“セクシーCHiCO”の出来栄えは?
──今回のアルバムの注目楽曲の1つが「平成バブル」だと思います。「大事に温めてきた“セクシーCHiCO”が今回お披露目できるとは…!」とTwitterでつぶやかれていた通り、これまでにはなかった艶っぽいボーカルが堪能できる仕上がりです。
私の中で大事に温めてきた「セクシーCHiCO」が今回お披露目できるとは…!(笑)
— CHiCO オフィシャル (@CHiCOxxx_tweet) 2018年2月2日
チコハニ、初セクシー曲です。
ゴムさんもボーカルで参加してくれてますよ~(^○^)
夜の銀座にも歌舞伎町にも行かない私ですが、女性のちょっと大胆な火遊びを歌でおとどけ♪ https://t.co/nnGY1CxvPN
サウンドのジャンル的にも歌い方に関しても、チコハニでは初めて挑戦するタイプのもので。でも私は普段、いろんなアニソンをカラオケで歌うので、ちょっと大人っぽいセクシーな歌い方は自分の引き出しとして持っていたんで、それが「いよいよ発揮できる時がきた!」と思ってすごくうれしかったんです。
──レコーディングもスムーズでしたか?
かと思いきや! この曲の世界観の中に、自分の持っていた歌い方を落とし込むのがけっこう大変で。かなり苦戦しちゃいました。参考になるような楽曲を教えてもらい、それを聴きこんだりしながら何度も練習してレコーディングしました。
──具体的なディレクションもあったんですか?
セクシーなのはいいんだけど、サビではもうちょっとヒステリックな感じで、ちょっとキンキンするような声で歌ってほしいと言われました。そういう歌い方が今までの自分の中になかったので、温めていたセクシーさに新たなニュアンスが上書きされた感じでした(笑)。
──歌詞の内容もかなり刺激的ですよね。大人の危険な恋愛ソングと言いますか。
こうやって取材を受けるにあたって、この曲のテーマを改めてGomさんに確認したんです。私のイメージと違っていたらダメだなと思ったので。Gomさんといろいろ話し合った結果、「大人の女性が危ない火遊びをするセクシーな曲です」って言うことにしました。私自身は歌詞に出てくる銀座にも歌舞伎町にも行けない、この主人公と正反対な人なんですけど、だからこそイメージしやすいところもあったので、思いきり曲のキャラクターになりきることができたかなと思います。
──これもライブでどう再現されるのかが楽しみですよね。
そうですね。「ライブではスタンドマイクのほうがいいのかな?」とか、いろいろイメージは湧いています。曲中のカギカッコの部分はGomさんに歌っていただいてるので、ステージ上でもコラボできたらいいですよね。セクシーな2人をお見せできればなと。ただ、ほかの曲とはだいぶ毛色が違う曲なので、セットリストのどこに置けばいいかはかなり悩みそうですけど(笑)。
武道館では「ありがとう」を伝えたい
──14曲目のバラード「贈り歌」は新たな卒業ソングになりうる名曲だと思います。
作ってくださったshitoさんも「卒業式で歌われるのが夢」って言ってました。それを意識して合唱っぽいコーラスをたくさん入れてくれてもいるので、ぜひ卒業式で歌ってほしいなって思います。これから卒業する人はもちろん、卒業を経験したことのあるすべての人に響く内容になっていると思うので。私も自分を投影して歌っていたら、思わずウルッときてしまいましたね。
──ぽつりぽつりと言葉を置くようなCHiCOさんの歌い方がグッとくるんですよね。
「卒業式の壇上で両親や先生、友達に対しての感謝をつづった手紙を読み上げるような感じで歌ってほしい」ってディレクションしていただいたんです。基本は淡々と歌った感じですが、急にガッツリ泣きそうなニュアンスが入ってくるところもあるので、1曲の中での歌声のギャップに注目してほしいなって思います。曲の世界観にちなんで、Twitterで募った学生時代の思い出の写真や動画をつないだMVも作っているのでそちらもぜひチェックしていただけたらなと思います。
──さまざまなトライを盛り込みCHiCO with HoneyWorksの世界をより拡充させたこのアルバムを引っ提げて、3月16日には自身初となる日本武道館でのワンマンライブが開催されます。そこでどんなチコハニが見られるのかが楽しみです。
2枚目のアルバムが完成したということは、武道館で初お披露目できる曲が増えたということでもあって。それらを今までの曲たちと共に、大きなステージでどうお届けしようかなっていうことを今、一生懸命考えているところです。今回はステージサイド席もあるので、端から端までいろんなところに行って、1人1人と目を合わせることができたらいいなって思います。
──まさにライブタイトルである「i contact」をしていくと。
はい。その“i”には“私”という意味もあるし、タイトル通り“アイコンタクト”、さらに“愛”という意味も込めているので、いろんな曲を通してCHiCOからの愛を届けられたらなとも思ってます。皆さんがたくさん喜んでくれるようなライブにしますので楽しみにしていてください!
──大きな会場でのワンマンでも不安は皆無ですか?
そうですね。デビュー当時はステージをどう動けばいいかまったくわからなかったんですけど、今は曲ごとにどう動くべきかのイメージは膨らむようになっているので、ステージングに関しての不安はまったくないです。昔はMCで「不安です」みたいなことばっかり言ってたんでファンの皆さんにも心配かけたこともあったと思います。でもデビューから4年経った今では堂々とステージに立てる自信も少しは付いたので、ずっと応援してきてくれたみんなへの「ありがとう」もしっかり伝えたいなと思ってます。
- CHiCO with HoneyWorks「私を染める i の歌」
- 2018年2月28日発売 / ミュージックレイン
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初回限定盤
[CD+DVD+グッズ]
3780円 / SMCL-532~4 -
通常盤 [CD]
3024円 / SMCL-535
- CD収録曲
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- 私、アイドル宣言
- ノスタルジックレインフォール
- ツインズ
- キララ
- ツノルキモチ
- ラブホイッスル
- ウルフ
- シュウマツWorker feat. かれん(Little Glee Monster)
- カヌレ
- 恋色に咲け
- 平成バブル
- イノコリ先生
- 可愛くなりたい
- 贈り歌
- 今日もサクラ舞う暁に
- 初回限定盤DVD収録内容
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Music Clips
- 恋色に咲け
- カヌレ
- ウルフ
- 今日もサクラ舞う暁に
- ツインズ
- ノスタルジックレインフォール
- イノコリ先生
- 可愛くなりたい
- CHiCO with HoneyWorks(チコウィズハニーワークス)
- ソニー・ミュージックエンタテインメント主催のオーディション「ウタカツ!オーディション」にてグランプリを受賞したCHiCOと、クリエイターチーム・HoneyWorksとのユニット。2014年8月に1stシングル「世界は恋に落ちている」でメジャーデビュー。2016年1月にCHiCO with HoneyWorksとして初のワンマンライブを東京・WWWで開催。同年4月にはHoneyWorks制作の劇場版アニメーション「ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~」のオープニング主題歌となるニューシングル「恋色に咲け」をリリース。その後も数々の人気アニメ作品とタイアップし、全国のティーンを中心に人気と支持を集める。2016年と2017年には全国ライブツアーを開催。2018年2月に2ndアルバム「私を染める i の歌」をリリースし、3月に初の東京・日本武道館ワンマンライブを開催する。