春応援団のテーマ」という未発表の新曲を初披露する予定です。2曲とも、めちゃくちゃいい曲じゃないですか。
一同 ありがとうございます!
──アルバム「make happy」を経たからこそ表現できた、バラエティに富んだ2曲だと思いました。まずはエモーショナルさが際立つ「夢のあとさき」について。この曲を聴いたとき、皆さんはどう感じましたか?
橘 「夢のあとさき」の歌詞には、この1年を通して感じた私たちの心境が混ざっていて。この1年は「毎日ずっと幸せでした、元気に過ごせました」というわけではなかったですし、そうした苦難や壁も経験したからこその素直な気持ちや、そこを踏まえた1年を通しての感謝をまっすぐ伝えられる楽曲になっているかなと思います。
楠森 初めて聴いたときは本当に1周年にぴったりな曲だなと思いましたし、「すごく大きな会場で、たくさんの人の前で歌ったら最高だろうな」っていう絵も浮かんできました。ただ、キーが高いので、そこはレコーディングで苦戦しました。
夏目 私も最初にデモを聴いたときは、瞬時に感想が出てこないくらい感動してしまって。「ここに自分たちの声が入ったら、さらにいい曲になるね」ってメンバーみんなと話すぐらい、周年にぴったりな曲だと思ったので、1周年ライブで初披露したあとのファンのみんなの反応が気になります。
橘 この曲は「ライムライト」から引き続きsabioさんに作っていただいたんですけど、「ライムライト」と同様に「私たちが目指している未来や夢はここなんだよ」と示せる曲になっているので、「夢のあとさき」も同じように愛してもらえたらうれしいです。
──ライブのクライマックスで聴いたら、胸が熱くなりそうですよね。
逢川 歌う側も胸が熱くなるので、初披露のときにどんな気持ちになるのか今から楽しみです。
けんたあろは提供、明るくハッピー届ける「青春応援団のテーマ」
──「青春応援団のテーマ」はけんたあろはさん作詞作曲による、なかなかクセの強い1曲です。
小鈴 この曲、歌詞がすごく面白くて。「ぼーっとしちゃうこと才能です」とか「周りが見れないこと才能です」とか、普段才能だと思わないことを才能だと言っていて、誰でも才能を持っているんだよって肯定してくれるところがすごく好き。本当に応援団みたいに元気をくれる曲なんです。
七瀬 今までのハピクリの振付は、ハートを作ったり、ポップでかわいらしいポーズが多く含まれてましたけど、この曲は応援団みたいな動きを取り入れているんですよ。それを7人という大人数ですることで、より応援している感が伝わるんじゃないかと思います。
夏目 そういう意味では、2年目に入ったことで今までとは見せ方が変わってくる曲になりそうです。
──パートごとにテンポや曲調がどんどん変わっていくアレンジも印象的ですが、歌うのがなかなか難しそうですよね。
松本 はい。今までもレコーディングでは音程やテンポを合わせることに必死でしたけど、この曲はそれとはまた違って、いろんな歌い方が求められるんです。「イタレリツクセリがんばるぞい」のところはいろんな歌い方に挑戦して、何テイクも録りました。
逢川 私は、この曲を聴いてくれる人のことを応援できるようにと、明るくハッピーな気持ちを歌声に乗せられるよう意識してレコーディングしました。なので、これからライブで披露するときは、皆さんがどんなに悲しい気持ちでもハッピーにしてあげられるようにがんばりたいです。
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アイドル2年生のハピクリが目指す“ハッピーの届け方”





