BoAが2022年5月30日に日本デビュー20周年を迎える。これを記念して音楽ナタリーでは、彼女のキャリアをたどる年表コラム(参照:BoA 日本デビュー20周年連載 第1回)、BoAをリスペクトするおかもとえみ(フレンズ)、眉村ちあき、やすだちひろ(POLY、Klang Ruler)による座談会(参照:BoA 日本デビュー20周年連載 第2回)を展開してきた。連載の最終回となる今回は、BoAをロールモデルに挙げるアーティストやこれまでBoAと関わってきたアーティストによるプレイリスト企画を実施。kazuki(s**t kingz)、川口ゆりな、☆Taku Takahashi(m-flo)、つき(Billlie)、中嶋イッキュウ(tricot、ジェニーハイ)、HARUNA(SCANDAL)、安田レイがセレクトしたBoA楽曲のプレイリストと日本デビュー20周年を迎えたBoAへの熱いメッセージを掲載する。
構成 / 清本千尋
kazuki(s**t kingz)
テーマ:一緒にいろんなツアー、Liveを共にして思い出深いダンス曲
コメント
BoAちゃんのダンサーを最初にやらせてもらったのは海外振付師の作った「Eat You Up」だったと思います。
こんなかっこよく難しいダンスを歌いながらさらっと踊ってしまうBoAちゃんに衝撃受けたのを覚えています。
それからツアーなど色んなステージを共にしてきたんですが、ステージでのかっこいいBoAと裏での可愛らしさもありながらズバッと物事を言うBoAちゃんが魅力的で、いつも笑いの絶えない楽しい現場でした!
日本デビュー20周年本当におめでとう!
プロフィール
kazuki(カズキ)
1986年9月24日生まれ。神奈川県出身。10歳の頃にダンスのキャリアをスタートし、2007年にダンスパフォーマンスグループ・s**t kingzを結成。2010、2011年にアメリカで行われたダンスコンテスト「BODY ROCK」にて2年連続で優勝し、その名を世界に広める。K-POPアーティストや木村拓哉、Nissyなどの大規模ライブの演出を多数手がけている。2021年7月に東京・CBGK シブゲキ!!でNOPPOとコントライブ「お前、だれ!?」を開催。s**t kingzの結成15周年を記念した公演「HELLO ROOMIES!!!」を2022年9月から11月にかけて行う。YouTubeチャンネル「カズキのタネ」を日々更新中。
川口ゆりな
テーマ:わたしのエターナルソング
コメント
母の影響で3歳の頃からBoAさんの楽曲に合わせて踊ったり歌ったりしていました。
このプレイリストは、それぞれにたくさんの思い出がつまっていて私にとってかけがえのない楽曲たちです。
BoAさんの届けてくださる音楽に沢山のパワーと、そっと背中を押してくれる勇気をもらい続けています。
何よりいまわたしが音楽を好きでいられるきっかけを下さった方なので…。
これからもずっと大切にしていきたいと思える音楽との出会いを紡いでくださったBoAさんはわたしの永遠の憧れです。
プロフィール
川口ゆりな(カワグチユリナ)
オスカープロモーション所属。1999年6月19日生まれ。宮崎県出身。2014年に行われた「第14回全日本国民的美少女コンテスト」で演技部門賞を受賞。2021年には日中韓合同のデビュープロジェクト「Girls Planet 999:少女祭典」に参加し、多くの票を集めるも最終選考で落選。日本に帰国し、2022年3月にユニバーサルミュージックよりデジタルシングル「Look At Me」でソロデビューを果たした。7月に2ndシングル「Cherish」をリリースする。
☆Taku Takahashi
テーマ:BOA BEST TUNE
コメント
日本や韓国のポップスの歴史を作ってきたのはもちろんのこと、世界各国のさまざまな人たちに影響を与えてきたと言っても過言では無いと思います。これからも色々な形でアジア発信の音楽を世界へ届けていくことを期待しております。そして、いつかまた音楽でご一緒できるのを楽しみにしてます。おめでとうございます!!
プロフィール
☆Taku Takahashi(タクタカハシ)
1974年3月29日生まれ。神奈川県出身のDJ、プロデューサー。1998年にVERBALとm-floを結成し、グループとしての活動と並行してソロでも活躍。カルヴィン・ハリスやThe Ting Tings、レディー・ソヴァリン、Crystal Kay、加藤ミリヤ、MINMIなど数多くの国内外アーティストのプロデュースやリミックスなどを手がける。2009年に日本の才能を世界に広めるため、自身のレーベル・TCY Recordingsを発足。インターネットラジオ・block.fmも主宰している。
m-flo Official Site – m-flo official site
つき(Billlie)
テーマ:つきがお勧めする“アジアの星”BoA先輩の輝いているプレイリスト
コメント
永遠のロールモデルである最高のBoA先輩! 日本デビュー20周年本当におめでとうございます!
