「第40回ABCお笑いグランプリ」 PR

第40回ABCお笑いグランプリ|お笑い好き著名人と芸人たちが優勝予想

若手芸人の登竜門として歴史あるお笑いコンテスト「ABCお笑いグランプリ」。その第40回大会の決勝が7月21日(日)に大阪・ABCテレビで生放送されるほか、GYAO!でも全国にライブ配信される。昨年の2018年大会ではファイヤーサンダーが、その前年2017年には霜降り明星が優勝して飛躍への足がかりとした。今年の決勝では、最終予選を勝ち上がった12組(エンペラー、カベポスター、コウテイ、さや香、シティホテル3号室、そいつどいつ、田津原理音、トンツカタン、ネイビーズアフロ、宮下草薙、四千頭身、ラフレクラン)がA・B・C3つのブロックに分かれ、各ブロックの勝者がチャンピオンの座と優勝賞金100万円を狙う。

お笑いナタリーでは決勝を前に、お笑い好き著名人と芸人たちに今大会の優勝予想や要注目コンビの解説を寄稿してもらった。そのメンバーは、昨年「M-1グランプリ2018」の決勝を前にしたお笑いナタリーの特集で霜降り明星の優勝を予想し、三連単すべてを的中させたDJ KOO、2016年にこの大会で決勝進出経験のある馬鹿よ貴方は・新道竜巳、お笑いライブにも頻繁に通うモデル・MCのまつきりな、関西在住の雑誌ライター・インタビュアーの鈴木淳史氏、この大会で2015年に優勝したGAG・宮戸洋行の5名だ。彼らから寄せられた芸人愛溢れる声に目を通して、決勝へ期待感を高めてほしい。

取材・構成 / 成田邦洋

DJ KOO

DJ KOO

優勝予想

宮下草薙

要注目

コウテイ

今の彼らはイイ波にノッてます!!

ABCお笑いグランプリ!! 第40回大会開催おめでとうございます!! ダウンタウン、ナインティナイン、ますだおかだ、フットボールアワー!! 日本のお笑い界を背負う超ウルトラな方々を輩出してきたこの大会!! 以前からずっと注目しておりました!!

その第40代王者を決めるに相応しいこの度の決勝進出の皆さん!! かなりのハイレベルな激戦になりますよね!! 色々生意気なことを語ってしまうと思いますが、お笑い愛を持って書かせて頂きますのでよろしくお願いします!

今大会、決勝に勝ち上がってきたメンバーは正統派、新感覚、個性派、変態、それぞれに笑いのベクトルが突き抜けていて、既に仕上がってるネタを持っているのでファーストステージから熾烈な争いになると思います。正直、今回この予想コメントを辞退させてもらおうかと思う程難しくスゴい大会!!

しかしながら!! 今回僕の予想は、コウテイ、トンツカタン、宮下草薙、四千頭身の四つ巴になると思います。その中でも自分の見方は二つ!!

宮下草薙、四千頭身→ネタの安定感と笑いどころ、間、計算された会話と抜群のワードチョイス!! 流れの中で展開していくストーリーは面白さを増幅してオーディエンスを引き込んでいく、ネタのブレがないので確実に笑いをとり、その空間にハマッて優位な戦いを演じてくれるでしょう!!

そしてコウテイ、トンツカタン→爆発力と勢い、テンポ感でグイグイ盛り上げていく予想不可能なネタ構成、笑いの数とギャグの連発は終始面白い。特にコウテイのスタイルは両方がボケながらも切り返しの早い立体的な真骨頂、トンツカタンのあり得ない設定から予測外にたたみ掛けていくコントも見事過ぎます。

なので個性派揃いの仕上がりの中で今回は正統派のカベポスター、さや香(王道な漫才とても好きなんですけど)は若干不利なのかなと……。実際、つかみ、キャラ、笑いの数、ギャグ、独創性、各々がハイレベルな技と個性を持つこの4強、ファーストステージのブロック分けの情報が無い時点でどうなるかホントわからない!!

そんな中、悩んだ末選んだ本命は!! 宮下草薙です!! 番組でご一緒したことがあるのですが、やはり今の彼らはイイ波にノッてます!! そして草薙さんのネガティブキャラが発する威力!! あの口調から予想だにしない妄想展開に巻き込まれたら笑うしかありません!!

ただ!! コワいのはコウテイ!! ファイナルステージでノッて来た時の2人の合わせ技は最強かも、ギャグの多さでは今大会ナンバーワンだと思うし、お笑いの2次攻撃みたいな切り返し、立体的な迫力は他を圧倒してると思います!! こういった芸人さんがタイトルを獲ったら色々変わるのかなぁって期待(偉そうな言い方でスミマセン)です!!

