代々木アニメーション学院×指原莉乃プロデュースによるアイドルグループ=LOVEの3rdシングル「手遅れcaution」がリリースされた。
今までの王道清純派アイドルのイメージとはガラッと異なる表題曲は、禁断の恋を描いた歌詞の世界観とシリアスな歌に驚かされる1曲。作詞は指原が手がけている。またカップリングには、齋藤樹愛羅がセンターを務める「樹愛羅、助けに来たぞ」が収録されている。
今回のインタビューではメンバーから大場花菜、齋藤樹愛羅、齊藤なぎさ、佐々木舞香、髙松瞳、野口衣織の6人に登場してもらい、2月に行われた=LOVE初主演舞台「あにてれ×=LOVEステージプロジェクト『けものフレンズ』」の感想や今回のシングルの制作秘話ついてトークを繰り広げてもらった。
取材・文 / 川倉由起子 撮影 / 須田卓馬
- =LOVE「手遅れcaution」
- 2018年5月16日発売 / SACRA MUSIC
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Type-A
[CD+DVD] 1500円
VVCL-1237~8 - CD収録曲
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- 手遅れcaution
- 「部活中に目が合うなって思ってたんだ」
- 手遅れcaution(instrumental)
- 「部活中に目が合うなって思ってたんだ」(instrumental)
- DVD収録内容
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- 手遅れcaution Music Video
- 手遅れcaution Making Video
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Type-B
[CD+DVD] 1500円
VVCL-1239~40 - CD収録曲
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- 手遅れcaution
- 樹愛羅、助けに来たぞ
- 手遅れcaution(instrumental)
- 樹愛羅、助けに来たぞ(instrumental)
- DVD収録内容
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- 「Documentary of =LOVE」総集編
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TYPE-C
[CD] 1000円
VVCL-1241 - CD収録曲
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- 手遅れcaution
- 「部活中に目が合うなって思ってたんだ」
- 樹愛羅、助けに来たぞ
- 手遅れcaution(instrumental)
- 「部活中に目が合うなって思ってたんだ」(instrumental)
- 樹愛羅、助けに来たぞ(instrumental)
2次元と3次元の架け橋になれた気がした
──まずは=LOVEの初舞台「けものフレンズ」の感想から聞かせてください。手応えや反響はいかがでしたか?
佐々木舞香 イコラブファンの方はもちろん、「けものフレンズ」の原作ファンの方もたくさん観に来てくださったのがうれしかったですね。原作ファンの方がこの舞台で初めてイコラブのことを知ってくださったり、逆にイコラブファンの人が「けものフレンズ」のアニメを気にしてくださったり。なんだか2次元と3次元の架け橋になれた気がしました。
齊藤なぎさ 私は一人芝居のシーンがすごく難しかったです。1人だとなかなか感情が表現しづらいシーンもあったんですけど、今回はとにかく大きく動くことを意識して。内に秘めた思いもちゃんと体で表現しないとわからないんだなって稽古を重ねるうちに痛感しました。
大場花菜 私も含め演技に苦手意識のあるメンバーもけっこういたんです。でも今回で殻が破れたと言うか、みんなが「演技って楽しいんだ!」って思えたのは大きかったと思う。
佐々木 私、観ていて一番楽しそうだなって思ったのは花菜ちゃんかも。
大場 え! 本当?
佐々木 花菜ちゃんの役、オーストラリアデビルがすごいハマリ役だったから。
髙松瞳 うん、超ハマってた。
大場 あざーす!
齋藤樹愛羅 オーストラリアデビルは常に内股。それが日常にも出ちゃうって花菜ちゃんが言ってたのを私は聞きました(笑)。
大場 あはははは(笑)。私は普段あまりかわいいことができないタイプだけど、オーストラリアデビルを演じるときは最大限かわいさを意識してて。内股は、いつもの自分にもかわいげが欲しいなと思って引きずっちゃってたのかも。
千秋楽後はロス感がすごかった
──舞台でのメンバーの演技に刺激を受けた人はいましたか?
大場 髙松さんとなぎさが感情をぶつけ合うシーンは、稽古を重ねるたびに感情がどんどん言葉に乗っていくのがわかって。見てて刺激を受けました。
髙松 あそこは大事なシーンだったからよく2人で話してたよね。「こんなふうに声を出そう」とか。
なぎさ 「だんだん声を大きくしていって千秋楽では一番大きい声を出そう」って。私、最終公演は本当に泣きそうになった。
髙松 なーたん(齊藤なぎさ)が本気でぶつかってきてくれたから私も感情が高ぶったんだと思う。
野口衣織 2人の掛け合い、迫力がすごかったよ。
髙松 私、最後はほぼ叫んでたから。あとこれは余談だけど、毎公演この作品に関わってる関係者の方がたくさん観に来てくださって、いただく差し入れの量もすごくて……(笑)。
なぎさ 毎公演ズラーッと並んでた。で、それを私と樹愛羅で占領するっていう。
大場 いつも袋いっぱいに持って帰ってたよね。
髙松 詰めすぎだよ!っていう。
樹愛羅 1回、袋が破れて抱きかかえながら電車に乗りました(笑)。
──そんな楽しい裏エピソードもあった舞台は4日間で全6公演。あっという間だったのでは?
佐々木 そうですね。1公演目から「あと5回しかないんだ」って思って、千秋楽はすごく寂しくなりました。1カ月間、毎日何時間も稽古をやってきたのがもうこれで終わりなのかーって。
髙松 私も千秋楽翌日、舞台中と同じ時間に起きたら「あ、今日はないんだ」って急に寂しくなった。スタッフさんやほかのキャストの方ともすごく仲よくなったから。
大場 ロス感がすごかったよね。でも今回のお芝居を通して、確実にメンバー同士の距離が近くなったのは大きかったです。劇中の距離感が近いと普段の生活でも身近に感じることが多くなって。
髙松 みんなで1つのものを乗り越えたっていうのもうれしかった。今までそういうのってデビュー前の合宿くらいだったけど、改めて「みんなでがんばった!」って胸を張って言えるものができたのはよかったです。
野口 しかも超有名な人気作品だったし。全員プレッシャーを抱えた中で挑戦して達成できたのはいい経験になったよね。
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指原さん、本当に25歳なの?
イベント情報
- 3rd Single「手遅れcaution」握手会
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- 2018年5月20日(日)東京都 ダイバーシティ東京
- 2018年5月27日(日)大阪府 松下IMPホール
- 2018年6月2日(土)愛知県 エアポートウォーク名古屋
- 2018年6月3日(日)福岡県 HMV&BOOKS HAKATA
- 2018年7月1日(日)東京都 日比谷野外大音楽堂
- =LOVE(イコールラブ)
- 代々木アニメーション学院と現役アイドル指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ。指原が自身の理想のアイドルをプロデュースするために、代々木アニメーション学院とのタッグでオーディションを行い、審査の末に大谷映美里、大場花菜、音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、齊藤なぎさ、佐々木舞香、佐竹のん乃、髙松瞳、瀧脇笙古、野口衣織、諸橋沙夏、山本杏奈の12名が初期メンバーとして選出された。2017年8月に行われた「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」で初パフォーマンスを披露し、SACRA MUSICからメジャーデビューすることを発表。9月にデビューシングル「=LOVE」を、12月には2ndシングル「僕らの制服クリスマス」をリリースした。2018年2月には初主演舞台「あにてれ×=LOVE ステージプロジェクト『けものフレンズ』」が上演され好評を得る。5月に3rdシングル「手遅れcaution」を発表。