私は幼い頃、自然にBoA先輩の曲に触れ合ってステージを見てきました。その時の私はまだ子供で先輩の国籍も全然知らなかったのですが、素敵な曲とパフォーマンスを見てBoA先輩にハマってしまいました。
K-POPに興味を持ち始め、世界的なアーティストになりたいという夢を抱いてからBoA先輩のボーカルとダンス、言語はもちろんアーティストとしての姿勢、ファンに対する思いまで、幼い頃から外国で夢のために一生懸命努力してきた姿が私にとっては尊敬したい部分でした。
その時を振り返ってみると、長い間BoA先輩のことを見習ってきてたくさんの影響を受けてきたと思います。
私も必ず先輩のようにたくさんの方々から長く愛される素敵なアーティストに成長したいと思います!
20周年本当におめでとうございます!
プロフィール
つき
2002年9月21日生まれ。大阪出身。アーティストインキュベーションシステム・Mystic Incubation Campを通じて誕生した、MYSTIC STORY初のグローバルアイドルグループ・Billlieのメンバーとして2021年11月に「the Billage of perception : chapter one」でデビュー。2022年2月に発売した2枚目のミニアルバム「the collective soul and unconscious: chapter one」のタイトル曲「GingaMingaYo (the strange world)」の活動期にはコロコロ変わる表情の演技が話題を集め、ARIRANG K-POPのYouTubeチャンネル内に公開された、つきにフォーカスした映像は878万回再生を突破。同チャンネルのフォーカス映像で1位を獲得した。デビュー前には日本のファッション誌「Popteen」モデルとして活躍した経歴も持つ。
中嶋イッキュウ(tricot、ジェニーハイ)
テーマ:元気が出るプレイリスト
コメント
学生時代にテレビの音楽番組を通して知ったBoAさんは学校で知らない人は居ないカリスマ的存在でした。キュートすぎるヴィジュアルにストイックでパワフルなパフォーマンスが衝撃的で、歌手という職業に憧れるきっかけになりました。20年という長い月日の中でも絶え間なくパワーアップし続け、グローバルに活躍の場も広がり続け、GOT the beatではグループでの魅力を見せてくれるBoAさんを見ていると色んなことにチャレンジする勇気と音楽を続けるモチベーションと元気がもらえます。
今回は特に元気が出る曲を選曲しました。元気を出したいときに是非聞いてみてください!
プロフィール
中嶋イッキュウ(ナカジマイッキュウ)
2010年に9月にロックバンド・tricotを結成しボーカル&ギターを担当。2014年以降は、欧米やアジアにも活動の幅を広げ、ワールドツアーも開催。2019年にシングル「あふれる」でエイベックス内のレーベルcutting edgeよりメジャーデビューを果たす。2017年には川谷絵音がプロデュースを手がけるバンド・ジェニーハイにボーカルとして参加。以降はtricotとジェニーハイの2つのバンドで活動を続けている。また2016年11月にはソロプロジェクト・SUSU by Ikkyu Nakajimaを立ち上げ、ファッションと音楽の融合をテーマにさまざまな作品を発表している。
HARUNA(SCANDAL)
テーマ:夢を追いかける自分にチカラをくれた曲
コメント
私が初めてBoAさんを知ったのは、日本デビュー曲「ID; Peace B」がリリースされた時でした。
バンドを組む前は歌って踊れるアーティストを夢見てボーカルダンススクールに通っていました。そのスクールの仲間内で「韓国の同年代の女の子のデビュー曲がヤバい!!」と話題になり、私も一瞬で夢中になりました。激しいダンスを踊りながら、歌が全くブレない、パフォーマンス中はとってもクールで、なのに話すとめちゃくちゃ愛らしい。私もこんな素敵な人になりたいと憧れていました。
今回選んだ曲は、夢を追いかける10代の私の勝負時にチカラになってくれた曲です。
BoAさんの曲を歌っていると不思議と自分がとっても強くなれたような気がして、オーディションを受ける時、発表会で1人で歌う時、カラオケで個人練習をする時、必ずBoAさんをチョイスしていました。
バンドを結成するキッカケになったスクールのオーディションを受けた時には「Shine We Are!」を選曲。今の自分に至るまでのターニングポイントにもしっかりBoAさんの楽曲があります。
最近ではGOT the beatでのパフォーマンスが本当にカッコよくて、後輩たちと並んだ時の圧倒的な存在感にめちゃくちゃ刺激をもらいましたし、年齢を重ねても尚新しい事に挑戦し輝き続ける姿に、自分もまだまだ頑張れる!とまたチカラをもらいました。
改めて日本デビュー20周年おめでとうございます。
"You still my No.1"
これからもずっとずっと大好きです!
