B.O.L.T×伊原六花|ドラマ「どんぶり委員長」をさわやかに彩る“ノリノリソング”

B.O.L.T インタビュー

ライブが生きてる中で一番楽しい時間

──B.O.L.Tは10月17日に東京・Zepp Tokyoで初のワンマンライブを開催しました。ひさびさの有観客ライブという意味でも特別なステージになったんじゃないですか?(参照:B.O.L.T、念願の初ワンマンライブは大成功!Zepp Tokyoで“1日”を駆け抜ける

高井千帆

高井 ファンの方と会えない期間が続いていたときは、本当にしんどかったです。もちろんオンラインのライブも楽しかったんですけど、やっぱりファンの皆さんの前で歌って踊るのが、生きてる中で一番楽しい時間なんだなと実感しました。Zepp Tokyoでのワンマンライブは本当に最高な時間で、メンバーにとってもお客さんにとっても「待ってました!」というライブになったんじゃないかと思います。

──当初、ワンマンライブは今年の5月に東京・下北沢GARDENで行われる予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年後の2021年5月に延期になりました。そしてそれも下北沢GARDENの閉店に伴い中止となり、開催に至るまでかなりの紆余曲折がありましたね。

高井 下北沢GARDENが閉店してしまうと知ったときは気分がガクッと下がりましたが、そのあとすぐにZepp Tokyoでの開催が決まったことを聞いて一気にテンションが上がりました。感情のアップダウンがめちゃくちゃ激しかったですね(笑)。

白浜 うれしすぎて飛び跳ねました(笑)。

高井 その1カ月後に本番というスケジュールであっという間に時間が過ぎていったんですが、ライブまでの期間がすごく濃くて。ファンの方にいいものを届けたいという思いのもと、メンバーやダンスの先生とたくさんコミュニケーションを取って、ライブで初披露する新曲をギリギリまで練習していました。全員がこのライブに懸ける思いが強かったので、気持ちが1つになったというか、本番はもちろん、レッスンの期間もグループにとってすごくいい時間になったと思います。

内藤 私はライブが中止になると聞いたとき、ファンの方はどう思うのかなと不安になりました。その分「Zepp Tokyoでワンマンできるなんてめっちゃカッコいいじゃん!」と舞い上がったんですけど、逆にステージの大きさに見合うパフォーマンスをしなきゃいけないなというプレッシャーも感じて。たくさんのお客さんを満足させて、最初から最後まで楽しさを保つにはどうしたらいいかすごく考えました。

Zeppワンマンは一生の思い出

──実際にZepp Tokyoのステージに立ったときの心境はどうでした?

高井 私はけっこう涙もろいので「泣いちゃうかなー」と思ってたんですが、感動よりうれしさが圧倒的に上回って、笑顔が止まらなかったです。喜びが爆発して、1曲目の「星が降る街」の落ちサビの叫ぶところに「会いたかったよー!」という気持ちを込めました。

──ソーシャルディスタンスを保った状態の座席配置だったとは言え、チケットがソールドアウトしたことに対してもかなりの喜びがあったのでは?

内藤るな

内藤 そうですね。チケットをソールドアウトできるかどうかという不安もあったので、完売したときはうれしかったです。現場に入ったときに一番後ろの席から会場の景色を見させてもらったんですけど、こんなに広いんだという驚きがあって。本番は生配信で観てくれている方も含め、お客さん1人ひとりに気持ちをぶつけるつもりでパフォーマンスしました。

──青山さん、白浜さんはZeppクラスの会場で単独ライブをやるのは初めての経験だったと思いますが、当日は緊張しませんでしたか?

青山 めちゃくちゃ緊張しました(笑)。なのでライブ前はあやちゃんとハグしたり、「がんばろうね!」って声をかけ合ったりしていました。でも、ステージに立ったら1曲目から夢かと思うくらい楽しすぎて、MCで言った「一生の思い出になるようなライブにしたい」という言葉が叶った気がしています。

白浜あや

白浜 初めて4曲連続で披露するブロックがあって、体力が持つかなといろいろ不安だったんですけど、連続していくうちに楽しみな気持ちのほうが大きくなりました。本番直前はすごく緊張しましたが、最終的にいろんな不安が吹き飛んで、「楽しい!」「最高!」という言葉が次々に出てきて。最後にマイクなしで「ありがとうございました!」と叫んだ瞬間は思わず泣きそうになりました。本当に最高な1日でした。

──ライブは7月にリリースされたアルバム「POP」の全楽曲を収録曲順に披露するという、ボリュームたっぷりの内容でした。公演を通して一番成長したと思う部分はどこですか?

高井 “あやなの”ちゃんにすごく体力が付いたなと感じています。るんぱん(内藤)と私はフリースタイルで踊ることが多いのに対し、2人はどの曲もかなり激しくダンスしていて、体力を倍以上使うんですよ。以前は「体力が続かない、どうしよう」と泣いていたこともありましたが、Zeppでは最後まで笑顔でやりきっていて、身長以外も成長してるんだなと感動しました。

青山 シンメトリーで踊るところも多いんですけど、その動きがぴったり合うようにもなってきて。結束力も上がったと思います。

白浜 たくさん一緒に練習したよね。

内藤 メンバー全員のことで言うと、歌も成長したと思います。「POP」にはいろんなジャンルの曲があって、曲ごとに歌い方も違うんですよ。メンバーそれぞれに歌の面で課題があったんですけど、リハやボイトレを重ねていくうちにそれをクリアして、ライブ当日は誰1人失敗することなく歌うことができて。ボイトレの先生にも「今までで一番よかった」と言っていただけました。