EBiSSH|マイ・フレンドと共に切り開いていく未来

“3位”がもたらしたもの

──EBiSSH結成後には去年の夏にお客さんの前で初めてのパフォーマンスを行って。そこから約1年半しか経っていないけど、きっとものすごく濃密な時間を過ごされていますよね。

一同 はい。

──初パフォーマンスから今まで、皆さんの中で一番印象に残っていることはなんでしょう?

REI 僕は去年10月に出演させてもらった「EBiDAN THE UNiON ~HALLOWEEN PARTY 2016」です。初めてあんなに大勢のお客さんの前に立った機会だったんですけど……僕らはほかのEBiDANの先輩グループさんとは違って、結成されてすぐに皆さんの前に出たグループだったから、ここで「僕らEBiDANに所属しているんだ」っていうことを実感しました。それと、そうやって恵まれている環境にいる分、重みと言うか……。

──確かに、期待はすごくかかりますよね。

REI はい。そういったものを感じて。僕、けっこうそういうのにビビっちゃうほうなんで(笑)、ウワーッていう感情に襲われて。とにかくすごく緊張しましたね。

NAOYA 僕は1stシングルの「恋はタイミング」が、いきなりオリコン週間シングルランキングで3位を取ったことです。皆さんから見たら「1stシングルからすごいね!」って思っていただけることかもしれないんですけど、僕は正直……うれしい気持ちよりも不安のほうが大きかった。続けていい結果を残していかないと「最初だけか」って思われると感じたんです。だから「パフォーマンスもこのままじゃいけない」と思って……リーダーとしても、個人的にも気持ちを新たにしました。

──そうだったんですね。ほかの皆さんは3位を取ったとき、どう感じました?

REI EBiSSHのボーカル担当としては、まずCDが出て、どういう状況であれ自分たちの声を通してEBiSSHのことを知ってもらえるというのはやっぱりうれしいことでした。でも、NAOYAと同じように、本当に不安と言うか。自分たちのキャリアがどうであれ、自分たちの憧れているアーティストさんと同じ土俵に立つことには変わりないし……「もっともっと本当にがんばらないと」って。

TETTA 自分たちの曲が3位になったことで注目される機会も実際に増えました。だから僕は逆に、もっと自分たちのスキルを磨かないとって気合いが入った感覚です。それに、3位という結果はBAEBAE(EBiSSHファンの呼称)がいないと絶対に達成できなかったものなので、「恩返ししたい」っていう気持ちが湧きましたね。

KOHKI

KOHKI 僕は受験勉強で活動をお休みしていた時期もあったしチャートとかにも詳しくなかったから、最初は「それってすごいの?」って感じだったんですけど、あとから調べたり周りから聞いたりして、本当にすごいことなんだと実感して。「僕たちがそんな結果を取ってしまっていいものなのか」とか、いろいろ考えたんですけど……現時点で自分たちができることは、やっぱり結果に見合うようなパフォーマンスをすることだなと思い至りました。もっと努力しなきゃなって。

NAOYA パフォーマンス以外にもライブのMCだったり、自分たちの見せ方にはいろんな要素があるじゃないですか。見てくれる人の誰もが「あの子たち楽しんでる」とか「このグループなんか楽しい」と思ってくれるグループになりたいなと思って……そのためにはどんどん進化しないといけないと強く思うようになったんです。僕はリーダーだけど、自分から3人に何かを言うようなタイプじゃなくて。だけど3人のことを信じているので、きっと空気感とか……「何か変わったな」というのを感じてくれているんじゃないかなと思います。

REI うん。ライブのMCとかは、これ以降特に変わったよね。

TETTA 最初のうちは素の自分も出せないし、内容を固めてもグダってしまってうまくいかないことが多かったけど、最近は「普段の自分たちをそのまま出す」っていうことをモットーに、テーマを1つ決めて、あとは4人で自由に話したりしています。自分たちのやりたいことが少しずつできているなっていう実感はありますね。

ほかの曲とは違った思い入れ

──それではここからは新作の話を。今回のシングルは両A面で、「マイ・フレンド」はTBS系28局ネットのアニメ「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド~機動救急警察~」のエンディング主題歌としてオンエアされています。この曲は、どんな曲に仕上がりましたか?