プロフィール
HARUNA(ハルナ)
SCANDALのギター&ボーカル。2006年に大阪・京橋でSCANDALを結成し、2008年にシングル「DOLL」でメジャーデビューした。翌2009年にはシングル「少女S」で日本レコード大賞新人賞受賞。2015年には初の単独ワールドツアーを成功させた。2018年にプライベートレーベル「her」を立ち上げ、レーベル第1弾作品としてシングル「マスターピース / まばたき」をリリース。結成15周年を迎えた2021年8月に7年ぶりの大阪・大阪城ホール公演「SCANDAL 15th ANNIVERSARY LIVE『INVITATION』at 大阪城ホール」を開催した。2022年1月に10thアルバム「MIRROR」をリリース。3月より国内ツアーを開催しており、7月よりワールドツアーを行う。
SCANDAL Official Website – SCANDAL公式サイト
SCANDAL HARUNA (@scandal_haruna) | Twitter
安田レイ
テーマ:「もし私がBoA様だったら、こんなLIVEのセットリストを組みたい」という、妄想プレイリスト
コメント
変幻自在なBoA様。かわいいも、クールも、セクシーも、全て持っているマイミューズです。実は、小学校6年生の時に私がこの世界に入ったきっかけになったオーディションで歌って踊ったのがBoA様の「VALENTI」だったんです。なので、数えきれない程思い出が詰まってますし、何度も聴いているはずなのに聴くと必ずドキドキするんですよね。街のダンス教室で夢中で歌って踊って、“私もDIVAになるぞ!”と頑張っていた頃、夢をたくさん見させてくれたBoA様。今もさらに煌めきがまして、本当にかっこいいです! 一生ついて行きます!そんな思い出が詰まった曲で、「もし私がBoA様だったら、こんなLIVEのセットリストを組みたい」という、妄想プレイリストにしてみました。最高のプレイリストができました!
プロフィール
安田レイ(ヤスダレイ)
1993年4月15日生まれ。アメリカ・ノースカロライナ州出身。3歳で日本に移住し、10歳の頃に母親が聴いていた宇多田ヒカルに衝撃を受けてシンガーを志す。13歳で音楽ユニット・元気ロケッツに参加。2013年7月にシングル「Best of My Love」でシンガーとしてソロデビューを果たす。2020年3月に4年ぶり、3枚目となるアルバム「Re:I」を発表。2021年2月にドラマ「君と世界が終わる日に」の挿入歌「Not the End」をシングルとしてリリースした。2022年6月に発売されるワイヤレスイヤフォン「HeartBuds」のテーマソングとして新曲「each day each night」を提供。ショートムービー内で楽曲を公開した。2017年よりTOKYO FM「COUNTDOWN JAPAN」にてパーソナリティを担当している。
BoA公演情報
BoA 20th Anniversary Special Live -The Greatest-
2022年5月29日(日)東京都 代々木第一体育館
BoA 日本デビュー20周年特集
- BoA 日本デビュー20周年連載特集|今改めて浮かび上がるその魅力
- BoA 日本デビュー20周年連載 第1回|年表とレビューで振り返る、20年にわたってK-POPとJ-POPをつなぐ歌姫のこれまで
- BoA 日本デビュー20周年連載 第2回|フレンズおかもとえみ×眉村ちあき×POLY / Klang Rulerやすだちひろが語る「BoAの変わらない魅力」
BoA(ボア)
1986年生まれ、韓国出身の女性シンガー。2000年8月に韓国で歌手デビューを果たし、翌2001年5月30日にはシングル「ID; Peace B」で日本デビュー。2002年1月発売の4thシングル「LISTEN TO MY HEART」でブレイクして日本でもトップスターの仲間入りを果たす。その後も「VALENTI」「奇蹟 / NO.1」「JEWEL SONG」「Shine We Are!」「メリクリ」「Everlasting」など多くのヒット作を送り出し、2009年3月にはベストアルバムと全米デビューアルバムを1つにした“2in1”アルバム「BEST & USA」を発表した。2021年に日本デビュー20周年を迎え、彼女の誕生日である11月5日にデジタルシングル「Me Dear」をリリース。同年12月よりフィルムコンサート「BoA 20th Anniversary FILM LIVE~BoA THE LIVE EDITION~」を、2022年2月から3月にかけて「BoA 20th Anniversary FILM LIVE ~TOUR EDITION~」を5都市で開催した。5月には日本デビュー20周年を記念して、東京・代々木第一体育館にてコンサート「BoA 20th Anniversary Special Live -The Greatest-」を開催し、アルバム「The Greatest」をリリースする。
BoA 20th Anniversary~The Greatest~
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