Creepy NutsがナタリーとPanasonicとの連携企画「デジナタ」に登場。Panasonicの家庭用プロジェクター「インテリアシアター TH-100FP1」を使って出演ライブを振り返る。Creepy Nutsが鑑賞したのは、4月に行われた無料配信イベント「BOOM BOOM BOOM LIVE vol.2」。新人アーティスト応援企画「STARTERS MATCH」で選ばれたKALMA、マルシィ、the shes gone、さらにゲストのDISH//が出演したこのイベントでCreepy Nutsは、「顔役」「バレる!」「Who am I」など新曲を次々と披露し、画面越しの視聴者をエキサイトさせた。この特集ではR-指定とDJ 松永に「BOOM BOOM BOOM LIVE vol.2」のパフォーマンスの手応えやインテリシアターの映像と音響、DJ 松永が愛用するTechnics(テクニクス)のターンテーブル「SL-1200MK7」について語ってもらった。
取材・文 / 森朋之 撮影 / 堀内彩香
Panasonic「インテリアシアター DLPプロジェクター TH-100FP1」
高輝度2700lm、高精細フルHD、高出力スピーカーを搭載したDLPプロジェクター。投写できる画面サイズは60インチから120インチ。超短焦点レンズを搭載しており、投写面の近くにすっきりと設置できる。60インチの画面サイズの場合、壁から本体までわずか17cmの距離で投写が可能。高輝度の光源により、明るい日中や照明を落とさない部屋でも鮮明な映像で迫力の大画面が楽しめる。またBlu-ray Discレコーダー(ディーガ)やテレビ(ビエラ)など「お部屋ジャンプリンク」対応機器との無線接続もできる。
Technics「SL-1200MK7」
世界中のDJがプレイする現場で使われ続ける「SL-1200」シリーズの最新機種。ダイレクトドライブモーターやプラッター、シャーシなどすべてを一新しながら、トーンアームや各種操作スイッチなどの配置は「SL-1200」シリーズのレイアウトを踏襲し、これまでと変わらない操作性を実現している。ボディはブラックおよび新色シルバーの2色展開。
BOOM BOOM BOOM LIVE vol.2
スペースシャワーTVを中心に各種音楽ストリーミングサービス、uP!!!、第一興商などが参加し、新人アーティストに特化したヒットの創出を目指すプロジェクト「BOOM BOOM BOOM」の一環として4月に開催された無料配信ライブイベント。ゲストアーティストのCreepy NutsとDISH//、新人アーティスト応援企画「STARTERS MATCH」を勝ち抜いた上位3組のKALMA、マルシィ、the shes goneが出演し、パフォーマンスを繰り広げた。スペースシャワーTVでは6月20日(日)21:00よりライブの模様がオンエアされる。
スペースシャワーTV「BOOM BOOM BOOM LIVE vol.2」
2021年6月20日(日)21:00〜22:00
新曲尽くしの「BBBLIVE」
──Creepy Nutsは4月に行われた「BOOM BOOM BOOM LIVE vol.2」に出演しました。手応えはどうでしたか?
DJ 松永 R-指定の調子がよかったですね!
R-指定 歌唱的にはいいテイクだったと思いますね、確かに。
──冒頭から「バレる!」「顔役」と新曲を続けざまに披露するセットリストも圧巻でした。
DJ 松永 ありがとうございます。新曲だとか、あまり知られてない曲をやることが怖くなくなってきたんですよ、最近。
R-指定 そうなってきたのは、配信ライブが増えたことも1つの要因かなと。無観客の配信ライブの場合、目の前のお客さんを盛り上げることを意識しなくていいので、思い切ったことができるというか。もちろんCreepy Nutsの存在を広く知ってもらえるようになったことも大きいし、新曲に対する自信もあるんですけどね。
DJ 松永 お客さんがいると、どうしても「盛り上げないといけない」って意識しすぎちゃうからね。
R-指定 現場での満足感を求めてしまうし、安パイを狙うというか「やっぱりこの曲はハズされへんな」と思いがちなんですよ。配信だとスタメン(セットリスト)総入れ替えもできるし、曲のポテンシャルを信じてチャレンジできるので。最近は配信だけじゃなくて、有観客のフェスやイベントでも新曲を臆せずやってますね。
DJ 松永 自然にそうなってるし、自分たちとしては“攻めてる”という感じもなくて。
R-指定 確かに。「新しい曲、とんでもない戦力なんですよ」っていう。
──「BOOM BOOM BOOM LIVE vol.2」のMCでR-指定さんが「配信ライブもスタンダードになってきた」と語っていましたが、実際、オンラインイベントの楽しさも実感してますか?