そして、トンツカタン、四千頭身の常に笑いのあるスリーピース攻撃は確実に上位にくい込んで来る!! 正直、予想がハズレても悔いない今大会!! この熾烈な第40代王者の激戦を腹を抱えて楽しませていただきます!! ABCお笑いグランプリ!! マジ半端ない!! 関西から日本を制覇する大爆笑に心からエールをおくります!! 超最KOOです!!

DJ KOO(ディージェーコー)
TRFのリーダー、DJ、日本屈指の盛り上げ番長。トータルCDセールスは2100万枚を超え、多くの人に今なお愛され続けている。現在はTRFの活動と共に「日本を元気に!笑顔に!」をモットーに、盆踊りとDJを融合させた“進化型お祭りエンタテインメント”で話題を集めている。日本伝統芸能の世界発信を目指すお祭りエンタメユニット・UKOON(ウコーン)を結成し、精力的に活動中。
新道竜巳

新道竜巳

優勝予想

ネイビーズアフロ

要注目

宮下草薙、コウテイ

言葉の応酬が芸術的なプロの漫才

「ABCお笑いグランプリ」といえば最先端のお笑い番組という印象があります。これまでは大阪のみの放送だったので、なかなか拝見することはできなかったのですが、毎年話題になり、決勝の人選は知名度無視の、今最先端のお笑いをやっている芸人さんが選ばれているイメージが強くあります。人選にセンスがよく毎年決勝発表でしびれております。

現在の笑いはツッコミフレーズに重きをおいた漫才やコント、男女コンビで女性メインをしたネタ、配役と関係性をしっかり見せた演劇風のコントが増えており。これからはジワジワと「シンプルにしっかりとしたボケに比重を置いて、シンプルにツッコむ形のネタ」と女性コンビが、また注目されつつあるように感じます。最近のお笑いはレベルが高いと言われる中、インターネットの普及により構成の露出、選択肢の自由化が進んでおります。このイベントをきっかけに新たなる歴史の始まりが見られるのかと思うとわくわくします。

エンペラー。漫才もコントもこなす技巧派。ネタ中にエキサイトする演出がブランドとしてあり、見てる側の心を揺さぶられ、気づいたら世界観のとりこになってしまう。

カベポスター。昨年の「M-1グランプリ2018」で、素朴な立ち振る舞いから予想もできないツッコミの切れ味で驚異のウケをとったにも関わらず、3回戦敗退という悔しい思いをしたコンビです。雪辱を果たせるのか。

コウテイ。昨年の「M-1グランプリ2018」から徐々に注目されつつあり、その評判は東京までも届いてきている。独自の客いじり、ダジャレ、相方との距離感、フレーズ、初見では受け止めきれない情報量で、これからのお笑いの文化を揺さぶるほどの存在です。ネタの形式がどうしても評価基準から外れやすく、初めて観た人からすると嫌悪感すら起こる可能性がある中、芸人のリスペクトは高く、自分はそのリスペクトする一人でもあるので、どのように評価をされるのか注目しています。

さや香。「M-1グランプリ2017」で決勝進出から存在を世に広め、キャラクターハイテンション漫才の申し子と言っても過言ではないうえに、ルックスにも定評があり見栄え内容共に申し分のないコンビです。

シティホテル3号室。渋めのコント師という印象です。派手なパフォーマンスや突飛なキャラクターは登場しませんが、しっかりとした大人のコントで芸人ファンもいます。

そいつどいつ。人間ドラマがよく描かれており、人間の心理をピックアップしてくだらなく描かせたら孤高なる存在。そして最後、少しの癒しもアクセントになっている。

田津原理音。今回唯一のピン芸人、「R-1ぐらんぷり2019」では準決勝まで進まれました。いそうでいない発想力、表現力を武器に「生野区住みます芸人」として伝説を残せるのか。

トンツカタン。構成、配役、申し分ないコントで、ファンも多い。発想力が素晴らしくいつも魅了されてしまいます。コント師の見本とでも言っていいぐらいの存在です。

ネイビーズアフロ。スピード感と安定感が武器で、言葉の応酬は芸術的でもあり、言葉が多いのに心地よく聞きやすく声質もよい。これがプロの漫才なのかと思ってしまいます。

宮下草薙。あの漫才のキャラクターは孤高で引き込まれてしまう。草薙さんの喋り方も昨年に比べてナチュラルになってテンポも良くなって見やすくなってきているので、関西でどのぐらいの評価をされるのか注目しています。テレビ露出も多くなり、認知度が高くなっていた中、昨年の「M-1グランプリ2018」の3回戦ではトップウケなのに敗退し、その悔しい気持ちをここで晴らすことができるのか。

