B.O.L.T×伊原六花|ドラマ「どんぶり委員長」をさわやかに彩る“ノリノリソング”

スターダストプロモーションのアイドルセクション「スターダストプラネット」に所属する4人組アイドルグループ・B.O.L.Tが、1stシングル「Don't Blink」をリリースした。

10月に東京・Zepp Tokyoで初のワンマンライブを成功させるなど、昨年の結成以降着実に成長を重ねているB.O.L.Tは、その次のステップとしてBSテレ東“真夜中ドラマ枠”で放送中のテレビドラマ「どんぶり委員長」の主題歌を担当。「どんぶり委員長」は真面目で高飛車な学級委員長の女子高生が、クラスの問題児・吉田が作った親子丼を口にしたことで丼ものに夢中になっていく様を描いたドラマで、TOTALFATが制作を手がけたB.O.L.Tの楽曲「Don't Blink」が物語をさわやかに彩っている。

音楽ナタリーではB.O.L.Tメンバーと、「どんぶり委員長」で委員長を演じる伊原六花による対談をセッティング。「Don't Blink」の印象やドラマのエンディングで披露している“どんぶりダンス”について語り合ってもらった。またメンバー4人へのインタビューも行い、ニューシングルやグループの近況について話を聞いた。

取材・文 / 近藤隼人 撮影 / 関口佳代

B.O.L.T×伊原六花 対談

初対面の印象は

──B.O.L.Tの皆さんも水族館のシーンでドラマの撮影に参加したらしいですが、それが伊原さんとの初対面だったんですか?

B.O.L.Tと伊原六花。

高井千帆 はい! ちょっとだけ生の演技を見させていただいたんですが、姿はもちろん、声の透明感にびっくりしました。

内藤るな B.O.L.Tとして初めてのドラマ出演だったのでみんなで緊張していたんですけど、すごく優しく接してくださってうれしかったです。

伊原六花 その日はけっこうハードな撮影だったんですが、B.O.L.Tの皆さんが来てくださった瞬間、現場がすごく華やかになって。楽曲と同じようなすごくパワフルな雰囲気に元気をもらえて、「よし! 撮影がんばろう!」と改めて思えました。ドラマとしても放送の最後に「Don't Blink」が流れると、気が引き締まるというか、学園モノっぽいさわやかさが出ていると思います。

──B.O.L.Tの青山さん、白浜さんはまだ小学生ですが、2人からフレッシュなものを感じました?

青山菜花
白浜あや

伊原 2人共、小学生に全然見えないです!

青山菜花白浜あや (うれしそうに笑う)

伊原 でも、やっぱりフレッシュで若々しいパワーがあって。私は今21歳で、制服を着るのにはもうギリギリかなと感じていたんですけど(笑)、そのパワーをもらって私もフレッシュにがんばろうと思いました。

青山 あやちゃんはサメを見るのが初めてだったらしく、はしゃいでました(笑)。

伊原 あははは!(笑)

青山 全然関係ない話しちゃってすみません(笑)。一緒に演技をやらせていただいてうれしかったし、私も六花さんみたいになりたいなと思いました。

白浜 さっきB.O.L.Tから元気をもらえたと言っていただけましたが、私も六花さんと初めて会ったときに元気が湧いてきました。あと、やっぱり水族館にすごくテンション上がりました(笑)。

伊原 夜の水族館、きれいでしたもんね(笑)。

どんぶりのポーズを流行らせたい

──B.O.L.Tが歌うドラマの主題歌「Don't Blink」は伊原さんがおっしゃる通りさわやかな楽曲でありつつ、聴いていると高揚感を感じるような曲調になっています。

高井 ライブではまだ1回しか披露したことがないんですけど、お客さんが盛り上がれるようなノリノリな曲になっていて。ドラマの中の委員長さんと吉田さんの関係のような新しい恋の始まりについて歌っているので、聴いていてキュンキュンするようなワードもたくさん出てきます。

──ドラマのエンディングでは、「Don't Blink」に合わせてキャストの皆さんが“どんぶりダンス”を踊っていますね。

伊原六花

伊原 「Don't Blink」は歌詞がかわいくてキャッチーで、どこか委員長っぽさが感じられる曲ですね。最初に小西(詠斗。「どんぶり委員長」で吉田役を演じている)くんと踊りを練習したとき、すぐに曲を覚えられたし、とても耳に残りやすい曲だと思いました。今日の撮影でもみんなで口ずさんでいたんですよ。ドラマの最後で披露している踊りも曲と一緒にいろんな人に覚えてもらえたらうれしいです。

──“どんぶりダンス”の振りの注目ポイントはどこですか?