R-指定 そうですね。最初は苦手だったんですよ、正直。お客さんがいないからどこを見ていいかわからなくて、目も泳ぐし、歌詞も飛ぶし。「え、誰に向かって歌えばいいの?」って。
DJ 松永 そう、とにかくテンションが上げづらくて。そのせいで普段通りのパフォーマンスもできなかったですね。
R-指定 お客さんを前にして「絶対に盛り上げる」と思うことで爆発力が生まれるし、さらにバイブスが上がっていく作用がありますからね。でも、配信ライブを何回かやってみて、「アゲるだけではないパフォーマンスもできそうだな」と思うようになって。声を張り上げて煽るんじゃなくて、音源とは違うラップの乗せ方だったり、ちょっとしたニュアンスで遊んだりできるんですよ。
DJ 松永 わりと平常心に近いところでやれるから、正確にリズムが刻めたりね。普段のライブはテンション上がりすぎてビートが速くなることもあるんですよ(笑)。それはそれでいい効果を生んだりするし、一概にどっちがいいという話ではないんだけど。
R-指定 うん、現場でアガるのももちろん最高だから。たぶん配信ライブを観てる人は落ち着いて聴いてるでしょうし、歌詞をしっかり聴き取ってくれる人も多そうですね。
よかったライブは何度も観返す
──普段、自分たちのライブ映像を観ることはありますか?
DJ 松永 僕はほぼ観ないです。先輩のアーティストで、自分が出演しているものはどんなライブも全部録画してチェックしてる人がいて。やっぱりその人、ライブがうまいんですよ。常に研究してる成果でしょうね。
R-指定 俺はたまに観ますよ。基本、ライブのできがよかったときだけですけど。
DJ 松永 それはわかる。
R-指定 たまには失敗したところも観ますけどね。戒めのために。観るのが怖いから、ほかのことをやってるふりして、チラチラ画面を観て。ホラー映画を観てるときと同じテンションですね(笑)。
DJ 松永 失敗した場面を観るのは確かに怖いよな。俺は無理。そんなにハートが強くないから。
R-指定 よかったライブは何回も観返します。昔はライブで悔しい思いをすることも多かったけど、最近はいい感じにやれてるから観返す率が上がってますね。
これがあればモテる
──では、Panasonicの家庭用プロジェクター「インテリアシアター TH-100FP1」を使って「BOOM BOOM BOOM LIVE vol.2」のライブ映像を観てもらいましょう!
DJ 松永 自分が思い描いてるホームシアターと全然違いますね。もっと大がかりというか、スクリーンを設置して、少し離れた場所から映写して……みたいな想像をしてたんですけど、このプロジェクター、壁からめちゃくちゃ近い距離から映せるので。人が通るたびに影が映り込むこともないですね(笑)。置き場所も取らないし、デザインもAV機器っぽくなくて。一瞬、加湿器かと思いましたから。
──カーテンやソファと同様に身近なものに感じられるよう、製品の外装にはファブリック素材が使用されています。
R-指定 部屋になじみそうですね。しかも画面がめちゃくちゃデカい。
──最大120インチの映像が投影できます。
R-指定 すごいっすね。しかも白壁さえあれば、ワンルームマンションや六畳一間のアパートでも設置できるし。……モテますね、これは(笑)。
DJ 松永 ハハハハ(笑)。
R-指定 自分がイケてるライブの映像とか、何気なく映して。
DJ 松永 めちゃくちゃキツいわ!
R-指定 いや、俺はしないよ? ただ、そういうことをやる奴も出てくるだろうなと(笑)。
──(笑)。インテリアシアターがあったら、どんなふうに使いたいですか?
R-指定 昔から、家では何かしら映像を流しておきたいタイプなんですよ。これだけ画面がデカいと何を映してもいいだろうし、テンション上がりますよね。
DJ 松永 広い部屋に住んでなくても、簡単にシアタールームになるしな。
R-指定 うん。ソファに寝転んだり、お酒飲みながら、このスクリーンで映画を観るとか最高やな。あと、音もいいですね。
──本体にスピーカーが内蔵されていて、ウーファー(低音再生を担うスピーカー)が2つも装備されてます。
R-指定 なるほど。低音もガツンとくるし、ぜひ配信ライブも観てほしいですね。今はスマホやパソコンで観る人も多いけど、インテリアシアターくらいのサイズで観ると迫力が違うので。
DJ 松永 臨場感が味わえますね。いい映像、いい音で楽しんでほしいです。
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日本のターンテーブルはすごい