=LOVE「ナツマトぺ」特集|夏のニューシングル全収録曲を語るメンバーインタビュー+≒JOYミニインタビュー (5/5)

≒JOY
逢田珠里依・天野香乃愛・市原愛弓・江角怜音・小澤愛実・山田杏佳
インタビュー

新曲は自分の人生とリンクしている

──≒JOYの新曲「大空、ビュンと」では市原愛弓さんが初のセンターを務めています。センターに抜擢された心境はいかがですか?

市原愛弓 スタッフさんからお話を聞いたときはびっくりしすぎて、何もリアクションができなかったです(笑)。最初は自分にセンターが務まるかなという不安があったんですけど、曲の内容を知って、地元を離れて環境が違う中で夢を追いかけている方に、この曲で勇気を与えたいと思うようになりました。

──「大空、ビュンと」では飛行機で地元を旅立ち、夢を追っていく決意が描かれています。市原さんは福岡出身なので、この歌詞の内容が過去のリアルな体験と重なるんじゃないですか?

市原 はい。私も飛行機に乗って東京へ来て夢を追いかけているので、「大空、ビュンと」の歌詞とリンクするところがありますね。

市原愛弓

市原愛弓

──今日のメンバーは関東出身の人が多めですが、≒JOYは=LOVEや≠MEと比べると地方出身のメンバーが多いことが1つの特徴ですよね。江角さんも大阪出身ですし。

江角怜音 大阪には楽しい思い出がたくさんあって地元が大好きだったので、「大空、ビュンと」の「家族連れを見ては ため息」という歌詞に共感します。あと、この曲には「見送るのは 嫌だったでしょう?」という歌詞もあって。私の場合は知らない間に親がオーディションに応募して、むしろ「行ってこい」という感じだったんですけど、上京して1年経ってから親と電話してたときに「少しでいいから帰ってこない?」と言われたんですよ。やっぱり見送るのは嫌だったのかなと感じたし、「遠くで頑張る 私見てて。」という歌詞にもすごく共感できます。

逢田珠里依 私はこの歌詞のように飛行機に乗って上京した経験はないんですけど、サビの「大空、ビュンと飛んだ日 今でも覚えてる」は、何か決意をして違う環境に飛び込んだ人なら誰しも共感できる歌詞だと思っていて。私も≒JOYに入るときに「ここでがんばるぞ」という決意をしましたし、オーディションに受かった日、お披露目の日、最初にステージに立った日、どれも鮮明に覚えています。つらいことがあっても、この曲を聴いたら初心に帰れるというか、もう一度がんばろうと思えます。

逢田珠里依

逢田珠里依

山田杏佳 受験生の方、スポーツで努力をしている方、どんな人でも共感できる歌詞だと思うので、ぜび自分自身の状況に置き換えて聴いてほしいです。私もメンバーみんなと夢に向かって努力しているときの気持ちが曲に重なります。日々のレッスンはもちろん、今年は初の舞台(参照:≒JOYが妖精に扮する舞台「ミルモでポン!」開幕、ミルモ役・天野香乃愛らが意気込みのコメント)に挑戦したりと、結成2年目ながらみんなでひとつのものを作り上げる経験をしてきて。やりきったときは達成感とともに、これからもがんばろうという決意が芽生えました。

天野香乃愛 私は「大切な人 今日も笑っていて 見上げた青空 繋がってる」と歌っているところがすごく好きです。ストーリー性があって情景が浮かんでくる歌詞で。ほかにも「小さくなった街 雲が隠す」という歌詞からも、飛行機に乗って地元から旅立っていくときの心情が伝わってきます。

小澤愛実 私は幼い頃からアイドルを目指していたので、アイドルになったばかりの頃の自分の姿と思わず重ねちゃいますね。自分は神奈川出身なんですけど、東京に行く機会があまりなかったから、そわそわしながらおうちを出て。勇気を出して都会に行った当時の気持ちを思い返します。あと、「最後の夢 もう一回だけ」という私が歌っているパートも自分の人生とリンクしているように感じます。

──アイドル活動の経験がある中、ニアジョイに途中加入したという経歴がまさに重なりますね。

小澤 はい。ニアジョイは私のアイドル人生における最後のグループで、ここでずっとがんばっていくと決意しています!

