結南ゆなはしっかりした一面もある赤ちゃん
──結南さんに対しての印象はいかがでしょう?
瀬乃 オーディションのときは「あまりしゃべらない子なのかな」「一匹狼っぽいかも」という印象を持っていたました。でも、ゆなちゃんも愉快な子で、とにかくおしゃべりなんです(笑)。塩おむすびやポテトチップスしか食べないという偏食な一面もあって、知れば知るほど不思議な魅力を持っている子だなと思います。
──食べものに対して、何かこだわりがあるんですか?
結南 こだわりというより、好きな食べ物以外を食べようと思わないんですよ。ハンバーグも食べたことがないくらいで(笑)、新しいものに挑戦しようという気持ちもなくて。好きな食べ物だけで満足しているから、食に新しい発見を求めていないんです。冒険家な性格ではあるんですけど、ごはんに関しては今のままで十分。先祖代々偏食の家系で(笑)。小さい頃から「それぞれ食べたいものを食べる」という家庭環境で育ってきたので、自然とこうなりました。
彩菜 最初はクールな子だと思っていたんですけど、一緒に過ごしていると全部がかわいいんです。無意識に母性をくすぐられるというか、心臓を鷲づかみにされる感じ(笑)。
──狙ってそうしているわけではないんですよね?
結南 はい。最年少なので、みんなに甘やかされています(笑)。今までこんなにお世話をしてもらったことがないので、びっくりしています。
瑞野 オーディションのときに「僕らのプラネット」の音程を教えたら、そのまま完璧に歌っていて「すごい!」と思ったのが最初の印象です。年下で本当にかわいい存在で、怒ると唇を突き出すんです。それがとにかくかわいくて、つい意地悪してちょっかいを出しちゃいます(笑)。
結南 ひよちゃんが毎日ちょっかいかけてくるんです。私の大きなリボンを「バカリボン」って呼んでくるんですよ。私はひよちゃんのほうが“バブちゃん”だと思うんですけど……。
瑞野 それは本当に意味わからない(笑)。でもかわいいから許しちゃいます。
水瀬 基本は赤ちゃんみたいなイメージなんですけど、意外とホラー耐性が強い一面があったりして。今度私に海外の怖いホラー映画を見せてくれるらしいので、楽しみにしてます。
櫻衣 サインも独特なんですよ。まるで幼稚園児の落書きみたいなうさぎのイラストで(笑)。かと思えば、美容の知識が豊富だったり、赤ちゃんっぽい一面としっかりした一面が同居していて、本当に不思議です。
──ユニークなキャラクターを持った2人が加入したことで、グループの雰囲気がいい意味で変わってきているように感じます。
瀬乃 2人が入ってくれたことで、レッスン中にふっと和む時間が生まれたり、今までになかった空気が流れたりすることがあります。不思議で面白い空気を運んでくれていますね。
ライブでこそ楽しめる新曲「サイダーチューン」
──新体制お披露目ライブでは新曲「サイダーチューン」が披露されました。ライブ映えする楽曲で、従来のフューチャーサイダーの楽曲とはまた違った勢いを感じます。
彩菜 「サイダーチューン」は7人体制になって初めての楽曲で。Aメロ、Bメロ、サビと、それぞれのパートが全然違う曲のようで、“いいとこ取り”をした宝箱みたいな1曲です。ライブでファンの方と一緒に盛り上がれる曲でもあると思います。あと今回はデビュー以来初めて、いつもと違う先生に振付をお願いしたんです。だから振りの雰囲気やフォーメーションの付け方がこれまでと違っていて新鮮でした。
櫻衣 作詞作曲は「ダダダダッシュ!」や「愛 愛 I love you!」を手がけてくださったMUTEKI DEAD SNAKEさんで、今まで以上にライブ映えする楽曲に仕上がっていると思います。ぜひライブハウスで爆音で聴いてほしい。初めて聴いた人でも自然と体を動かせるような、ライブでこそ楽しめる曲です。
──新メンバーの2人にとっては加入して初めての楽曲になります。
