デジナタ連載 Creepy Nuts×インテリアシアター「TH-100FP1」 配信ライブ「BBBLIVE」をいい映像、いい音で振り返る

日本のターンテーブルはすごい

──Panasonicの高級オーディオブランド、TechnicsはDJターンテーブルでも知られています。DJ 松永さんも「SL-1200」シリーズを愛用されているとか。

DJ 松永 もちろんです! というか、DJにとってはインフラみたいなもんですから、Technicsのターンテーブルは。

R-指定 そうなんや。

Creepy Nuts

DJ 松永 マジですごいんだって! 2010年に一度販売が終了したんですけど、ほかのメーカーがこぞってTechnicsのマネをし始めたんです。アームの曲げ具合とか、操作ボタンの配置とか、ほとんど「SL-1200」シリーズと同じにして。「いかにSL-1200シリーズに近付けるか」が基準になってましたね。もちろん今もスタンダードだし、モノがよすぎて40年以上前のモデルが今も現役で使われてるんですよ。DMC(Disco Mix Club)という歴史も権威も一番のDJの世界大会があって、一昨年、僕も出演したんですけど……。

──「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIP FINALS 2019」。バトル部門でDJ 松永さんが優勝した大会ですね(参照:DJ 松永「DMC」優勝で世界一のDJに)。

DJ 松永 実はDMCの世界大会って、ずっと(Technics「SL-1200」シリーズの)MK2で競技してたんですけど、一昨年はMK7も使えることになってて。「使いますか?」と言われたから、「そりゃ使いますよ!」って(笑)。今までの完成された使用感はそのままに、トルクやブレーキスピードの調節や、SP盤の再生もできますしね。音もすごくいい。

R-指定 世界大会で日本のターンテーブルがずっと使われてるって、すごいな。

DJ 松永 そうなんだよ。シンセサイザーもそう。2000年代のヒップホップは、TRITONというシンセのプリセットの音で作った曲が世界でヒットしてたんだけど、それも日本のメーカーですからね。今もトラップ(10年代に大流行したヒップホップのリズムの一種)とかでずっと使われている“808”( Rolandのリズムマシン「TR-808」)も日本製だし、日本の音響メーカーは本当にすごいです。

R-指定 日本で作られた音を世界中のDJやビートメイカーが調理していると。

DJ 松永 そういうことだよ、ホントに。

──今はYouTubeなどで、DJ 松永さんをはじめ世界中のトップDJの映像も簡単に観ることができて。「インテリアシアター」で観るのも楽しそうですよね。

R-指定 DJの手元の動きを大画面で観るの、アガりますね。

DJ 松永 すごい時代ですよね。先輩DJに話を聞くと、教則本も教室もなかったし、とにかく参考になるものを探し回ってたみたいで。どうにしかして海外のDJがプレイしているビデオを手に入れるか、あとは現場で実際に見てマネするしかなくて。今はYouTubeにもバンバン動画が上がってますから。

R-指定 DJプレイをスクリーンに映して、みんなで盛り上がるのも楽しそうやな。

ホラーも格闘技も

──普段、お二人はどんな映像を観てることが多いですか?

R-指定 ホラーが好きなんですよ。

Creepy Nuts

DJ 松永 大画面でホラー、いいね(笑)。

R-指定 映画「リング」とか、ピッタリじゃない? あの映画はテレビの中から貞子が出てくるんだけど、インテリアシアターで観たら、壁からヌッと出てくる感じになりそう(笑)。

DJ 松永 余計リアルだわ!(笑) 格闘技もいいですね。1999年あたりのK-1とか。

R-指定 誰が出てたとき?

DJ 松永 誰って! アーネスト・ホースト、ピーター・アーツ、ミルコ・クロコップ、レイ・セフォー、サム・グレコ、ステファン・レコ、ジェロム・レ・バンナ、日本の武蔵……。

R-指定 出てくるなあ(笑)。でも、確かに格闘技はよさそう。

──大画面のスポーツ観戦、いいですよね。

DJ 松永 ゲームとかもいいですね。

R-指定 1人で映画に没入してもいいし、友達や仲間と集まってライブやゲームで盛り上がるのもいいし。シチュエーションによって、いろんな楽しみ方ができそうですね。

Creepy NutsとPanasonic「インテリアシアター TH-100FP1」。

Panasonic「インテリアシアター DLPプロジェクター TH-100FP1」

Panasonic「インテリアシアター DLPプロジェクター TH-100FP1」

高輝度2700lm、高精細フルHD、高出力スピーカーを搭載したDLPプロジェクター。投写できる画面サイズは60インチから120インチ。超短焦点レンズを搭載しており、投写面の近くにすっきりと設置できる。60インチの画面サイズの場合、壁から本体までわずか17cmの距離で投写が可能。高輝度の光源により、明るい日中や照明を落とさない部屋でも鮮明な映像で迫力の大画面が楽しめる。またBlu-ray Discレコーダー(ディーガ)やテレビ(ビエラ)など「お部屋ジャンプリンク」対応機器との無線接続もできる。

Technics「SL-1200MK7」

Technics「SL-1200MK7」シルバー

世界中のDJがプレイする現場で使われ続ける「SL-1200」シリーズの最新機種。ダイレクトドライブモーターやプラッター、シャーシなどすべてを一新しながら、トーンアームや各種操作スイッチなどの配置は「SL-1200」シリーズのレイアウトを踏襲し、これまでと変わらない操作性を実現している。ボディはブラックおよび新色シルバーの2色展開。

BOOM BOOM BOOM LIVE vol.2

「BOOM BOOM BOOM」ロゴ

スペースシャワーTVを中心に各種音楽ストリーミングサービス、uP!!!、第一興商などが参加し、新人アーティストに特化したヒットの創出を目指すプロジェクト「BOOM BOOM BOOM」の一環として4月に開催された無料配信ライブイベント。ゲストアーティストのCreepy NutsとDISH//、新人アーティスト応援企画「STARTERS MATCH」を勝ち抜いた上位3組のKALMA、マルシィ、the shes goneが出演し、パフォーマンスを繰り広げた。スペースシャワーTVでは6月20日(日)21:00よりライブの模様がオンエアされる。

スペースシャワーTV「BOOM BOOM BOOM LIVE vol.2」
2021年6月20日(日)21:00〜22:00