四千頭身。3人漫才のパイオニアになりつつあるグループです。年齢が若く、芸歴、経験が短いのに、10年以上のキャリアかと思わせるぐらいの面白さと、言葉の運びの心地よさがあります。

ラフレクラン。今年3年連続の決勝進出で期待のおけるコンビです。見た目に華があり、タレント的と思わせておいて、ネタに抜かりがないです。期待してます。

どの芸人さんも最高の魅力があるので選びきれませんが、どのネタをやるのか、予選の情報もまったくない中、完全なる勘だけに頼ります。優勝予想は、安定感と心地よさ、そしてボケに比重を置いてシンプルにツッコむネタの運び、ネイビーズアフロとさせていただきます。

新道竜巳(シンドウタツミ)
1977年4月15日生まれ、千葉県出身。平井“ファラオ”光と共に馬鹿よ貴方はとして活動中。2016年の「第37回ABCお笑いグランプリ」で決勝に進出した。
まつきりな

まつきりな

優勝予想

さや香

要注目

ラフレクラン

暴走していく顔と動きがクセになる

今回、ギリギリまで悩みに悩んだ結果、「優勝しそうなコンビ」にさや香を選ばせてもらいました。若手と言われている方々の漫才で個人的にさや香はずば抜けていると思っています。序盤のトークからリアクション、あぁ漫才を観ている!という感じ。勢いだけじゃなく安定感がすごい。見た目がスタイリッシュな2人ですが、ボケの新山さんの顔と動きが暴走していく感じがとてもクセになります。さや香の持ってるオーラ、光る物がすごいです。

個人的な推しはラフレクラン。ボケのきょんさんのキャラは一度観たら忘れられません。なんだろう。誰も嫌な気持ちにならない素がヤバイ感じ(笑)。元アナウンサーであるツッコミの西村さんとのバランスが絶妙。ラフレクランって子供からお婆ちゃんまで一緒に笑える、そんなネタが多い気がします。コンビ愛から滲み出てくるネタ。こちらまでハッピーオーラをもらえます。活躍されていろんな層の方から愛されてほしいです。

次にコウテイ。なんでしょうあれは、コウテイのお2人がネタをされると空気が一変します。今までにないぶっ飛んだ漫才。コウテイを面白いと思わないのならば時代に乗り遅れているのではないか?と思わされるほどとにかくハイテンションで勢いがすごい。会場の空気を乱してほしいです(笑)。

あとはやっぱり四千頭身。これぞ沼です。イマドキの子が好きなお笑いって、観てて心地よくて面白いネタなのかな?ともお笑いファン目線で勝手に思っているのですが、四千頭身は一度観たらやみつきです。以前行ったトークライブでも頭の回転がすごく速い方だなと思ったのですが、3人の個性が詰まった癒されるテンポのいい漫才が魅力的で、同い年の22歳として尊敬しています。今までにない四千頭身にしか出せない雰囲気がとても好きです。

お笑い好きの母が子供のときからしょっちゅうお笑いライブに連れていってくれたことで、上京して一人暮らしをする今でも毎月何度もお笑いライブに行っているので、長い歴史のあるお笑いイベントにコメントをさせていただくことができ、とても光栄でうれしいです。

今回の12組の方やエントリーされた方々が未来のお笑い界を引っ張っていくと想像するだけでとてもわくわくしますし、私にとってずっと記憶に残る回になると思います。芸人さんがネタをする姿、最高にかっこよくてとにかく尊敬しかないです。皆さん応援しています!

まつきりな
モデル、MCなどを中心に活動。1997年生まれ、岡山県出身。笑活と称して毎月お笑いライブに通うお笑い好き。毎月第2第4日曜日には公開収録ラジオ番組「まつきりなのこじらせメスちゃんラジオ」(渋谷クロスFM)のメインパーソナリティとして芸人を中心としたゲストを迎えている。
鈴木淳史

鈴木淳史

優勝予想

コウテイ

要注目

そいつどいつ

爆裂おバカな漫才の衝撃

43組による最終決戦を観させてもらった。毎年、根暗ひとり唸りながら、決勝進出12組を真剣に予想している。と言っても、審査員でも何でもなく、誰にも頼まれてないから気楽にやれば良いわけで。そんな人間が今年の優勝予想……、とにかく変に観客のウケや知名度、流行、旬などを気にせず、ただただ自分が好きだった組を挙げたい。

