08.トニカクHEY
大輝 「トニカクHEY」は、もう。ね!
──すでにライブのキラーチューンになっている曲ですね。
颯 ヘイ、そうです!(笑)
──それだけで説明充分という感じもしますが、こうして「BET」収録のシングル曲を並べるだけでも、バラエティ豊かな楽曲群ですね。
大輝 そうですね。いろいろ悩みながら曲を選んだりしましたけど、結果的によかったなと思います。
09.Blackjack
──この楽曲は☆Taku Takahashi(m-flo)さんとJazzin' parkさんの提供曲で。
大輝 最強のコンビですよ。楽曲をお願いしたい人を挙げていく会議の中で「m-floさんはどうか?」っていう意見が出て。その頃「No Question」が出たばかりで、みんな「カッコいいね」ってめちゃくちゃ聴いてたんですよ。まさか無理だとは思うけどお願いできたらいいね、なんて話していたら奇跡が起きました。
──曲についてはどんなリクエストをしたんですか?
大輝 「m-floさんらしさ全開で、テンポは速めにお願いしたい」ということは伝えました。「let go」のような曲よりは、「come again」や「miss you」のような方向で、という話をした記憶があります。
──なるほど。そして完成した楽曲を聴いて、どう思いました?
徹 僕は颯と移動車の中で最初に聴いたんですけど、サビのインパクトが強くて「カッコいいなあ」と、一聴しただけで思いましたね。
颯 携帯見て「あ、届いてる!」ってすぐダウンロードしてね。m-floさん感がめちゃめちゃあって、仕事終わりの疲れた車内だったんですけど、2人とも一気にテンション上がりました(笑)。
雄大 ただ、ボーカル的にはすっごいムズかったです!
想太 すごいムズかったです!!(笑) 変な意味じゃなく、m-floさんの曲って歌うために作っていないと言うか、“聴く”ことを重視して作られているんですよね。それをDa-iCEがなぞるのは違うなと思って。LISAさんの声は薄めで入っていたりもするけれど、僕らはパワーがあるほうなので、どうしても“歌寄り”になってしまう。そこを歌寄りにしてもいいものか?っていうのは一瞬悩みましたが、しっかり歌わせていただきました。聴くのは楽しいけど歌うのは難しかったです(笑)。
雄大 “気だるいカッコよさ”を出すのがすごく難しかったよね。1つ1つのフレーズに対していろんなニュアンスで録っていったんですけど、自分的に一番気だるいラインで歌ったテイクが2番のAメロで使われていたり。やりすぎくらいに気だるくするのがよかったみたいです(笑)。
想太 僕もテンションがうまくつかめず、中でもAメロがすごく難しかった。普段はAメロから順に録っていくんですけど、全部歌ったあとにAメロに戻ったくらい。
雄大 この曲に関してはテイクを重ねたほうが歌がよくなりましたね。曲のグルーヴ感をつかんだのかもしれない。
想太 僕もそれは思いました。スネアのリズムに合わせると歌いやすかったんですけど、それに途中まで気付けなくて。
大輝 ドラムンベースって、そもそもが難しいしね。ダンスも(テンポを)倍で取るか半分で取るかによって雰囲気がだいぶ変わってくると思います。チャレンジングな曲です、本当に。
10.Bodyguard
大輝 この曲は1年くらい温めていた曲です。
想太 15曲くらいあるストック曲を5人で聴いていって、残したいかどうか決める会議があって。過半数の手が挙がったら残していくんですけど、全員が手を挙げたのがこの曲だけだったんです。
大輝 満場一致でしたね。元の曲からアルバム用にアレンジが変わって、またグッとカッコよくなったんですよ。
想太 ベースがめちゃめちゃカッコいい。
大輝 そう、ギターとベースが入って、今回のアルバムに寄り添うアレンジになりました。すごくいいです!