二葉 新体制初の楽曲ながら、すごくファンキーで楽しい曲だなと思いました。ほかのグループさんだと、こういうタイミングで決意を歌ったエモ寄りの曲を出すことが多いと思うんですけど、楽しく盛り上がれる曲を最初にいただけて本当にうれしいです。アイドルソングの中でも特にこういう楽曲が好きなので、フューチャーサイダーでの始まりの曲が「サイダーチューン」でよかったなと思います。
結南 加入が決まってすぐにデモ音源をいただいたんですけど、フューチャーサイダーと言えばエモい曲という印象があったので、それを想像しながら再生したら、いきなり「We're フューチャーサイダー!」って勢いよく曲が始まって(笑)。家族と一緒に聴いていたんですが、全員が目を丸くしてました。でもメンバーの歌声が入った音源を聴いたときに「これは楽しい曲になる!」と確信しましたし、ライブでファンの方が喜んでくださったのもうれしかったです。
節目の3周年ライブで見せる“7人の未来”
──10月20日には神田明神ホールでデビュー3周年記念ライブが開催されます。節目の3周年を迎えるにあたり、今どんな思いを抱いていますか?
瀬乃 改めて振り返ると、本当に毎日が目まぐるしくて、挑戦や出会い、別れなどいろんなことが詰まった3年でした。あっという間でしたが、その中でフューチャーサイダーという名前を確実にアイドルシーンに残してこられたんじゃないかなと思っています。だからこそ3周年ライブではこれまでの集大成をしっかりと見せつつ、7人体制でのフューチャーサイダーの未来も提示できたらと思っています。この3年間は本当に青春そのもので、5人で活動が始まったあとメンバーが抜けたり、新しい仲間が加わったり……そのすべての日々において全力で青春していたなと感じます。ファンの皆さんや関係者の方々と一緒に作り上げてきた3年間の成果を、周年ライブで思いきりぶつけたいです。
──11月24日の愛知公演を皮切りに東名阪ツアーも行われます。今年2回目のツアーということで、各地のファンに会える機会も増えていますね。
水瀬 今回のツアーは初めて冬の時期に開催されるんです。3年間活動してきて、各地で待ってくださるファンの方がどんどん増えていることを実感しています。ツアーを重ねるごとに新しい出会いが広がっていくのが本当にうれしくて、今年もその輪をもっと大きくしていきたいです。
瀬乃 春のツアーから夏にかけて遠征が増えて、特に関西はお客さんの盛り上がり方の圧がすごくて驚きました。声の大きさや熱量、「盛り上げていくぞ」という気持ちがこちらにグッと伝わってきたんです。東京でのライブとはまた違う雰囲気を感じられるので、ツアーでしか味わえない楽しさがあると思います。
水瀬 前回のツアーで初めて出会った方が、「次に会えるのを楽しみにしています」と言ってくださっていて。その声に応えられるのがうれしいですし、私自身もワクワクしています。
公演情報
フューチャーサイダー3周年記念ワンマンライブ~はしゃげ!ちゃの仲間たち!~
- 2025年10月20日(月)東京都 神田明神ホール
フューチャーサイダー 東名阪ツアー
- 2025年11月24日(月・振休)愛知県 X-HALL -ZEN-
- 2025年12月20日(土)大阪府 OSAKA RUIDO
- 2026年1月25日(日)東京都 Spotify O-WEST
プロフィール
フューチャーサイダー
数多くのアイドルイベントを制作するッスッゴイが2022年に立ち上げたアイドルグループ。「キミのありふれた日常に、青春を、今。」をキーワードに掲げて活動している。2024年4月に東京・新宿BLAZEで3rdワンマンライブ、2025年3月に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)で4thワンマンライブを開催。2025年8月より二葉まゆ、結南ゆなを新メンバーに迎えて7人体制で活動している。