Feat. ソニーミュージックオーディション|6組の個性派ファイナリスト座談会

あさぎーにょ×KID CROW×SUKISHA 座談会

左からKID CROW、あさぎーにょ、SUKISHA。

いろんな人がいる不思議なオーディション

──最初に普段の活動内容やオーディションを受けた理由を1人ずつ教えてください。

あさぎーにょ YouTubeをホームに、“へんてこポップ”をテーマにした映像を配信しています。もともと曲だけをアップしていたんですけど、やっていくうちに編集が好きになって、今は映像クリエイターとしても活動しています。今よりももっとスケールの大きいことをやりたかったのと、もともとトレンドを生んだり、みんながびっくりするような作品を作ったりしたいと思っていたので、今回このオーディションを受けました。こうやって取り上げていただけることでより“バズ”を生みやすい環境になりますし。

SUKISHA

SUKISHA 僕は自分が何者かを強いて言うなら“無職”ですね(笑)。ニートです。基本的に家でずっと音楽を作ってるか、ゲームをしたり、マンガを読んだりして生活しています。

──SUKISHAさんは映像を作ったり、生配信を行ったりするわけではなくひたすら作曲していて、ファイナリスト6組の中で一番音楽を作ることに特化していますよね。

SUKISHA 6組の中で一番前時代的な人間ですね。それぞれ違うやり方で音楽トレンドを作ろうとしている人たちがいて不思議なオーディションですが、「自分には曲しか作れねえ」と思ってやっています。僕はライブハウスやクラブにもあまり行かないタイプの人間で、前に「4分半のマジック(4 and half minutes Magic)」という曲をネットにアップしてそこそこバズったときに、「ネットで活動していくならこういうオーディションが合ってるんじゃないの?」と友達に言われてこのオーディションを受けました。

KID CROW

KID CROW 僕はファイナリストの中で唯一のラッパーで、やりたいことは総合芸術です。普段はデザイナーやマーケッターとして広告代理店で働いています。

──ラップを始めたきっかけはなんだったんですか?

KID CROW アメリカに住んでいたときに友達にラッパーがいて、その人の影響でフリースタイルラップを始めました。アメリカで音の作り方などを学んで、今年の頭から日本で本格的に活動しています。このオーディションについては音楽シーンの中でストリーミングサービスやインターネットの存在が大きくなっていることを意識した企画で面白いなと感じて、気軽に応募しました。

ワクワクをたくさんの人に届けたい

──このオーディションは音楽トレンドを作り出すことを競う企画ですが、普段からバズることを意識して活動していますか?

SUKISHA 僕の曲がバズったのは偶然で。現在はいろいろと模索している段階で、全然うまくいってないと思っています。バズることについては夜中出社集団が一番うまいんじゃないですか。

あさぎーにょ

あさぎーにょ 私は音楽や映像を作るときにはトレンドやバズることを考えていなくて。作るときは自分のワクワクを形にすることを優先させて、作品を届けるときにたくさんの人に見てもらえるように試行錯誤しています。

SUKISHA あさぎーにょちゃんはユーザーが何を求めているかわかるから、ワクワクをみんなと共有できるんですよね。行動力もあるし、なんてたってYouTubeチャンネルの登録者数が25万人もいるし。

KID CROW 「投げキッス運動」の動画はどれくらいバズったんですか?

あさぎーにょ 正確な数字は出してないんです。「投げキッス運動」は「TikTok」に投稿した作品なんですけど、それが今までで一番バズったもので。唯一最初からバズを生むことを意識して作った作品ですね。

──KID CROWさんはアーティストと言うより、マーケッターの視点でバズらせることを研究していそうですね。

KID CROW そうですね。バズを起こすことによってたくさんの人に影響を与えられて、自分の評価も上がるし。でも今の活動ではバズることについてそんなに意識していなくて、自分が作りたいものを貪欲に作っています。