小澤愛実

小澤愛実

センター市原愛弓はミステリアス

──今作のセンターである市原さんは≒JOYの最年長メンバーですが、ほかのメンバーはどんな印象を持っていますか? お披露目から1年と少し、一緒に活動してきたからこそ見えてきた一面もあると思います。

逢田 ファンの方も感じていると思いますが、あゆみんはミステリアスな部分が多くて。クールでカッコいいイメージなので、女の子らしいところを見ると新鮮に感じます。

天野 あゆみんに何か相談すると、芯の通った回答が返ってくるので安心感がすごくありますね。相手の気持ちに親身になって接してくれるところが大好きです。

山田 しっかりとした芯を持った強い女性という印象で、自分の理想像を抱いていてずっと美を追求しているというか。「いつでも一番の状態の自分でいたい」みたいなことを話していたこともあって、本当にカッコいいなと思いました。同じメンバーながら憧れの女性でもあって、センターを務めるとしたらカッコいい曲なのかなと勝手に思っていたんですけど、「大空、ビュンと」は儚い雰囲気もある楽曲で。MVで見れる切ない表情もあゆみんの1つの魅力だと思います。

山田杏佳

山田杏佳

小澤 私もあゆみんの第一印象は、顔がすごくきれいで、同じメンバーながら高嶺の花みたいなイメージでした。ミステリアスだから、あゆみんが普段どう過ごしてるのか気になっていたんですけど、おうちで飼ってるインコのきぃちゃんにすごく愛情を注いでいて。「きぃちゃんが待ってるから!」と言って急いで帰るときもあって、そういう一面が見えるとなんだかうれしいですね。あとこの間、移動してるときに歌を口ずさんでいたのも新鮮でした。

市原 基本的に自分のことを話さないからミステリアスなイメージがあるんだと思います。本当は前から移動中に歌を口ずさんだりしたかったんですけど、みんなに迷惑かなって思って控えていました(笑)。

江角 あゆみんは本当にきれいじゃないですか。自分は2次元が大好きなんですけど、2次元のキャラクターのような不思議なオーラを放っていて、見ていて「かわいい……!」と思うことがたくさんあります。あゆみんはラーメンが好きで、この間一緒に食べに行ったんですよ。そのときもかわいかったです(笑)。あと、洋楽やK-POPなど、聴いている音楽が自分の趣味と似ていて、そういう共通点があるのもうれしかったです。

江角怜音

江角怜音

1stコンサートに向けて心が燃えている

──先ほど少し話に出ましたが、今年6月に≒JOY初の主演舞台「≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE『ミルモでポン!』」が上演されました。この経験を経てメンバー同士の絆がさらに深まったのでは?

逢田 あゆみんの話で言うと、努力してる姿をあまり人に見せず、何に関しても自分1人で仕上げてくるイメージがあったんですよ。でも舞台の稽古期間はメンバーとずっと一緒にいたので、あゆみんが台本と向き合ってるところもよく見かけて、努力している姿を知ることできてよかったです。

小澤 舞台のお話が決まったときから、この経験を通して団結力が強まるだろうなとは思っていたんですけど、いざ千秋楽までやり終えてみると、こんなにもメンバー1人ひとりに対する思い、グループ全体に対する思いが変わるんだと驚きました。もともとメンバーのことは大好きでしたけど、みんなで1つのことを成し遂げた結果、1人ひとりがすごく愛おしくなって。稽古期間中は家族より長く一緒にいたし、もはやメンバーが家族みたいな感覚でした。いつものレッスン以上にみんなで1つのものに熱中して、お互いの考え方も知れましたし、グループにとってとても貴重な機会になりました。

──天野さんは妖精の里の第一王子であるミルモという、物語において重要な役どころを務めましたが、舞台を終えてどんな感想を持ちましたか?