それは、ずばりコウテイ。他局の賞レース予選番組で、4回ほど観ていて、ずっと気になっていた。サテン生地のようなえんじ色のマオカラーのセットアップを揃いで着て、髪の毛突っ立てた下田真生と前髪パッツンの九条ジョーによるコンビ。ビジュアル最高。そして、九条が「ズィーヤ!」という意味不明な奇声を上げ、奇妙な動きをブチかます下田と爆裂おバカな漫才を繰り広げる。その衝撃は凄まじかった。

個人的には、90年代にG★MENS(ハリウッドザコシショウと静岡茶っぱが組んでいたコンビ)のコントを初めて観た時の衝撃を思い出した。コウテイは、コントより様式美決まり事が重んじられやすい漫才を選んでいるのも興味深い。予想通り、「これは漫才ではない」的な視点で審査員から苦言を呈される事もあったが、その時ワイプで抜かれた彼らは、ずっとふざけていた。これまた最高。結果、その賞レースは3回予選落ちして、4回目で予選突破したが、決勝最下位に終わる。

その頃と比べると、ポップさキャッチーさが増し、初見の人でも観やすくなっていた。が、初見の荒削りな凄みはそのままで、全く勢いは失っていない。訳わからんように見えて、ちゃんと大衆を巻き込む、惹き付けるパワーを持っている。

コウテイ以外で、注目している組は今回が初見のそいつどいつ。僕のノートには「坊主愉快」と走り書きされていた。正しく書くなら、ツッコミの坊主の方が愉快だったとなる。お笑い第7世代なんて呼ばれる今、目新しいコントパターンを観られるというのは、本当に嬉しい事で。是非、ツッコミの坊主の方にも注目した上で観て頂きたい。

本大会は7年前に「ABCお笑いグランプリ」と名称を変更して、関西芸人だけでなく関東芸人も出場できるようになった。個人的には、色々な事務所の関東芸人を観る事ができるのは興奮するが、この大会に関しては関西芸人の圧倒的な意地を見たい。なので、絶対コウテイに優勝してほしい。

鈴木淳史(スズキアツシ)
雑誌ライター・インタビュアー。関西在住41歳。ABCラジオ「よなよな…なにわ筋カルチャーBOYZ」(毎週木曜22時~25時)パーソナリティ兼構成。
宮戸洋行

宮戸洋行

優勝予想

ラフレクラン

要注目

コウテイ

決勝3度目の今年こそは

ラフレクランが優勝すると予想しています。僕らも決勝3度目で優勝できたのでラフレクランも同じジンクスで……。ジンクスだけではなく全国ツアーをしたりネタもがんばっているので今年こそは! そのほか、特に注目しているコンビはコウテイです。僕には一生できないであろう漫才……。あの2人の脳みその中はどうなってるんですかね? 「ズィーヤ」ってなんですのん?

彼ら以外にも四千頭身やトンツカタンは気になります。やはりトリオはライバルでもあり仲間と思ってますので、活躍してもらってトリオ界を盛り上げていただきたいです。

僕らは2015年に「ABCお笑いグランプリ」で優勝させていただきました。子供の頃からずっと観ていた賞レースなのでほんまにめちゃくちゃうれしかったです! ただ優勝が決まった瞬間、坂本くんとはハイタッチしたのですが、興奮しすぎて福井くんとするのを忘れてしまいました。大会後、演者とスタッフさんとで行った打ち上げでは優勝直後なのに、お店の方から僕たちの写真とメッセージが入ったワインのプレゼントが! 素敵すぎる街、大阪! ただ、翌朝6時45分から生放送の「おはよう朝日です」に出演が決まっていて、ABCの方々から絶対に遅刻はやめてと念押されながらいただきました。

ちなみに、プラス・マイナス岩橋さん、デニスゆきお(=植野行雄)くん、アイロンヘッド辻井くん、インディアンス田渕くん、僕たちGAGとでやっている「もりモリ天国」というライブがあります。毎回演者が舞台上で、笑い転げてしまい立ってられへんくらいに面白くて楽しい“話を盛る”ライブなんですが、お客さんがいつも30名ほどで……。皆さんが知らない面白い芸人、面白いライブは、まだまだあるはずなので、「ABCお笑いグランプリ」をご覧になったあとは、ぜひ劇場まで足を運んでいただきたいです。

宮戸洋行(ミヤトヒロユキ)
GAGのメンバー。2006年に坂本純一、福井俊太郎とトリオを結成した。2015年の「第36回ABCお笑いグランプリ」優勝。「キングオブコント2017」ファイナリスト。2018年、トリオ名を現在のGAGに改名した。