撮影現場で考えたダンス
──Lucky Kilimanjaroは6月に「風になる」、7月に「HOUSE」、8月に「Do Do Do」、9月に「初恋」と、4カ月連続でシングルをリリースしているということで、「SC-VA1」でMVを観ながらお話をお伺いできればと思います。「風になる」と「HOUSE」のMVはキャッチーなダンスシーンが印象的ですが、振り付けはどなたが考えたんですか?
大瀧 「風になる」は私とラミちゃんだったかな。
熊木 撮影当日にその場で考えてたよね?
大瀧 うん。「なんか踊りたいよね」という話は出ていたんですけど、全然振りを決めないまま当日を迎えて……。
熊木 そもそも「踊りたい」といっても、わざわざ練習するようなダンスじゃなくて、ゆるく踊ってるような感じにしたいって話してたよね。その場で教えてできるくらいの。
山浦 あー、そういうことだったのか。
大瀧 監督に「次ダンスシーン撮るんで!」って言われてから、「どうする!?」って2人で慌てて考えました(笑)。
熊木 自由な感じだよね。この曲を聴いてなんだか軽い気持ちになって新しいことを始めたり、何かに挑戦してもらえたらいいなと思います。
──「HOUSE」も大瀧さんと奥さんが振り付けを考えたんですか?
大瀧 いや、「HOUSE」は確か……。
熊木 ダンスすること自体決めてなくて、その場でなんとなくみんなでやってみました(笑)。
奥 「その動きいいねー」って。
熊木 構図だけざっくり決めておいて、あとは当日各々が好きなことやろうみたいな。
──そのラフさが、肩の力を抜いて聴けるような軽快なサウンドに合ってますね。
熊木 「HOUSE」は休日とか家出なくてもいいじゃん、こういうモニタースピーカーで好きな映像観たらいいじゃん、ということを歌ってる曲です(笑)。MVも含めて、このゆるい感じが伝わったらうれしいですね。
未来につながるようなライブを
──「Do Do Do」は前の2曲とは一転して、熊木さん1人にスポットが当たったシリアスなMVになっていますね。
熊木 「自分の好きなことを選んで、何をするか自分で決めよう」ということを伝えているメッセージの強い曲なんですけど、うちのメンバーが出るとどうしてもゆるさが出ちゃうから、1回出演を控えてもらって(笑)。
大瀧 おちゃらけちゃうから、真面目なMVには当分出ないです!
一同 ははは(笑)。
柴田 このMV、めっちゃカッコいいよね。
奥 熊木の身体表現がすごくてびっくりしました。運動音痴でダンスも全然踊れないはずなのに……。
熊木 決められたダンスはダメなんですけど、自由に表現していいならできる(笑)。
──そして9月リリースの「初恋」のMVはこの取材の時点でまだYouTubeに上がっていないので、今日「SC-VA1」では観られないんですが、どういう映像になっているんですか?(取材は7月下旬に実施)
熊木 「初恋」はドラマ仕立ての映像になってるんですよ。モデルの茅島みずきさんに出演していただきました。
大瀧 茅島さんが本当にかわいくて……。
熊木 お互いに好きなのに別れてしまった恋愛を歌っている楽曲なので、それを映像で表現するために、切ない感じのラブストーリーになっていますね。
奥 僕らも昨日初めて観たばかりなんですけど、あの映像の青春感、好きだなあ。
──さらに10月には新作「FRESH」がリリースされます。表題曲では開放感のあるサウンドに乗せて、「新しい朝を始めよう」とポジティブなメッセージが歌われています。
熊木 新しいものにどんどん触れていこうと伝えている曲です。新しい環境に身を置くのって、ちょっとこわいことだと思うんですよ。でも、未来のことはわからないし、新しいものに触れることで楽しいことを知れたりするから、不安がらないでどんどん挑戦していってほしいなって。新しいことをするのが不安だと思っている人に、ぜひ聴いてもらいたいなと思います。
──11月には東京・WWWで初のワンマンライブ「Lucky Kilimanjaro presents.『FRESH』リリースワンマン」があります。
山浦 これまで最長で50分くらいのライブしかやったことがなかったんですけど、今回はワンマンライブということで、盛り上げるところと落ち着かせるところの緩急をどういうふうに付けるのか、みんなで練っている最中ですね。
大瀧 長いセットの中で、ストーリー仕立てになっているようなブロックもあると思います。あと、ライブだけじゃなくて、みんなで今面白いことも考えているので、楽しみにしていてほしいです。
松崎 短い時間の中では出しきれなかったLucky Kilimanjaroのよさ、僕らが提示できるものを、時間をたっぷり使ってすべて出せるんじゃないかなと。今まで僕らがやってきたことを全部詰め込んだようなことが初めてできるんじゃないかなってワクワクしています。
柴田 僕らはバンドを結成してから5年経つんですが、その集大成というか、現時点での自分たちの最高のライブを見せたいよね。
奥 みんながひたすら楽しめて、そして自分自身が楽しんで帰れるような空間を作れたらいいな。ともかくハッピーな1日にしたい。
熊木 僕らにとっても来てくれた人にとっても、2020年につながるような、もっと未来を楽しみたくなるようなライブになったらいいなと思っています。何よりも来てくれた人が楽しんでくれることが一番なので、僕らはそれに対して精一杯やるだけです!
Panasonic ワイヤレススピーカーシステム「SC-VA1」
10V型のモニターが付いたスピーカーシステム。スマートフォンと連携し、YouTubeなどの音楽付き映像コンテンツを簡単に再生できるキャスト機能に対応。スマホに届くSNSの通知などに邪魔されず、モニターで動画を楽しむことができる。YouTubeのほか、Netflix、Hulu、DAZN、dTV、Paravi、radikoなどのインターネットサービスにも対応。スピーカーは円筒状なので、360°に広がるサウンドが実現された。またBluetooth接続することで、スマホに保存された音楽を再生するBluetoothスピーカーとしても使用可能。ディーガやビエラなどの“お部屋ジャンプリンク”機能にも対応している。