EBiSSHが同じ高校に通っていたら
──ミュージックビデオについても聞かせてください。学校を舞台に撮影されたんですよね。
NAOYA そうなんです。今回は全員高校生の設定で、KOHKIは受験生、僕はサッカーをやってたんでサッカー部員。TETTAは絵がうまいから美術部員で、バスケをやっていたREIはバスケ部員を演じました。進路に悩んでいたり、シュートが決まらないスランプに陥っていたり、それぞれに悩みを抱えている設定だったので、がんばって落ち込むシーンを撮りました(笑)。
TETTA あと、MVには落ち込んでる学生のEBiSSHとは別に、励ます側のEBiSSHも出てくるんですよ。正反対の立場から曲を表現したので、すごく面白かったです。
NAOYA 高校は卒業しているから制服姿は全員コスプレになっちゃうんですけど(笑)、ひさしぶりに着たよね。EBiSSHが同じ高校に通っていたらこんな感じだったのかな?とか想像しちゃった。教室のシーンとか。
KOHKI 4人でバスケやったり、廊下を歩いてるREIに後ろから寄って行って、「ウエーイ!」ってフードをかぶせたりとかね(笑)。
NAOYA 普段の僕たちのわちゃわちゃした感じも出せているんじゃないかな?と思います。
REI そうだね。
NAOYA そう、REIがシュート決めちゃうんですよ。外して落ち込まなきゃいけないシーンなのに。
一同 あはははは!(笑)
REI あの……すごい難しかったです。決めちゃダメなところで全部キレイに決めてしまって、逆に、4人で楽しんでるシーンでは決めなきゃいけないのに全然入らなかったんです(笑)。もう大変でした!
TETTA 全部逆を行ってたよね(笑)。
4人は本物のフレンドなんです
──ちなみに、「マイ・フレンド」の歌詞のように皆さんが友情や絆を感じた出来事ってあったりしますか?
KOHKI 僕は受験のときに活動をお休みさせてもらったんですけど、3人はそれを受け入れてくれて、僕の分までがんばってくれたんです。メンバーが1人減ることでパフォーマンスの迫力が弱くなるとか、難しいこともあると思うんですけど、4人のときと見え方が変わらないようにパワフルに踊ってくれていたりして。そして僕が戻ったときは「お帰り」って、責めることなく迎え入れてくれたのが本当にうれしかったです。メンバーだけじゃなくて、BAEBAEも「お帰り」と言ってくれて、絆をすごく感じました。
NAOYA 僕はレッスンの帰りとか、普段の何気ないときですね。もともと外でごはんを食べるのがあまり好きなタイプじゃなかったんだけど、3人はすごく誘ってくれるんですよ。そういうときに「1人じゃないんだな」って思わせてもらえる。
TETTA ほぼ毎日メンバーと一緒にいるおかげでなんでも言い合える仲になったし、すごく楽なんです。もう家族みたいな感覚で……。
NAOYA ねえ、それじゃあ“マイ・ファミリー”になっちゃうよ(笑)。
一同 あははは!(笑)
TETTA とにかく、4人は本物のフレンドなんです(笑)。
REI 僕は、グループ活動以外のときでもみんながよく連絡くれるのがうれしいですね。特にTETTAは「一緒にカラオケ行こう」って……もう、自分が楽しみたいだけなのかよくわかんないんですけど(笑)、でもそうやって気にして連絡をくれる。NAOYAは自分のことじゃないのに、僕の服を見るときに付き添いで来てくれたり。そういうのがうれしいですね。
好きな人に思いを伝えたい
──では、次は「キミでいっぱい」について教えてください。こちらはFODの連続ドラマ「ラブラブエイリアン 2」のエンディングテーマとして使用されています。
TETTA 「マイ・フレンド」とは曲調がガラッと変わって、すごく大人っぽい曲です。内容は片思いをテーマにしていて、「好きな人に思いを伝えたい」っていうメッセージが込められています。
NAOYA 「キミのことで頭がいっぱいになって、どうしたらいいのかわからない」というような気持ちを歌っているから、きっと共感してもらえるところも多いと思う。今までのEBiSSHになかったような曲なので、披露するのが楽しみですね。
REI そうだね。「マイ・フレンド」もそうだけど、今まではお客さんと一緒に楽しめるような曲が多くて、一緒にジャンプしたり、手を振ったり、あとはコールをしてもらったり。けれどこの曲はしっかりと聴かせるメロウな曲なので、「難しいな」と最初は思いました。ただ、それと同時に自分が挑戦してみたい曲調でもあったから「しっかりといいものを残さないと」と思ってレコーディングに臨みましたね。
TETTA 自分たちの表現をしっかりと見てもらえる曲だなって思う。
──歌う際に気を付けているのはどんなことですか?
