音楽ナタリー Power Push - CHEERZ
「CHEERZ」ランキング上位入賞記念インタビュー Vol.03 私たちアイドル活動に真剣です!
オマエが一番変
──日向さんはグループの中でどんなポジションですか?
私はダンスも小学生からやっていたし、即戦力として合格した感じなので、もともと求められるハードルが高くて。今はプティパの振り付けを全部私がやってますし。でも人に振りを教えるってことはやったことがなかったのでけっこう大変でした。やっぱりただ踊るだけとは違うので。
──3人のバランスを考えてフォーメーションを組まないといけませんしね。
そうなんですよ。(真中)のぞみがまったくの初心者なので、彼女が踊れるダンスを考えなきゃいけないし、自分だけが踊るわけじゃないからバランスを考えるのがとにかく難しいです。でも逆にそれをやらせてもらっていることで気付くことも多くて、今は振り付けを私の特技の1つにしようとがんばっています。
──まだ活動を始めて半年も経ってませんけど、かなり充実しているように思います。
プティパのオーディションに落ちていたらと思うと怖くなるくらい入ってよかったって思ってます。アイドルをやらないでいたら絶対に後悔していたと思う。考え方によっては就職したあとにアイドルを始めてもいいじゃんって思うかもしれないけど、年齢的なことを考えるとどんどん厳しくなっていくし。大変だなって思うことももちろん多いですよ。のぞみがインタビューで自分のことを“最下位”って言ってましたけど、私だって自分のことそういうふうに思うことはあるし、2人のことをうらやましいって思うこともあります。でもそういうことを乗り越えようって思えるくらい今の活動はやりがいがあります。メンバーのことは大好きだし。すごいいい子たちばっかり。
──プティパは結束力ありますよね。それにお互いのことがちゃんと見えてるというか。
こころちゃんは最初すごく怖かったんですよ。あの見た目だし結構サバサバしてるし。最初から厳しかったです。同い年ですけどなかなかタメ語でしゃべれなかったから私も「こころさん」って呼んでて。でもようやく最近彼女の優しさがわかってきました。
──徐々に印象が変わってきたと。
彼女ツンデレだから口では「私は友達なんていらない」とか「メンバーなんてすぐに辞めるから信じない」とか言ってますけど、本当に親身になって悩みを聞いてくれますし、私もすごく助けてもらってます。今はこころちゃんがいるプティパに入れてよかったって思います。
──真中さんはどうですか?
のぞみは本当にいい友達って感じで、学校とかにいても仲良くなるだろうなって思います。こころちゃんとはまた違う親しさで、ふざけたことも一緒にできる仲ですね。あまり慣れてない人の前だと猫かぶってるようになってしゃべらないですけど、本当は一番はっちゃけてるし一番元気。ちょっと危ない感じの人にも平気で声を掛けちゃう。目が離せない(笑)。
──3人のバランス感はすごくいいと思います。
2人からは「オマエが一番変だ」って言われますけどね(笑)。
アニメを観ない人生は生きる意味がない
──プティパとしてでも個人としてでも、今やりたいことって何かありますか?
昔はお笑い芸人とか政治家とかボクサーになりたいって言ってたんですけど、今はアニメ関係のお仕事とかやってみたいですね。
──夢が多岐にわたってますね(笑)。アニメ関係とは具体的には?
とにかくアニメが大好きで部屋にはアニメのポスターとかフィギュアとかがたくさん飾ってあるんですよ。特に二次元の女の子が恋しちゃうくらい大好きなんです。本当はどっぷりその世界にのめり込んでいきたいんですけど、お仕事としてはまずアニソンDJとかをやってみたくて。
──声優さんになりたいとかキャラクターデザインをやりたいとか、そういうことじゃないんですね。
アニメを好きな人、アニソンを聴く人にいいアニソンをたくさん届けたくて。声優にはそんなに興味がなくて、であればアニソン歌手になりたい。でもそれは今のアイドル活動が落ち着いて20代後半とかになったときにやってみたいなって考えてることだから、今すぐって感じでもないです。
──あまり見た目からはアニメ好きって感じがしなかったからちょっと意外でした。
いやあ、アニメは観たほうがいいですよ。アニメを観ない人生は生きる意味がないと思います。
──ちなみに振り付け師という道は考えられない?
それも面白いですね。新しいアイドルさんが活動を始めるときに振り付けを担当させてもらうとかはやってみたいです。今はとにかくプティパとしてがんばって活動して少しでも集客を増やしていきたいです。当たり前だけどどんどん大きくなっていきたい。個人としてはアニソンDJもやりたいけど、今はYouTubeを使って紙芝居みたいなことをやってみたくて。イラストを描いて声をアフレコして物語を見せたいんですよ。私、いろんなタイプの声を出せるので、そういう特技をたくさんの人に知ってもらいたくて。勝手に思いついただけなので仕事というか趣味ですね(笑)。今は自分で思いついたことをどんどん発信していきたいと思ってます。
- アイドル応援アプリ「CHEERZ」
「CHEERZ」はアイドルが投稿した写真に対して「CHEER=応援」することでランキングが変動するアプリ。順位によってさまざまな特典が参加アイドルに与えられる。現在参加アイドルは450人以上で、今後も続々と増える予定。
プティパ -petit pas!-(プティパ)
篠崎こころ、真中のぞみ、日向すずの3人からなるアイドルユニット。「東京で一番かわいいアイドル」をキャッチコピーに、RYO(Central 2nd Sick)が手がける楽曲でライブ活動を展開している。2015年4月に「Re:START」「BORDER」「レボピポ」の3枚のシングルを同時リリース。さらに同年7月にはニューシングル「MAGIC」「Jump!!」「Cheer」の3枚を発表した。