音楽ナタリー Power Push - C&K

これがJAMだ!CK初のオールタイムベスト

“4K”で振り返るC&Kの歩み

ファンクラブの名称が「四池家(しいけけ)」だったり、「紅白出場への“近道”」と称して海の“中道”海浜公園での野外ライブ開催を発表したりと、独自の言葉遊びのセンスでもファンを楽しませるC&K。ここでは、Kで始まる4つの言葉……“4K(しーけー)”をテーマに、これまでの活動での出来事を振り返ってもらった。

1.奇跡

CLIEVY ありがたいことに、九州で人気があるっていうことは奇跡だと思います。

C&K

KEEN 九州もKだ。

──九州でブレイクしたきっかけはあったんですか?

CLIEVY イベントに呼ばれることも多かったし、あとは鹿児島のテレビのバラエティ番組にレギュラーで出させてもらっていたことですね。毎週、何かしらの形で僕らは鹿児島のテレビに登場していたから、九州では名前が広まりやすかったのかな。でも、決してそれだけでもないというか。

KEEN 九州に関してはいろんな奇跡が起きてるんですよ。

──九州に行くとホーム感がありますか?

KEEN もう、すごいですね。東京では僕らまったく話しかけられないんですけど(笑)、鹿児島とかに行くと、ちょっと歩くとすぐ話しかけてくれるから、段違いです。九州の皆さんには、感謝しかないですね。

2.感動

KEEN いっぱいあるなあ。

CLIEVY 毎日が感動ですね。

KEEN 僕、すごく記憶に残っているシーンがあって。あるライブで自分の声がまったく出なくなったときにお客さんがそのパートを全部歌ってくれたことがあったんです。それを聴いたとき、悔しい思いと同時に「この人たちがファンでいてくれてよかった」と思いました。というか、ファンに関してはライブするたびに感動してますけどね。僕らのこの自由な感じを受け入れてもらって。MCだって何も決めずにフリースタイルでしゃべっているし、いつも身にもならない話ばかりなんですけどね……それをよしとしてくれるファンの方はすごいなって、毎度毎度思っていますね。

CLIEVY 僕が感動するのは奇跡が重なったときですね。おでこで音源を止めたりとか……。

KEEN この人、ライブ中にDJ台の上でなぜか三点倒立したんですよ。そのときにたまたまボタンを押しちゃって、最高潮に盛り上がってるときにぶつっと音が切れたんです。そうしたらそのあと、DJ台の上に仁王立ちして思いっ切りガッツポーズしてました。もう意味がわからないんですよ。

CLIEVY そういうのが好きかもしれない。みんなが「?」となっているときに、僕は1人で感動していますね。

3.声

CLIEVY 僕が空の声だとしたら、KEENは海の声。

C&K

KEEN すげえ漠然としてるなあ。でも、スカーンと通る声と、ディープな声ってことか。

CLIEVY で、山の声はファンの皆さん。

KEEN え、何、やまびこってこと?(笑)

CLIEVY でも、あながち間違っていないと思いますよ。自然にあるものなのに立ち位置が違って、でもマッチしているというかね。

KEEN 僕が思うのは、CLIEVYの声は出し方しかり歌い方のニュアンスしかり、日本人離れしてんなあってことですね。だけど歌詞に日本人ならではの優しさがにじんでいたりするから、そこもまたすごいなあって。声の質に関しては、マネできる人はなかなかいないんじゃないかな。

──特別に鍛えたりしたんですか?

CLIEVY トレーニングはしてないけど、「こういうふうに歌いたい」っていう目標は常日頃からありますね。その理想に近付くように、イメージしながら歌ってます。自分の声に関しては、第三者的な目線で成長を見れていると思います。僕は劣等感の塊というか、いつも「こうしたい」っていう思いがあるので、自分の声に酔えるような時間はないんですよ。

4.絆

CLIEVY もっと走れたんじゃないかなと思います。

KEEN すいません、馬(キズナ / 競走馬)の話です(笑)。

CLIEVY でも本当にキズナかもしれない。俺たちのキズナはもっと走れる。CKのキズナはカタカナで黒光りしてて……まだまだ行ける、後ろから追い上げるぞっていうね。しかも、走り続けるには僕ら2人だけじゃダメなんですよ。支えてくれる人がケツを叩いてくれて……ニンジンをぶら下げてくれるときもあれば、僕らが引っ張っていくときもある。歩みを止めずに走っていくしかないっていうね。