REI 音数が少なくて、ボーカルの声がより一層際立って聞こえてくるので、伝えたい思いをしっかり言葉に乗せられるよう気を付けました。あとリズム感やピッチにも注意して、今まで以上に練習しました。
TETTA 僕はまず雰囲気作りから入りました。今までは優しく歌うことが多かったんですけど、この曲は逆に力強い感じで歌ったので、普段の自分とは違った一面を見せられるんじゃないかなと思います。
NAOYA 僕はこの曲でラップをしているんですけど、スタッフさんに「メロウ系のラップが合ってる」と言われてうれしかったです。僕にとっては今までで一番歌のパートが多い曲なんですけど、曲のイメージに合うように「マジでカッコつけよう」って思ってます(笑)。練習からすごく意識していますね。パフォーマンスの面で言うと、音が少ないのでタメや我慢が必要で、とても難しいです。
KOHKI きれいなポーズとか、型を意識してね。
NAOYA そう。1つひとつの動きがカッコよくなきゃいけないから、すごく気を付けています。
KOHKI しっかりと動きを止めることと、曲に感情移入する表現力が大事です。
──ちなみに、表題曲を両方共手がけたKさんの所属するクリエイティブチーム・TANTARASにEBiSSHはデビュー曲のときから指導を受けていますが、レコーディングのときにはどんな指示があるんですか?
REI 歌唱法だったり音程、表現の細かいところまですごく丁寧にご指摘いただいていて。あとはレコーディングに限らず、ボイストレーニングでもお世話になってるんです。
TETTA 僕らが本当に恵まれていると思うのは、そうやって“チームEBiSSH”の皆さんが本当に僕らをサポートしてくれること。だから、レコーディングも緊張しないでできるんですよ。それが自分の中ではすごく大きくて、助かっています。
KOHKI 本当に心強いよね。
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2人でずっと「やったね、やったね」って
- EBiSSH「マイ・フレンド / キミでいっぱい」
- 2017年12月13日発売 / SDR
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A盤 [CD]
1200円 / ZXRC-1126 -
B盤 [CD]
1200円 / ZXRC-1127 -
C盤 [CD]
1200円 / ZXRC-1128
- A盤収録曲
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- マイ・フレンド
- キミでいっぱい
- 今日は家に帰らないで
- B盤収録曲
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- マイ・フレンド
- キミでいっぱい
- 誓い~Waiting For Love~
- C盤収録曲
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- マイ・フレンド
- キミでいっぱい
- Christmas Time Again
- EBiSSH(エビッシュ)
- EBiDANのダンス&ボーカルユニット。メンバーはTETTA、REI、NAOYA、KOHKIの4人。2016年7月に Shibuya eggmanにて初パフォーマンスを行う。12月には初のワンマンライブを開催。また、同月にネスレ・キットカット受験生応援ショートフィルムにメインキャストとして出演した。2017年4月には大阪も含めた東阪ワンマンライブを開催し、各会場でソールドアウトを記録。8月には規模を拡大した、2度目の東阪ワンマンライブを開催する。そして9月にシングル「恋はタイミング」でCDデビュー。この作品はオリコンデイリーシングルランキングで1位、ウィークリーシングルランキングで3位を獲得した。12月13日には2枚目のシングル「マイ・フレンド / キミでいっぱい」を発売する。