天野 すべてが初めてで手探りの作業だったので、稽古中も不安がたくさんあって、どうなるんだろうという気持ちが大きかった中、メンバーに支えられた部分がたくさんありました。特に珠里依が楽屋で元気すぎて、すごく助けられました。

天野香乃愛

天野香乃愛

逢田 え!

天野 昼公演と夜公演の間はみんな休憩していたんですけど、珠里依はずっと元気で。大信田美月ちゃんも「こんなに元気なメンバーがいてくれて、本当によかった」と言っていました。気持ちが落ち込むことなく舞台を乗り越えられたのは、珠里依のはつらつとした性格のおかげです。

逢田 休憩中に仮眠しているメンバーもいたので、私としてはあまり声を発さないようにしてたんですけど、出ちゃってたみたいです(笑)。

──意図的ににぎやかして、メンバーを鼓舞しようとしていたわけではなく?

逢田 全然そんなことはなくて。舞台期間中、目が腫れてしまったときがあったので、むしろテンション下がっちゃっていたかもと思ってました。

江角 いや、すごい元気だったよ!

──9月3日にはパシフィコ横浜 国立大ホールで「≒JOY 1stコンサート『初めまして、≒JOYです。』」が開催されます。1stコンサートがいきなり大きなホール会場で、すでに開催まで2カ月を切っていますが、現在どんな心境ですか?

小澤 今の私たちにとっては大きすぎる挑戦ですけど、チャンスをいただけたことにまず感謝の気持ちでいっぱいです。「大丈夫かな、お客さん来てくれるかな」という気持ちでいるのではなく、この夏はフェスなどでほかのアイドルさんと競演させていただく機会も多いので、1回1回のステージに全力をぶつけていこうと思っています。ニアジョイを初めて観てくださる方も全員横浜に連れていく勢いで前を向いています。心がメラメラと燃えているので、夏バテや、燃え尽きたりしないようにがんばります!

山田 まだ結成2年目にもかかわらず、ニアジョイはいろいろな系統の楽曲を歌わせていただいているので、ここからももっといろんな一面を見せていきたいと思っています。夏のライブでいろいろな楽曲を披露して、お客さんに「1stコンサートに行ってみたい」と思ってもらえたらなって。メンバーみんなでできることは全部やってきたいし、夏を通してメンバーとの絆もファンの方との絆ももっと深めて、よりよいグループにしていきたいです。

市原 この間、≠MEさんの武道館コンサートを観させていただいたんですけど、感動で涙があふれてきたんですよ(参照:≠MEが日本武道館をエメラルドグリーンに染めた日「夢って本当に叶うんだ」)。コンサートを観ながらパワーをたくさんいただきました。私たちはまだ表現力や、1つひとつの曲を丁寧に歌う力が先輩方と比較して足りていないとは思いますが、1stコンサートに来てくださるお客さんに「来てよかった」と思っていただけるように、どんなこともがんばっていきたいです。コンサートを絶対に成功させたいです。

左から小澤愛実、逢田珠里依、市原愛弓、天野香乃愛、江角怜音、山田杏佳。

左から小澤愛実、逢田珠里依、市原愛弓、天野香乃愛、江角怜音、山田杏佳。

≒JOYライブ情報

イコノイジョイ2023

  • 2023年7月29日(土)山梨県 富士急ハイランド コニファーフォレスト
  • 2023年7月30日(日)山梨県 富士急ハイランド コニファーフォレスト

≒JOY 1stコンサート「初めまして、≒JOYです。」

2023年9月3日(日)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール

プロフィール

≒JOY(ニアリーイコールジョイ)

=LOVE、≠MEに続く、指原莉乃がプロデュースを手がける第3のアイドルグループ。2022年3月にお披露目会見が行われ、グループ名が≒JOYに決定したことが発表された。7月に山梨・富士急ハイランド・コニファーフォレストで行われた=LOVE、≠MEとの合同コンサート「イコノイジョイ 2022」でステージデビューを果たし、初のオリジナル楽曲「≒JOY」を披露。11月に東京・山野ホールで「≒JOY特別公演」、2023年1月に同会場でその追加公演を開催した。9月に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで「≒JOY 1stコンサート『初めまして、≒JOYです。』」を行う。