KEEN うまいこと言ってるけど(笑)、本当に2人だけの絆じゃやっていけないね。

ベストアルバム「CK IT'S A JAM~BEST HIT UTA~」2016年4月13日発売 / EMI Records
「CK IT'S A JAM~BEST HIT UTA~」
初回限定盤 [CD+DVD] 4309円 / UPCH-29217
通常盤 [CD] 2700円 / UPCH-20415
CD収録曲
  1. アイアイのうた~僕とキミと僕等の日々~
  2. みかんハート
  3. キミノ言葉デ
  4. 終わりなき輪舞曲
  5. ジャパンパン~日本全国地元化計画~
  6. へべれけ宣言
  7. DANCE☆MAN(WOKKY WOKKY×BOGGIE WOGGIE)
  8. パーティ☆キング
  9. 交差点
  10. ぼくのとなりにいてくれませんか?
  11. 続→60億分の1
  12. Sun Son Sound feat.九州男
  13. ジェニファー何度もあなたに恋をする
  14. 愛を浴びて、僕がいる
  15. 梅雨明け宣言
初回限定盤DVD収録内容
BEST HIT LIVE
  • 「ぼくのお嫁になってくれませんか?」
    2011.4.24@赤坂BLITZ(日本全国CK地元化計画~地元です。地元じゃなくても、地元ですツアー2011~)
  • 「王様ゲーム」
    2013.3.9@Zepp Fukuoka(日本全国CK地元化計画~地元です。地元じゃなくても、地元ですツアー2013~)
    2014.11.24@マリンメッセ福岡(CK無謀な挑戦状inマリンメッセ福岡)
  • 「AND MORE...」
    2014.4.30@東海テレビ「xMUSIC」
  • 「YOU ARE MY FIRE~お前にこの愛を捧ぐ~」(from「CKTV VOL.3」)
    2014.6.28@なんばHatch(CK 無謀な挑戦状Case1 九州編~マリンメッセへの道~)
  • 「梅雨明け宣言」
    2014.7.27@海の中道海浜公園(NUMBER SHOT2014)
  • 「終わりなき輪舞曲」
    2014.11.1@札幌Sound lab mole、2014.11.24@マリンメッセ福岡(CK無謀な挑戦状inマリンメッセ福岡)他
  • 「みかんハート」
    2014.11.24@マリンメッセ福岡(CK無謀な挑戦状 inマリンメッセ福岡)
  • 「C&KⅡ」2015.5.22@Yokohama Bay Hall
    (CK無謀な挑戦状case2 東日本編~両国国技館への道~)
  • 「愛を浴びて、僕がいる」
    2015.7.4@鹿児島アリーナ(THAT’S RIGHT!!!?見てるあなたは大正解!!?)
  • 「DANNCE☆MAN (WOKKY WOKKY×BOGGIE WOGGIE)」
    2015.11.2@両国国技館(CK無謀な挑戦状case2 in両国国技館)
  • 「踊LOCCA~around the world 新たなる冒険~」
    Various Lives
ツアー情報
日本全国CK地元化計画
~地元です。地元じゃなくても、地元ですツアー2016~
  • 2016年5月8日(日)神奈川県 伊勢原市民文化会館
  • 2016年5月14日(土)北海道 札幌市教育文化会館 SOLD OUT
  • 2016年5月21日(土)長崎県 長崎ブリックホール SOLD OUT
  • 2016年5月23日(月)鹿児島県 鹿児島市民文化ホール 第1ホール SOLD OUT
  • 2016年5月24日(火)鹿児島県 鹿児島市民文化ホール 第1ホール SOLD OUT
  • 2016年5月28日(土)宮城県 仙台市民会館
  • 2016年6月5日(日)東京都 中野サンプラザホール SOLD OUT
  • 2016年6月11日(土)大阪府 オリックス劇場
  • 2016年6月12日(日)広島県 上野学園ホール
    SOLD OUT
  • 2016年6月14日(火)熊本県 熊本市民会館崇城大学市民ホール SOLD OUT
  • 2016年6月16日(木)福岡県 福岡サンパレス
    SOLD OUT
  • 2016年6月18日(土)香川県 アルファあなぶきホール 小ホール SOLD OUT
  • 2016年6月25日(土)愛知県 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
  • 2016年7月2日(土)栃木県 小山市立文化センター 大ホール SOLD OUT
  • 2016年7月3日(日)静岡県 静岡市民文化会館 中ホール
  • 2016年7月9日(土)石川県 金沢市文化ホール
C&K「地元です。地元じゃなくても、地元です。今度は野外でワンマンです。in 海の中道海浜公園」

2016年8月27日(土)福岡県 海の中道海浜公園

C&K(シーアンドケー)
C&K

CLIEVY(クリビー)とKEEN(キーン)からなる男性2人組シンガーソングライターユニット。ディスコ、ファンク、ソウル、レゲエなどのブラックミュージックからフォークや1980年代の歌謡曲まで、幅広いジャンルをミックスした音楽スタイルを持つ。2008年6月にデビューミニアルバム「CK island」を発表。2010年2月より初の全国ツアーを開催し、8月にシングル「梅雨明け宣言」でメジャーデビューを果たす。2013年10月発表の10thシングル「みかんハート」では、表題曲のミュージックビデオに三浦春馬がゲスト出演した。その後もコンスタントに作品のリリースとライブ活動を重ね、2015年9月には13thシングル「キミノ言葉デ」を、10月にはアルバム「CK MUSIC」を発表する。また11月には東京・両国国技館でのワンマン公演2DAYSを成功させた。2016年4月に、初のオールタイムベストアルバム「CK IT'S A JAM」をリリースする。