伊原 「Don't Blink」という歌詞のところで、どんぶりのポーズをするんです。ぜひこれは流行らせたいです(笑)。小顔効果もあるポーズなので(笑)。

高井 私たちもどんぶりポーズがお気に入りで、撮影のときもキャストの皆さんがそのポーズをやってくれて、すごくうれしかったです。

──B.O.L.Tがライブで踊っているものとは違う振りになっているものの、共通しているところがいくつもありますね。

伊原 似てますよね。

高井千帆

高井 目からビームを出すような振りや、どんぶりを表現したポーズは同じですね。違うのはB.O.L.Tのほうが動きが激しめなところかな。

伊原 特に間奏がハードですよね。1回踊っただけですごく体力を使いそう。

高井 B.O.L.Tの楽曲の中で「Don't Blink」の踊りが一番激しいんです。なので、ライブでは体力がちょっと心配でした。

白浜 間奏では4人が向き合って踊るんですよ。そのときみんなすごくいい顔をしているので、表情にも注目してほしいです!

内藤 この曲を踊るとすごくお腹が空きます。どんぶりものを食べたくなるくらい(笑)。でもサビの部分は真似しやすいので、ライブではお客さんにも一緒に踊ってもらいたいですね。

──ちなみに、伊原さんはもともとどんぶりが好きだったんですか?

伊原 はい。上京して最初に自炊して作ったのが三色丼で、そのときは卵とお肉とグリーンピースをご飯に乗せました。私はいろんなものをちょっとずつ食べるのが好きなんですけど、お皿をたくさん洗うのはめんどくさくて(笑)。なので正直、ご飯に合うものはなんでもどんぶりにしちゃえばいいと思っています!

高井 私は食べる専門ですけど、ドラマを観ながらレシピをメモして、これから自分でも作ってみたいなと思っています。

内藤 「どんぶり委員長」の主題歌を担当させていただくことになってから、よりどんぶりものを好んで食べるようになりました。

白浜 ライブの前に牛丼を食べるとパワーが出るんです!

青山 ネットサイン会をやっていると、ファンの方がいろんなオススメのどんぶりものを教えてくれるんですよ。今は豚キムチ丼を食べてみたいです!

仕事をするうえで大切にしていることは

高井 六花さんはダンスはもちろん、お芝居や歌などいろんな分野で活躍されていてとても尊敬しているんですが、お仕事をするうえで大切にしていることは何かありますか?

伊原 私は高校生のときにやっていたダンスが今のお仕事のきっかけになったので、その原点はずっと大事にしていきたいと思っています。これからもお芝居や歌をどんどんやっていきたいけど、初心に戻れるのはやっぱりダンスを踊ってるときなんです。“どんぶりダンス”を踊っているときも改めて気が引き締まりますし、ここだけは自信を持ってできるという自分の中の拠りどころを1つ持っていると、うまくいかなくて落ち込むことがあっても自分を奮い立たせることができるんです。

高井 そうなんですね……! ありがとうございます!

内藤るな

内藤 今回ドラマの放送に合わせて、視聴者の方から“どんぶりダンス”を踊る動画を募集する「どんぶりダンスコンテスト」も開催されているじゃないですか。六花さん的に「ここをこうしたらうまく踊れる」というダンスのポイントはありますか? 私たちもぜひ応募したいんですよ(笑)。

伊原 えー、なんだろう……かわいいと思う振り付けはハートを作るところかな。決まってる振りの中で一番自分をアピールできるところだと思うので(笑)。ここを思い切りかわいく踊ったらオリジナリティが出ると思います。

内藤 わかりました、がんばります!

伊原 じゃあ私からもみんなに質問です。「どんぶり委員長」の登場人物はみんなキャラクターが濃いですが、自分が演じるとしたら誰になってみたいですか?

内藤 アイドルオタクの同級生・太田くんですかね(笑)。私は自分でアイドル活動をやりつつ、アイドルファンでもあるんですよ。太田くんは自分の推しのアイドルである山笠(静香)さんと学校のクラスメイトという、アイドルオタクとして夢のような環境にいるじゃないですか。私もぜひそれを味わってみたいです(笑)。

高井 私は図々しいかもしれないですけど、委員長をやりたいです。委員長は真面目だけどちょっとぶっ飛んでいて……。

伊原 ちょっとというか、だいぶね(笑)。

高井 (笑)。そういうキャラクターを演じられたら、自分の殻を破ることができるんじゃないかなと思ったので、すごく興味があります。あと、どんぶりをたくさん食べたいので(笑)。

伊原 ドラマを通してすごい数食べるよ(笑)。「どんぶり委員長」はどんぶりをテーマにした作品でありつつ、学園モノや恋愛、コメディの要素もあって。本当に盛りだくさんの内容なので、いろんな見方で楽しんでもらえたらうれしいです。

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B.O.L.T インタビュー