7人の「フレンドリーム」じゃなきゃダメ

──シングルのカップリング曲についても聞かせてください。「はちみつロケット ～黄金の七人～」の通常盤に収められる「フレンドリーム」は以前からライブで披露してきた、友情を歌った曲です。

雨宮　「フレンドリーム」は、はちロケにとってのアンセムですね。ファンの人たちにもそう思っててほしいです。

森　アンコールにふさわしい曲だね。この曲は1年前、2月4日の原宿アストロホールでのワンマンライブで初披露しました。

雨宮　そのときに希望が湧いてきたと言うか、ファンの人に「すごくいい曲もらえたね」と言ってもらえた曲なので、シングルのカップリングに入ると聞いたときはうれしかったです。

──はちロケには「WARE-WARE-WA」のような王道から外れた曲を歌うグループというイメージがあったのですが、「フレンドリーム」を聴いてその印象が変わりました。

森　初の王道曲ですね。「フレンドリーム」はこれからも大事にしていきたい曲です。

澪風　歌詞に共感する部分も多いよね。

森　去年の夏に公野が腰を痛めちゃって、6人で活動していた時期があったんですよ。「フレンドリーム」の「このメンバーでよかったと心から思う」という公野のパートを私が歌ってて、「やっぱり公ちゃんがいなきゃダメだな」と思いました。

公野　なんか照れちゃいますね（笑）。

華山　7人の「フレンドリーム」じゃなきゃダメなんですよ。

──「おかしなわたしとはちみつのきみ」にはその「フレンドリーム」とは対照的で、底抜けに明るい「バカイズム」という曲がカップリングとして収録されます。

森　この曲はもう、ヤバいですよ！

澪風　歌詞に「踊る君に見てる君　同じ君なら踊らにゃ 損So損　So損」ってあるように、ライブではお客さんにも踊ってもらいたいです。

──まだライブでは披露していないんですよね？（取材は2月中旬に実施）

塚本　はい。皆さんの反応が楽しみです。聴いた瞬間に「ここにコール入れよう！」って思うはずです。

──キャッチーなメロディもさることながら、頭のネジを外したような歌詞のインパクトが強いです。

森　「もう面倒なことはブラックホールに 全部ポイしちゃってオーケー」とかすごくはちロケっぽいですよね。

国立のステージに自分たちの力で

──メジャーデビューしていろいろと活動の幅が広がると思いますが、今後の目標ややってみたいことなどはありますか？

雨宮　グループとしてはまず地上波のテレビ番組でレギュラーを持ちたいという目標があります。今はUstreamで毎週水曜日に番組をやらせていただいているんですけど、そこで学んだことを生かして私たちのキャラクターをたくさんの人に知ってもらえたらなって。

──地上波に冠番組を持ちたいということですか？

雨宮　そうです。深夜枠で。

森　できればゴールデンがいいですけど（笑）。

──番組を持てるとしたら、どんな企画をやってみたいですか？

森　食べ歩きとかしてみたい。

塚本　私は日本一をどんどん制覇していきたいです。日本一長いジェットコースターとか、日本一長い川とか。あとゲームもやりたい。

澪風　それな！ 体張ったゲームをやってみたいです。

──バラエティ的なことに挑戦したいと。

雨宮　そういうことに挑戦することで、1人ひとりのキャラクターが伝わりやすくなるじゃないですか。だからなんでもやりたいです。

──なるほど。ほかに目標や夢はありますか？

公野　私ははちロケで日本武道館のステージに立ちたいです。ステージ上から満席になった会場の景色を見たいなって。

華山　ももクロさんのバックダンサーとして国立競技場のステージに立ったのがグループの活動の始まりなので、私は改修後の新国立競技場に自分たちの力で立ちたいです。