想太 今回の収録曲はどの曲も「シングルカットできるくらいカッコいい」と思っているんですよ、僕。本気で自信作なんです。
11.TOKYO MERRY GO ROUND
颯 ここでさらに追い上げだね。
──このシングル曲をラスト前に置いた理由は?
想太 1つの区切りと言うか。ツアーで言うなら、アンコール前の本編ラストの位置付けです。
颯 「以上、Da-iCEでした!」みたいな感じね。
想太 ここまででアルバムのテーマを一旦終わらせておいて、総まとめとして12曲目のバラードがある。2曲ラストがあるイメージで、その1つがこの曲、という感じですね。あと僕らの今までのアルバムって、収録曲数が全部11曲なんですよ。そこから今回は、「実は12曲目があるよ」って。
12.いつか…
──この曲はボーカルの2人が作詞を担当しています。
雄大 曲を聴いたときに「いいな、歌詞書きたいな」と思ったんですけど、その時点で想太が歌詞を書き始めていたんですよ。だから「一緒に書かせて」とお願いして、何パターンか想太が出していているところに自分のフレーバーを入れてもらった、という感じですね。
想太 でも最初の歌詞から全部見直していったので、全部一緒に書いたんですよ。2番以降は自分が最初に書いたものからは特にガラッと変えていますし。すごく情緒のある歌詞になったなと思います。
──2人はこの曲でどういった思いを伝えようとしたんですか?
想太 最初2人でイメージしていたのは家族愛なんですけど、家族愛をここに入れるとアルバムのコンセプトからずれてしまう。なので、今まで自分たちが懸けてきたものを恋愛などに例えつつ表現しました。僕ら的には思いをストレートに書いてはいるんですけど、実際作り上げてみたら受け取り方次第で誰にでも共感してもらえるような歌詞になったかな?と思うので、誰しもが今まで経験したことのある挫折や喜び、愛だったりを感じてもらえるといいなと思います。
雄大 伝えたい思いが一致していたので、すごく書きやすかったですね。
颯 なんかこの曲は、聴いてると今までの僕らを思い出すんですよ。なので、ライブでやったらもっとリアルに思い出がフラッシュバックしそう(笑)。
徹 聴きたいですね、早く。披露するのが楽しみです。僕は“観る側”として、袖で聴いていたいです。
雄大 あはははは(笑)。
大輝 壮大なバラードとなると“好き嫌い、出会い別れ”みたいなテーマになりがちですけど、2人はそれよりももう一歩深いところで歌詞を書いてくれていると思います。歌詞をじっくり見ると「これ本当にバラード?」って思うようなインパクトの強いフレーズも入っていたりするので、そういう言葉が壮大なトラックにハマるのはDa-iCEらしいんじゃないかな。
──12曲がそろって、皆さん的に「BET」という作品、どんな1枚に仕上がった印象ですか?
想太 今までの人生をここまでDa-iCEに懸けてきたんだという思い、これから賭けていきたい思いをそれぞれの楽曲に詰め込んでいる感覚がすごくありますね。これを聴いてぜひツアーに来てもらって、皆さんも自分の人生を懸けて大事にしたいものを見付けてもらえるようなことがあったらいいなと思います。
大輝 前作と比べても圧倒的にメンバーが制作に関わっていますし、メンバーが曲を書いたほうが、「今僕らが言いたいことはなんなのか」っていうこともファンの方に伝わりやすいでしょうし。
雄大 なんと言うか、血が通うよね。
想太 歌にもいい意味でより魂が宿ると思います。1曲1曲に今までで一番メンバーが関われたと思うので、そういう意味でも一番僕らが出ている作品かなと思います。
──制作に携わることは、これからも続けていく?
