BoA
K-POP
J-POP
2006
(日本年齢:20 / 韓国の数え年:21)
- 日本19thシングル「Everlasting」を1月18日にリリース
- 日本4thアルバム「OUTGROW」を2月15日にリリース。オリコン週間アルバムランキング1位
- 4月5日発売の日本20thシングル「七色の明日 ~brand new beat~」が本人出演コーセー「Fasio」CMとタイアップ
- 8月9日に日本21stシングル「KEY OF HEART」をリリース。収録曲「DOTCH」が本人出演コーセー「Fasio」CMとタイアップ
- 日本でライブハウスツアー「BoA THE LIVE 2006 -裏ボア・・・聴かせ系-」を9、10月に開催。6カ所12公演実施
- 日本22ndシングル「Winter Love」を11月1日にリリース
- 11月5日に単独ライブ「BoA THE LIVE 2006 "20th Birthday"」をZepp Tokyoで実施
- 12月7日にクリスマスライブ「SHiDAX presents BoA『Winter Love』X'mas Live」をZepp Tokyoで実施
- 12月31日に「Winter Love」が「第48回日本レコード大賞」金賞受賞
- 12月31日に「第57回NHK紅白歌合戦」で「七色の明日~Brand new beat~」歌唱
- YG企画のオーディション番組「BIGBANG The Beginning」を経てBIGBANGが誕生。シングル「BIGBANG」でデビュー
- いきものがかりが1stシングル「SAKURA」でメジャーデビュー
2007
(日本年齢:21 / 韓国の数え年:22)
- 日本5thアルバム「MADE IN TWENTY(20)」を1月17日にリリース。収録曲「SO REAL」が本人が出演する東芝「W52T」CMとタイアップ。オリコン週間アルバムランキング初登場1位
- 3月31日から4月22日まで日本でアリーナツアー「BoA ARENA TOUR 2007 MADE IN TWENTY(20)」を開催。4カ所7公演実施
- 4月25日発売の日本23rdシングル「Sweet Impact」が本人出演のコーセー「Fasio」CMとタイアップ
- 9月26日発売の日本24thシングル「LOVE LETTER」の収録曲「Diamond Heart」が、本人出演の東芝「W53T」「W54T」CMとタイアップ
- クリスマスライブ「BoA THE LIVE "Xmas"」を12月10、11日に東京国際フォーラム ホールAで開催
- 12月12日発売の日本25thシングル「LOSE YOUR MIND feat. Yutaka Furukawa from DOPING PANDA」が本人出演の東芝「W55T」のCMとタイアップ
- 12月31日に「第58回NHK紅白歌合戦」で「BoAウィンター・バラード・スペシャル」歌唱
- Wonder Girlsが1集「The Wonder Begins」でJYPからデビュー
- KARAが1集「the First Bloooooming」でDSP(現:KakaoM)からデビュー
- 少女時代がシングル「また巡り逢えた世界( Into the new world)」でSMからデビュー
- ナタリーがサービス開始
- 秋川雅史「千の風になって」がミリオンセラー
2008
(日本年齢:22 / 韓国の数え年:23)
- 日本26thシングル「be with you.」を2月20日にリリース
- 日本6thアルバム「THE FACE」を2月27日にリリース。収録曲「AGGRESSIVE」がユニリーバ・ジャパン「モッズ・ヘアヒートサロン・エステシリーズ」のCM、「Happy Birthday」が東芝「W56T」のCMとタイアップ。ともに本人出演。オリコン総合アルバムランキング1位
- 5月8日から6月29日まで日本でツアー「BoA LIVE TOUR 2008 ~THE FACE~」を開催。16カ所20公演実施
- 日本27thシングル「Vivid」を6月4日にリリース
- 東方神起がシングル「Purple Line」をリリース。日本を除くアジアのグループとして史上初のオリコンシングルランキング1位という快挙を達成
- SHINeeがミニアルバム「Replay」でSMからデビュー
- IUがミニアルバム「Lost and Found」でLOEN ENTERTAINMENT(現:KakaoM)からデビュー
- 2PMがミニアルバム「Hottest Time Of The Day」でJYPからデビュー
- 2AMがミニアルバム「이 노래(この歌)」でJYPからデビュー
- BIGBANGが日本のインディーズレーベルからミニアルバム「For The World」をリリース
- FTISLANDがミニアルバム「The One」でFNC ENTERTAINMENTからデビュー
- 東方神起が「第59回NHK紅白歌合戦」で「Purple Line~どうして君を好きになってしまったんだろう?」を歌唱
- ELLEGARDENが活動休止
2009
