Devil ANTHEM.|5人に受け渡される未来へのバトン

KURUMI.、SATSUKI.、AI.、KAEDE.、YUME.インタビュー

卒業すると聞いて涙が止まりませんでした

──5月7日に行われたライブ終了後にNANOHA.さんのグループ卒業が皆さんに伝えられました。彼女が卒業することを聞いて率直にどう思いましたか?

KURUMI.

KURUMI. 私は薄々ですけどなぁたん(NANOHA.)が辞めてしまうんじゃないかって思っていました。

──それはどうしてです?

KURUMI. 私もなぁたんも初期メンバーだし、長く一緒にいるからなんとなく考えてることもわかって。それに彼女が進学した高校は普通の高校で芸能科のクラスとかではないから、ちゃんと勉強して進学したいんだろうなっていうのは気付いてました。

SATSUKI.

SATSUKI. なぁたんとはデビアンになる前のレッスン生のときから一緒で仲がよかったので、考えていることはなんとなくわかってて。わかってはいたけど、実際に卒業すると聞かされたときは悲しすぎて涙が止まりませんでした。自分が考えるよりもショックが大きかったです。私はさらに彼女から手紙をもらって、それを読んでまた号泣するという。

──どんなことが書いてあったんでしょう?

SATSUKI. 私に対する感謝の言葉と「ごめんね」という言葉でした。まだ彼女の手紙に対する返答はしてなくて、できればそれは彼女が辞める直前に私も手紙にして渡そうと思ってます。

AI. 私は「なぁたん辞めちゃうんだ」って寂しい気持ちになりました。でも気持ちはわかるんですよ。私も4月に高校生活が始まったばかりで、アイドル活動と高校の両立について考えさせられることが多いです。土日にデビアンの活動がある中、どうしてもプライベートや学業に時間が割けなくなることで行き詰まることもあって。私の場合はいつも「やっぱりデビアンでもっと上のステージに立ちたい」って気持ちが勝つから頑張っていられるんですけど、なぁたんはそこでアイドル活動に区切りを付けることを選択したんですね。

KAEDE.

KAEDE. 私は今のタイミングで辞めちゃうのはもったいないなと思いました。なぁたんは人気もあるし。デビアン自体がグングンと成長しているところだから、本当に後悔はないのかなって。

KURUMI. なぁたんはダンスが得意でパフォーマンス面を引っ張ってくれていました。だから彼女がいなくなってからのライブで心配なことは多いと思うけど、これを糧にみんなステップアップできたらなと。

SATSUKI. そうだね。この機会にもっと団結していきたい。

新しいことにどんどんチャレンジしていきたい

──NANOHA.さんは皆さんにとってどんな存在でした?

YUME.

YUME. いつもそばにいてくれて、つらいときはいつも寄り添ってくれました。本当のお姉ちゃんみたいな存在。私よりも背は小さいけど(笑)。

KAEDE. なぁたんはファッション誌「ニコプチ」の読者モデルをやってて、けっこう有名なんですよ。私も彼女に憧れていた1人なので、一緒のグループに入って活動することができて本当にうれしかった。

──NANOHA.さんが卒業したあと、グループの中でどんな存在になりたいですか?

SATSUKI. メンバーの中で歳上だからというのもありますけど、できるならリーダーになってみんなを引っ張っていきたい。自分が思う理想のデビアンについては、まだ答えが出ないんですが、新しいことにはどんどんチャレンジしていきたいですね。

YUME. 私もデビアンを支えられるような強い存在になりたいです。先輩たちの後ろにいることが多いですけど、私ももうちょっと目立ちたいというか……自分をもっとアピールしたいんです。KURUMI.ちゃんみたいにソロ活動ができたらなと思うこともありますよ。ただ私、歌がそれほどうまくないので、自分を鍛えてステップアップしていきたいです。

KAEDE. 人見知りで何かあると内にこもってしまうから、ポジティブキャラになりたいですね。デビアンのムードメーカー的な存在になりたい。

──7月9日の下北沢SHELTER公演は6人での最後のワンマンライブですが、どんなライブにしたいですか?

KURUMI. なぁたんにとっての最後のワンマンでもあるので、彼女の門出をお祝いしたいです。なぁたんの新しいスタートになるようにみんなで盛り上げたい。

AI.YUME.

AI. 私は今までのデビアンの衣装を全部着たいと思っていて。ここまで6人でやってきたことを形にして残したいんです。あとは、なぁたんが辞めることを後悔するようなライブにしたいですね。

KAEDE. 似てるけどファッションショーとかやってみたい! 私がみんなのコーディネートをして、それぞれのいいところを引き出したいです。あとはそれぞれがソロ曲をやりたいな。

YUME. 何かサプライズを用意したいですね。そしてなぁたんを泣かせたい。号泣させたいです。

活動を続けてよかったと思えるような未来にしたい

──デビアンが今後ブレイクするために必要なことはなんでしょうか?

KURUMI. 完璧だと思ったライブでも50%くらいしか力を出せてなかったりするので、毎回のライブに全力を注いで気持ちいい汗をかきたいですね。

SATSUKI. 周りの人たちが「まだ先が見えない」ってよく言うんですけど、先が見えるように何か変えていきたい。

KAEDE. 歌唱面ではなぁたんが支えてくれていた部分もあるので、もっとボイトレに通って歌唱力を磨きたい。私はダンスのほうが得意だけど、歌が苦手だからこそ克服してデビアンの曲をたくさんの人に届けたいです。

AI. 大事なのは諦めない心ですかね。私はデビアンを辞めたら絶対に後悔すると思ってるので、活動を続けていてよかったと思えるような未来にしたいです。

Devil ANTHEM.
Devil ANTHEM.ワンマンライブ「confusion」

2017年7月9日(日)東京都 下北沢SHELTER
OPEN 15:30 / START 16:00

Devil ANTHEM.(デビルアンセム)
Devil ANTHEM.
AI.、KURUMI.、SATSUKI.、NANOHA.、KAEDE.、YUME.の6人からなるアイドルグループ。「悪魔の聖歌」という意味の名を冠し、女の子の持つ天使と悪魔の二面性をコンセプトに掲げてライブを中心に活動する。2015年6月にタワーレコード内のアイドル専門レーベル・youthsorce recordsに第1弾アーティストとして参加。同年8月にデビューシングル「Devil ANTHEM. ~キミのハートを征服中~」をリリースした。2016年8月に新体制初のシングル「らすとご!!」を発表し、同年12月に結成2周年記念のワンマンライブ「EASTER」を開催。2017年3月には東京・下北沢SHELTERにて初のファン参加型主催イベント「デビアンフレンドパーク」を行い、4月18日に1stアルバム「Fever」を発表した。同年7月9日にワンマンライブ「confusion」を行い、同月をもってNANOHA.がグループを卒業。グループは8月より新メンバーを加入させ新体制となる。