大輝 そうですね。僕らが何を歌いたいか、何をパフォーマンスしたいかっていうところを感じ取り共感して、ファンの皆さんは付いて来てくれていると思うので。人に任せることも大事だけど、自分たちの言いたいことは常に持っておかないと、と言う気持ちはあります。よりよくしていけたらいいですね。
- Da-iCE「BET」
- 2018年8月8日発売 / UNIVERSAL SIGMA
-
初回限定盤A(BLACK盤) [CD+DVD]
4600円 / UMCK-9960 -
初回限定盤B(WHITE盤) [CD+DVD]
4100円 / UMCK-9961 -
フラッシュプライス盤 [CD]
2300円 / UMCK-9962 -
ファンクラブ限定盤(a-i盤) [CD+DVD]
4600円 / PROS-1909
- CD
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- BET
- FAKESHOW
- It's not over
- Flash Back
- Live goes on
- 君色
- リグレット
- トニカクHEY
- Blackjack
- Bodyguard
- TOKYO MERRY GO ROUND
- いつか...
フラッシュプライス盤ボーナストラック
- 砂時計
- hitofuyu
- メランコリー
- love letter
- いつかまた会えるなら
- 初回限定盤A(BLACK盤)DVD
- 「Flash Back」Music Video
- The making of 「Flash Back」
- 「トニカクHEY」 Music Video
- 「トニカクHEY」Dance Edit.
- 「君色」Music Video
- 「大阪LOVER」Music Video
- 「TOKYO MERRY GO ROUND」Music Video
- 「FAKESHOW」Music Video
- 初回限定盤B(WHITE盤)DVD
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- ふざけちゃって五面なサイ ~もう一つのBETツアー~
- ファンクラブ限定盤(a-i盤)DVD
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- a-i contact VOL.5 ~FiGHT BaCK~
- ライブ情報
Da-iCE 5th Anniversary Tour - BET - -
- 2018年9月24日(月・振休) 千葉県 幕張イベントホール
- 2018年9月25日(火) 千葉県 幕張イベントホール
- 2018年10月13日(土) 東京都 オリンパスホール八王子
- 2018年10月14日(日) 新潟県 新潟テルサ
- 2018年10月28日(日) 山口県 山口市民会館 大ホール
- 2018年10月30日(火) 福岡県 福岡サンパレス
- 2018年11月16日(金) 神奈川県 カルッツかわさき
- 2018年11月21日(水) 北海道 札幌市教育文化会館
- 2018年11月22日(木) 北海道 札幌市教育文化会館
- 2018年12月1日(土) 広島県 上野学園ホール
- 2018年12月2日(日) 香川県 サンポートホール高松 大ホール
- 2018年12月7日(金) 群馬県 ベイシア文化ホール 大ホール
- 2018年12月8日(土) 石川県 本多の森ホール
- 2018年12月16日(日) 宮城県 仙台サンプラザホール
- 2018年12月20日(木) 静岡県 静岡市民文化会館 大ホール
- 2018年12月22日(土) 愛知県 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
- 2019年1月13日(日) 大阪府 大阪城ホール
- 2019年1月14日(月・祝) 大阪府 大阪城ホール
- Da-iCE(ダイス)
- 2011年に結成された、ボーカリストの大野雄大、花村想太、パフォーマーの工藤大輝、岩岡徹、和田颯の5人からなるダンス&ボーカルユニット。クラブやライブハウスを主な活動の場として年間100本を超えるライブを行い、2012年にはAAAのツアーのオープニングアクトに抜擢される。2014年1月にユニバーサルシグマからメジャー1stシングル「SHOUT IT OUT」をリリースした。2017年1月に初の日本武道館公演を実施し、武道館公演の1週間後に3rdアルバム「NEXT PHASE」を発表。同年にスタートした全国ツアー「Da-iCE LIVE TOUR 2017 -NEXT PHASE-」では、最終公演を千葉・幕張イベントホールで開催した。2018年にデビュー5年目に突入し、1月に5周年イヤーの第1弾シングルとして「TOKYO MERRY GO ROUND」を、5月に第2弾シングル「FAKESHOW」を発表。8月に4thアルバム「BET」をリリースした。9月からは全国ツアー「Da-iCE 5th Anniversary Tour - BET -」がスタート。2019年1月15日でデビュー満5周年を迎える。