(日本年齢:23 / 韓国の数え年:24)
- 日本28thシングル「永遠」を2月18日にリリース
- ベストアルバム「BEST & USA」を3月18日にリリース。収録曲「メリクリ ~BEST & USA Version~」が本人出演のオーディオテクニカ「BoA メリクリ篇」CMとタイアップ
- 日本29thシングル「BUMP BUMP! feat. VERBAL (m-flo)」を10月28日にリリース
- クリスマスライブ「BoA THE LIVE 2009 "Xmas"」を12月4、5日に東京国際フォーラム ホールA、12月8日にグランキューブ大阪で開催
- 日本30thシングル「まもりたい ~White Wishes~」を12月9日にリリース
- 2NE1がシングル「LOLLIPOP feat. BIG BANG」でYGからデビュー
- 東方神起がK-POPで初の東京ドーム公演を実施
- f(x)が「LA chA TA」でSMからデビュー
- 元Wonder Girlsのヒョナが所属する4Minuteがシングル「Hot Issue」でCUBE ENTERTAINMENTからデビュー
- BEASTが1集「BEAST IS THE B2ST」でCUBEからデビュー
- BIGBANGが日本1stシングル「MY HEAVEN」をリリース
- CNBLUEが日本のインディーズレーベルからミニアルバム「Now or Never」をリリース
- 忌野清志郎が死去
2010
(日本年齢:24 / 韓国の数え年:25)
- 日本7thアルバム「IDENTITY」を2月10日にリリース
- 2月17日から4月16日まで日本でツアー「BoA LIVE TOUR 2010 ~IDENTITY~」を開催。9カ所13公演実施
- 日本31stシングル「WOO WEEKEND」を7月21日にリリース
- 韓国6集「Hurricane Venus」を8月5日にリリース
- 韓国6集リパッケージ「Copy&Paste」を9月27日にリリース
- 12月8日発売の配信シングル「I SEE ME」が本人出演のオーディオテクニカ「I SEE ME篇」CMとタイアップ
- クリスマスライブ「BoA THE LIVE 2010 "Xmas"」を12月20、21日に東京国際フォーラム ホールAで実施
- CNBLUEがミニアルバム「Bluetory」でFNCからデビュー
- 少女時代が日本シングル「GENIE」をリリース
- KARAが日本シングル「ミスター」をリリース
- ももいろクローバーがシングル「行くぜっ!怪盗少女」でメジャーデビュー
2006~2010
日本での韓流ブームも追い風になり、韓国では現在につながるK-POPの萌芽が着々と起こっていた。その代表がRain(ピ)であり、SE7ENであり、東方神起であり、BIGBANGといったレジェンドなのだが、彼らがすべてBoAの後輩という事実に改めて驚かされる。2000年代後半のBoAは、日本を拠点に活動していた。年に1枚ペースでアルバムを発表し、そのすべてがオリコン週間アルバムランキング1位を獲得。アリーナ規模のツアーも実施した。BoAの存在、彼女が日本に浸透することは、韓国と日本が文化でつながることと同義であった。
だが日韓のそこかしこで政治的な摩擦が起り始める。それでもBoAはFacioのCMソング「七色の明日 ~brand new beat~」やアルバム「THE FACE」など定期的に作品をリリースし続け、フルカワユタカ(DOPING PANDA)やVERBAL(m-flo)、三浦大知とのコラボ曲を発表するなど文化の絆の糸を切らなかった。ここが非常に重要だ。なぜなら現在のK-POPブームを支えている20代、30代のファンたちの多くは、この逆風の時期にK-POPにハマっているからだ。もしもBoAらが日本から完全撤退していたら、現在の日本の音楽シーンはまったく違うものになっていただろう。
BoA
K-POP
J-POP
2011
(日本年齢:25 / 韓国の数え年:26)
- 9月2、3、4日に「SMTOWN LIVE in TOKYO SPECIAL EDITION」出演。初めて東京ドームの舞台に立つ
- 12月から放送されたSBS「サバイバルオーディションK-POPスター Season1」にヤン・ヒョンソク、パク・ジニョンと審査員として出演
- 12月7日発売の32ndシングル「Milestone」が本人出演のオーディオテクニカCMとタイアップ
- クリスマスライブ「BoA THE LIVE 2011 "Xmas" ~The 10th Anniversary Edition~」を12月10、11日に東京国際フォーラム ホールAで実施
- 「第62回NHK紅白歌合戦」にKARA、少女時代、東方神起が出演
- きゃりーぱみゅぱみゅがシングル「もしもし原宿」でメジャーデビュー
2012
(日本年齢:26 / 韓国の数え年:27)
- 韓国7集「Only One」を8月5日に発売
- 8月4、5日に東京ドームで開催された「SMTOWN LIVE WORLD TOUR III in TOKYO」出演
