インタビュー
自然な言い方のセリフが最高
──まずニューシングルの表題曲「ナツマトペ」について、皆さんからも注目ポイントを教えてください。
諸橋沙夏 (Yeah!)など、この曲は歌詞の中にカッコが多いんですよ。レコーディングでそういう合いの手をたくさん録ったので、ライブ、特に夏の野外イベントで披露したときは、ファンの皆さんも一緒に叫んで盛り上がってくれたらうれしいです。全部の合いの手に参加しようと思ったら、かなり慌ただしくなると思いますが(笑)。この曲についての話ではないんですけど、この前、生配信で曲の合いの手やコールに参加してねと呼びかけたら、「覚えるのが大変(笑)」というコメントもあって(笑)。「ナツマトペ」に関してはサビ前の「夏!」や「好き!」だけでも一緒に叫んでくれたら、ライブに一体感が生まれるんじゃないかなと思ってます。
──指原さんは、声出しが解禁された夏を迎えるのに合わせて、新曲に合いの手を多く盛り込んだのかもしれませんね。
大場花菜 あと、この曲の中で特に印象的なのがサビの「王子様に見せずに プリンセスだけで踊ろう」と歌うところです。ここの振付は、「男の人には見せないよ!」って女の子たちだけで盛り上がっている感じですごくかわいいんです。ライブで披露するときはお姫様の気持ちになってパフォーマンスしたいと思います(笑)。
髙松瞳 この曲はセリフパートも好きです。セリフ……私も言いたかった!(笑)
大場 私も! レコーディングですごく張り切ってセリフを言って、スタッフさんに「うまいね!」って褒められたのに(笑)。
──=LOVEはメンバー全員がレコーディングしたあとに歌割りが決まるんですよね。
髙松 はい。今回のセリフの中でも、莉沙の「楽しみだったんだ。だってみんなと一緒だもん!」が特に最高すぎます。楽しみな気持ちがすごく伝わってきて。かわいらしくアイドルとしてセリフを言っている感じではなく、自然な言い方になっているので、ファンの方にも絶対に刺さると思います。
音嶋莉沙 レコーディングしたものの、自分のパートになるとは正直思ってなかったので、びっくりしました。「楽しみだったんだ。だってみんなと一緒だもん!」のセリフパートは、花菜ちゃんが担当するのかなと勝手に予想していました。
大場 私は声を作りすぎちゃったんだと思う(笑)。セリフっぽくしすぎて、自然な感じじゃなかったのかもしれない。
──音嶋さんの場合は、MV撮影を楽しんでいるリアルな気持ちがセリフに乗ったのかもしれませんね。フィリピンでのロケはいかがでしたか?
諸橋 撮影した島がかなり奥深いところで……最初はリゾート地で、観光客の方もいらっしゃったんですけど、次に行ったところは現地の人しかいなくて。撮影が進むにつれてロケ地の奥深さが増していったんです。でもすごくきれいなところで、観光だったら絶対に行けなかったであろう島に行けて楽しかったです。MVにも映ってるんですけど、小さな船で行きました。
大場 ダンスシーンを撮った島に行くときに長い橋を渡ったんですけど、それが木の板でできた橋で、板の間から海が見えるんですよ。
髙松 緊張感があったよね。本当に長い橋で、歩いても歩いても島に着かなくて(笑)。
諸橋 万が一海に落ちたら衣装が濡れてしまうので、みんな緊張していました。
音嶋 あと、現地の方と交流しているシーンもあって。皆さんとても温かい雰囲気で、笑顔で接してくれました。言葉がわからないながらも話しているといろいろな食べ物をくれて、とにかく「センキュー!」って言ってました(笑)。
ストレートに明るい大場花菜センター曲
──続いてシングルのカップリングから、大場さんがセンターを務めるユニット曲「ラブロケ」について話を聞かせてください。大場さんの単独センター曲はこれが初めてですよね。
大場 はい。「ラブロケ」は宇宙をテーマにしたかわいらしい恋の曲で、デモ音源を聴いたときは自分がセンターになると思っていなかったんですよ。レコーディングの前に「センターは大場です」とスタッフさんから連絡があって、すごくびっくりしました。
──大場さんの明るいキャラクターと曲がすごくマッチしている印象がありますが、本人としてはセンターに選ばれたのが意外だったんですね。
大場 確かに自分は明るい性格だと思いますが、かわいらしい曲でセンターをやらせていただけるとは思っていなかったんです。
髙松 ユニットのメンバーは私、花菜ちゃん、笙古、莉沙、樹愛羅、杏奈の6人なんですけど、みんな花菜ちゃんがセンターだと予想していなくて、全員でびっくりしました。
大場 センターに選んでくださった理由を指原さんに聞いたら、「いつか花菜がセンターの、ストレートに明るい曲を書きたいと思っていて。『ラブロケ』の歌詞が書き終わったときに、『これは花菜がセンターだ!』ってすぐに思ったよ」と言ってくださいました。あと、レコーディングにあたって「どんな感じのテイストで歌ったらいいですか?」とも聞いたんですよ。そしたら「小細工しないで、とにかくストレートに歌ってほしい」と言っていただけて、「今になって気付いた あれは恋だ!」と歌っている通り、歌詞ではピュアな恋心がつづられているので、変にごまかさず、恋の気持ちをそのまま届けるように歌いました。
──振付はどんな仕上がりになってるんですか?
大場 西田(一生)先生が振り付けしてくださったんですけど、西田先生はいつもキャッチーで、ファンの方が真似しやすい振付を作ってくださるんですよ。今回もキャッチーな振りで、最初に踊ってみたときに「あ、私に合ってるな」と自分で思いました(笑)。私はアイドルソングで踊るとき、夢の国の住人になりきるんです。
髙松 フリーで踊るところも、しっかり花菜ちゃんの色に染まった動きになっていて素敵です。
音嶋 手を挙げて「Go!Go!」と歌うところはファンの方も真似しやすいと思います。盛り上がる曲だと思うので、皆さんとライブで「ラブロケ」の世界観を作り上げるのが楽しみです。
大場 あと、このメンバーでユニット曲を歌うのは初めてなので、それもすごくうれしかったですね。=LOVEの中で特に元気なメンバーが集まってるんです。それぞれの推しの方も喜んでくれると思います。
次のページ »
4人が他己紹介パートに込めた思い