REI ひと言で言うと応援ソングですね。僕は「ダレ・だって・かんぺき・じゃない」って言う歌詞が好きなんですけど……うまくいかないときとか「こんなの自分だけなんじゃないか」ってマイナスな方向に考えることが誰にもあると思うんですけど、こういうメッセージが歌に乗って届くことで「本当にそうだよね」って、自分は励まされるなって思ったんです。だから、少しでも多くの人が自分と同じように感じてくれたらいいなと思いながら歌っています。

TETTA

TETTA 歌っていて自分も励まされるし「もっと前向きに考えよう」って思わせてくれるんですよね。僕が一番好きなのは「大丈夫 恐れることはない 僕らは絶対出来る」って言うところ。この曲を聴いてくれた人が、少しでも前向きになってくれたらいいなと思っています。

NAOYA 実は、「マイ・フレンド」には元になった曲があるんですよ。その曲に、未熟ながら自分たちで考えた振りを付けたりしていたんですけど……デビューシングルでBAEBAEが僕らに3位っていうすごいプレゼントをくれたので「何か恩返ししたい」と思って、プロデューサーのKさんに4人で相談して元の曲をアレンジし直してもらったんです。

──そうなんですね。

KOHKI 歌詞も振りも全然違ったんですよ。

NAOYA だから、ほかの曲とは違った思い入れがあると言うか。このような形になってうれしかったし、パフォーマンスするときも「みんなを元気にしたいな」っていう、強い気持ちを持っています。

──歌入れはいかがでしたか?

TETTA 聴いてくれる人はどんなことであれ、それぞれに悩みを抱えていると思うんです。自分を含めていろんな人に「もっと元気だして」って、前向きな力を与えられるように、心を込めて歌いました。

REI すごくノリがいい歌なので、歌っている自分たちがしっかり曲に乗っていないとメッセージが伝わらないと思って。僕はそういうところに気を付けていました。

──パフォーマンスについてはどうですか? すでにリリースイベントでも披露されていますが。

NAOYA 明るい応援ソングなので、自分では「ここは笑顔!」とか、表現力を意識しています。見てくれる人にハッキリと曲のよさが伝わればいいなと思って。

KOHKI この曲は、これまで僕らが披露してきた曲と比べて笑顔の場面がすごく多いんです。「楽しいこと嬉しいことはみんなで喜び」って言うパートは4人でステージの真ん中に集まって、振りと言うよりもじゃれあうような感じなんですけど、BAEBAEも一緒になって笑ってくれるから楽しいですね。

TETTA 実際一緒に踊ってくれたりもするよね。

KOHKI そう。それはすごく楽しいし、僕らも元気をもらえます。

EBiSSH「マイ・フレンド / キミでいっぱい」
2017年12月13日発売 / SDR
EBiSSH「マイ・フレンド / キミでいっぱい」A盤

A盤 [CD]
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EBiSSH「マイ・フレンド / キミでいっぱい」初回限定盤B

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A盤収録曲
  1. マイ・フレンド
  2. キミでいっぱい
  3. 今日は家に帰らないで
B盤収録曲
  1. マイ・フレンド
  2. キミでいっぱい
  3. 誓い~Waiting For Love~
C盤収録曲
  1. マイ・フレンド
  2. キミでいっぱい
  3. Christmas Time Again
EBiSSH(エビッシュ)
EBiSSH
EBiDANのダンス&ボーカルユニット。メンバーはTETTA、REI、NAOYA、KOHKIの4人。2016年7月に Shibuya eggmanにて初パフォーマンスを行う。12月には初のワンマンライブを開催。また、同月にネスレ・キットカット受験生応援ショートフィルムにメインキャストとして出演した。2017年4月には大阪も含めた東阪ワンマンライブを開催し、各会場でソールドアウトを記録。8月には規模を拡大した、2度目の東阪ワンマンライブを開催する。そして9月にシングル「恋はタイミング」でCDデビュー。この作品はオリコンデイリーシングルランキングで1位、ウィークリーシングルランキングで3位を獲得した。12月13日には2枚目のシングル「マイ・フレンド / キミでいっぱい」を発売する。