- 11月から放送されたSBS「サバイバルオーディションK-POPスター Season2」にヤン・ヒョンソク、パク・ジニョンと審査員で出演
- EXOがシングル「What is Love」でSMからデビュー
- PSY「Gangnam style」が世界的ヒット
- ラップサバイバル番組「Show Me the Money」放送開始
- のちにSEVENTEENとなる練習生たちのネット番組「SEVENTEEN TV」がUstreamで配信
- Perfumeが初のワールドツアーを開催
2013
(日本年齢:27 / 韓国の数え年:28)
- 韓国で初となる単独公演「BoA Special Live 2013~Here I Am~」を1月26、27日にソウル・オリンピックホールで開催
- 1月28日に配信された「Disturbance」のミュージックビデオでSHINeeのテミンと共演
- 日本33rdシングル「Only One」を2月20日にリリース
- 日本34thシングル「Tail of Hope」を6月26日にリリース
- 日本35thシングル「Message / Call my name」を10月23日にリリース
- 10月26、27日に東京ドームで開催された「SMTOWN LIVE WORLD TOUR III in TOKYO SPECIAL EDITION」に出演
- 防弾少年団が「2 COOL 4 SKOOL」でBig Hit Entertainmentからデビュー
- YG企画のサバイバルオーディション番組「WIN:Who Is Next」放送開始。WINNERのデビューが決定
- AKB48が32ndシングル「恋するフォーチュンクッキー」リリース
2014
(日本年齢:28 / 韓国の数え年:29)
- 日本36thシングル「Shout It Out」を3月5日にリリース
- 日本37thシングル「MASAYUME CHASING」を7月23日にリリース
- 日本8thアルバム「WHO'S BACK?」を9月3日にリリース
- 日本でホールツアー「BoA LIVE TOUR 2014 ~WHO'S BACK?~」を開催。4カ所5公演実施
- 日本38thシングル「FLY」を12月3日にリリース
- MAMAMOOがシングル「행복하지마(Don't be happy)」でRBWからデビュー
- WINNERが1集「2014 S/S」をリリース
- 「WIN:Who Is Next」の敗者チームとYG練習生によるサバイバルオーディション番組「MIX&MATCH」放送開始
- ラッパーサバイバル番組「Show Me the Money3」でBOBBY(現:iKON)優勝
- Red Velvetがシングル「Happiness」でSMからデビュー
- 三代目 J Soul Brothers「R.Y.U.S.E.I.」がヒット
2015
(日本年齢:29 / 韓国の数え年:30)
- 韓国8集「Kiss My Lips」を5月12日にリリース
- 7月5、6日に東京ドーム、7月25、26日に京セラドーム大阪で開催された「SMTOWN OFFICIAL LIVE TOUR IV IN JAPAN」に出演
- 「BoA Special Live: NOWNESS in JAPAN」を12月11日に東京国際フォーラム ホールAにて開催
- 日本39thシングル「Lookbook」を12月16日にリリース
- GFRIENDが1集「Season of Glass」でKakaoMからデビュー
- MONSTA Xがサバイバル番組「NO. MERCY」を経て誕生。ミニアルバム「TRESPASS」でSTARSHIP ENTERTAINMENTからデビュー
- SEVENTEENが1集「17 CARAT」でPLEDIS ENTERTAINMENTからデビュー
- iKONがシングル「취향저격(MY TYPE)」でYGからデビュー
- Mnetのサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を経てTWICEがJYPからデビュー
- サザンオールスターズが9年半ぶりのオリジナルアルバム「葡萄」をリリース
2011~2015
「Gee」や「MR. TAXI」で少女時代が、「ミスター」や「ジャンピン」でKARAがヒットを飛ばし、そのキャッチーなサウンドとダンスが日本でも大ブームとなった。少女時代をはじめとするK-POPのハイクオリティなダンスパフォーマンスはとてつもなく新鮮で、一緒に踊ることでつらい気持ちを紛らわせ、ときに忘れさせてくれた。文化のバトンを渡した後輩とともに、同年9月、BoAはイベント「SMTOWN LIVE in TOKYO SPECIAL EDITION」で来日する。意外にも彼女にとって初の東京ドーム公演だった。
韓国では次々と新しいK-POPアイドルが誕生。日本デビューを目指す後輩たちにとっても、プロデューサーたちにとっても、その先駆者であるBoAは高く評価された。それが如実にわかるのは「サバイバルオーディションK-POPスター」に、彼女が審査員として抜擢されたことだ。肩を並べているのは、YGの代表ヤン・ヒョンソク、のちに日本でも人気になるJYPの代表J.Y. Parkことパク・ジニョン。BoAはK-POPクイーンとしてそのステータスに到達した。なお同番組は、2011年に放送されたシーズン1ではイ・ハイ、2012年のシーズン2では楽童ミュージシャン(AKMU)といった実力派を輩出している。
BoA
K-POP
J-POP
2016
(日本年齢:30 / 韓国の数え年:31)
- 日本で配信シングル「Make Me Complete」を1月22日にリリース
- 7月16、17日に京セラドーム大阪、8月13、14日に東京ドームで開催された「SMTOWN OFFICIAL LIVE TOUR V IN JAPAN」に出演
- NCTがシングル「The 7th Sense」でSMからデビュー
- BLACKPINKがシングル「SQUARE ONE」でYGからデビュー
- 「PRODUCE 101」を経て期間限定グループ・I.O.Iが誕生。シングル「Crush」でデビュー
- 星野源がシングル「恋」をリリース
- 欅坂46がシングル「サイレントマジョリティー」でデビュー
- SMAPが解散
2017
(日本年齢:31 / 韓国の数え年:32)
- 4月7日~6月16日放送のMnet「Produce 101 Season 2」に国民プロデューサー代表として出演
- 日本で配信シングル「Right Here, Right Everywhere」を7月23日にリリース
- 7月15、16日に京セラドーム大阪、7月27、28日に東京ドームで開催された「SMTOWN OFFICIAL LIVE TOUR VI IN JAPAN」に出演
- 「PRODUCE 101 Season 2」を経て期間限定グループ・Wanna Oneが誕生。ミニアルバム「1X1=1(TO BE ONE)」でデビュー。韓国で社会現象に
- THE BOYZがミニアルバム「THE FIRST」でIST ENTERTAINMENTからデビュー
- 乃木坂46が17thシングル「インフルエンサー」で初のミリオンセールスを達成
2018
(日本年齢:32 / 韓国の数え年:33)
- 日本9thアルバム「私このままでいいのかな」を2月14日にリリース
- 日本ミニアルバム「Unchained」を3月14日にリリース
- 日本でツアー「BoA THE LIVE 2018 ~Unchained~」を開催。5カ所7公演実施
- 平昌オリンピック閉会式でEXO、CLがパフォーマンス
- 日韓合同オーディション「PRODUCE 48」を経てIZ*ONEが誕生し、HKT48の宮脇咲良と矢吹奈子、AKB48の本田仁美がメンバーに。ミニアルバム「COLOR*IZ」でデビューし日韓で大きな話題となる
- JYP企画のサバイバルオーディション番組「Stray Kids」を経てStray Kidsが誕生。ミニアルバム「Mixtape」でデビュー
- BTSがニューヨークの国連本部で初スピーチ
- 米津玄師が8thシングル「Lemon」リリース。日本レコード協会より「“史上最速”100万DL達成作品」の認定を受ける
2019
(日本年齢:33 / 韓国の数え年:34)
- 日本40thシングル「スキだよ -MY LOVE- / AMOR」を4月3日にリリース
- 日本でホールツアー「BoA LIVE TOUR 2019 -#mood-」を開催。6カ所7公演実施
- 日本で配信シングル「Wishing Well」を10月23日にリリース
- 「BoA LIVE TOUR 2019 - #mood in SEOUL」を10月26日、27日にソウル・オリンピック公園オリンピックホールで実施
- ITZYがシングル「IT'z Different」でJYPからデビュー
- BTSが第61回グラミー賞授賞式に最優秀R&Bアルバム賞のプレゼンターで出席
- 「PRODUCE X 101」を経て期間限定グループ・X1が誕生。ミニアルバム「飛翔 : QUANTUM LEAP」でデビュー
- あいみょん「マリーゴールド」がヒット
2020
(日本年齢:34 / 韓国の数え年:35)
- BTS「Dynamite」がアメリカのBillboard「Hot 100」で初登場1位を獲得。2週連続で首位を飾った
- オーディション番組「YG宝石箱」を経てTREASUREが誕生。ミニアルバム「THE FIRST STEP : CHAPTER ONE」でYGからデビュー
- STAYCが1stシングル「Star To A Young Culture」でHigh Up Entertainmentからデビュー
- aespaが「Black Mamba」でSMからデビュー
- オーディション番組「I-LAND」を経てENHYPENが誕生。ミニアルバム「BORDER : DAY ONE」でBELIFT LABからデビュー
- Snow ManとSixTONESが同時デビュー
- オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」を経てJO1が誕生。シングル「PROTOSTAR」でデビュー
- 韓国のJYPと日本のソニーミュージック企画のオーディション番組「Nizi Project」を経てNiziUが誕生。「Make you happy」でプレデビュー
- 嵐が活動休止
2021
(日本年齢:35 / 韓国の数え年:36)
2022
(日本年齢:36 / 韓国の数え年:37)
2016~現在
2010年代後半はK-POPを取り巻く環境が目まぐるしく変化した。BTSをはじめ、EXO、BLACKPINKといったグループはこぞってワールドツアーを開催し、アメリカのヒットチャートにアルバムをランクインさせるなど、世界に羽ばたいていった。そんな中、BoAは「PRODUCE 101 Season 2」に国民プロデューサー(視聴者)の代表として出演する。「PRODUCE 101」(プデュ)は101人の練習生がデビューをかけて努力する公開オーディション番組。デビューするメンバーは国民プロデューサーの投票が重要な鍵となる。今思うと、この国民プロデューサーという立場を背負えるのは彼女しかいなかったようにも感じる。「プデュ」は韓国内はもちろん日本でも爆発的にヒットした。最終的にWanna Oneを輩出したが、デビューできなかった練習生たちで結成されたJBJ、MXM、RAINZといった派生グループも誕生。それまでトップ・オブ・トップしか参加できなかったK-POPというコンペティションの仕組みを、根本的に変えた番組であると言っても過言ではないだろう。
また、近年ではBoAはプロ女性ダンサーたちのサバイバル番組「Street Woman Fighter」にも出演。世界的にも注目される韓国のダンス文化を現在進行形でリードするプロたちは、BoAを「オンニ(姉さん)」と呼んでとびきりの愛情を込めたリスペクトを表明しており、BoAがK-POP文化の中でどれほど大きな存在であるかを再確認させた。そして2022年初頭、SM ENTERTAINMENTはGOT the beatというスペシャルユニットを誕生させたが、少女時代、Red Velvet、aespaという主役級グループのメンバーを脇に従えてセンターに立っていたのは、ほかならぬBoAだった。パフォーマンス、そしてビジュアルも衰えを感じさせないどころかさらに輝きを増した彼女の姿は、若いK-POPファンたちからも大きな話題を集めていた。
もちろんBoAは日本でも毎年のように新作をリリースしている。2021年には日本デビュー20周年を記念したシングル「My Dear」を発表し、これまで支えてくれたファンへの思いを表現していた。体を張って文化の糸を紡いできた現役のクイーンは、今も多くの人に希望を与え続けている。
公演情報
- BoA 20th Anniversary Special Live -The Greatest-
-
2022年5月29日(日)東京都 代々木第一体育館
- BoA(ボア)
- 1986年生まれ、韓国出身の女性シンガー。2000年8月に韓国で歌手デビューを果たし、翌2001年5月30日にはシングル「ID;Peace B」で日本デビュー。2002年1月発売の4thシングル「LISTEN TO MY HEART」でブレイクして日本でもトップスターの仲間入りを果たす。その後も「VALENTI」「奇蹟 / NO.1」「JEWEL SONG」「Shine We Are!」「メリクリ」「Everlasting」など多くのヒット作を送り出し、2009年3月にはベストアルバムと全米デビューアルバムを1つにした“2in1”アルバム「BEST & USA」を発表した。2021年に日本デビュー20周年を迎え、彼女の誕生日である11月5日にデジタルシングル「Me Dear」をリリース。同年12月よりフィルムコンサート「BoA 20th Anniversary FILM LIVE~BoA THE LIVE EDITION~」を、2022年2月から3月にかけて「BoA 20th Anniversary FILM LIVE ~TOUR EDITION~」を5都市で開催した。5月には日本デビュー20周年を記念して、東京・代々木第一体育館にてコンサート「BoA 20th Anniversary Special Live -The Greatest-」を開催し、アルバム「The Greatest」をリリース予定。5月29日には東京・国立代々木競技場第一体育館で「BoA 20th Anniversary Special Live -The Greatest-」と題したライブを開催。翌30日にアニバーサリーアルバム「The Greatest」をリリースする。
BoA 日本デビュー20周年特集
- BoA 日本デビュー20周年連載特集|今改めて浮かび上がるその魅力
- BoA 日本デビュー20周年連載 第2回|フレンズおかもとえみ×眉村ちあき×Klang Rulerやすだちひろが語る「ずっとカッコいいBoA」
- BoA 日本デビュー20周年連載 第3回|7組のアーティストが選ぶマイベストBoAプレイリスト
※記事初出時、一部内容に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
2022年5月27日更新