「BanG Dream!」特集 第1回 愛美(Poppin'Party 戸山香澄役)インタビュー|「バンドリ!」年表で振り返る、キラキラドキドキの4年半

意外性の強い新譜の表題曲は
アニメ「3rd Season」で印象が変わるはず

──ここまで「バンドリ!」の4年半を振り返ってきました。バンドのギターボーカリストとして過ごした5年と、それ以前のソロアーティストとして活動していた頃とで違いを感じますか?

全然違います! まずバンドに関しては出る音が毎回違うので楽しいし、あと音でメンバーの体調や調子が少しわかるようになった(笑)。それと5人それぞれ意見が違っているので、毎回ディスカッションが起こるのがソロとは全然違うなと感じています。

──ここからは、そんなポピパの15thシングル「イニシャル / 夢を撃ち抜く瞬間に!」について伺います。表題の2曲は1月23日に始まるアニメ「3rd Season」のオープニング楽曲とエンディング楽曲となります。

愛美

アニメ「バンドリ!」は第1期でポピパが結成され、「2nd Season」でいろんなバンドの関係性を深堀りして、さらにポピパが困難を乗り越えるという内容でした。アニメ「3rd Season」はこれまでとはまた違った展開が待っています。「イニシャル」のオープニング映像も見所の1つです。

──オープニング楽曲の「イニシャル」は曲の紹介文に「『ティアドロップス』『Time Lapse』の系譜とも言えるロックチューン」と記載されていましたが、それら以上にかなりハードな曲になっていますよね。等身大のイメージが強いポピパが歌うことに少し驚きました。

確かにそう思われるかもしれませんね。こういうカッコいい曲を香澄として歌うのがひさびさだったので、レコーディングでもどこまで彼女の明るさ、かわいさを乗せるかというところで少し悩みました。しかもアニメ「2nd Season」を経た香澄のカッコよさなのでこれまでの曲とも違う雰囲気にしたいと考えていたし、そうしたものを感じてもらえるとうれしいです。

──エンディング楽曲「夢を撃ち抜く瞬間に!」はまずタイトルに驚かされました。夢を撃つ、つまり「BanG Dream!」というプロジェクトのタイトルを冠していて。今回はどちらの表題曲もすごく重要だという、制作サイドの意気込みを感じました。

アニメを観たら、より思い入れが強くなる2曲だと思います。特に「夢を撃ち抜く瞬間に!」は印象が変わると思います。

──しかも曲は「夢を撃ち抜く瞬間に!」のほうがキラキラ感があり、これまでのオープニング楽曲っぽくて意外でした。

愛美

その青春感に切なさが少し入っているのがエンディング楽曲らしいですよね。あと「イニシャル」と「夢を撃ち抜く瞬間に!」のどちらにも「愛している」という歌詞があるんですよ。ポピパの曲は基本的に香澄が歌詞を考えているんですけど、彼女がどんな思いで「愛している」という言葉を使ったのか気になります。きっといろんなものを乗り越えたうえで、すべてをひっくるめての愛を抱きながら歌詞にしたのだと思います。

叶えたい夢はまだまだたくさん!

──続いてカップリング曲についてですが、今回のCDは<キラキラVer.>と<ドキドキVer.>の2タイプがあり、それぞれ異なる「ガルパ」オリジナル楽曲が収録されています。まず<キラキラVer.>収録の「SAKURA MEMORIES」はどんな曲でしょうか?

「SAKURA MEMORIES」はめちゃくちゃ好きなゲーム内イベントの曲でした。香澄が修了式で1年生代表として言葉を述べるというイベントで、そのときの言葉がすごくよくて私はひたすら感動していて……曲としてはさわやかで明るいんですけど、青春は今しかないから思いっきり輝くんだよということを歌っている1曲です。学生さんにたくさん聴いてほしいですね。

──<ドキドキVer.>には「アニバーサリー」が収録されます。こちらはポピパメンバーのソロがあったり、掛け声の「ポピパピポパポピパパピポパ」という歌詞があったりとライブで聴くのが楽しそうな曲ですね。

これは「ガルパ」で「いろんな記念日作ろう」というストーリーに合わせてできた曲です。きっと香澄なら、たくさん記念日を作って毎回この曲をみんなの前で大声で歌うんだろうなと想像し、すごく愛おしく思いながら歌いましたね。

──最後に「バンドリ!」でこれから愛美さんがやってみたいことを教えてください。5年間で日本武道館ライブやフェスへの出演などの夢も叶えてきて順調にきているように感じますが。

でもまだ叶えられてない夢はほかにもたくさんありますよ。フライングとか。

愛美

──2017年のファンミーティングのステージ上でも「フライングしたい」とおっしゃっていましたが、確かにまだ実現していませんね。

演奏が難しかったら、ギターを持って飛ぶだけでもいいです。なんならポピパのメンバー全員でスカイダイビングも。それと、いつかオリコン1位も取りたいですね(取材後、1月8日付オリコンデイリーチャートで「イニシャル / 夢を撃ち抜く瞬間に!」が1位を記録)。この夢を実現するためにプロジェクトを盛り上げていきます。あとポピパでの還暦ライブ(笑)。

──これまで年3枚ペースでシングルを出しているので、このペースでいくと100thシングルを超えた辺りでの開催となりそうです。

100ですか(笑)。この先どんなふうにポピパが進んでいくのか……。どういう形かはわからないですけど、ポピパってライブをやるごとにメンバーの表情や空気感がどんどん変化していくバンドなので、還暦を迎えた頃にはさらにいい味が出てるんじゃないかなと。そのライブではみんなで集まった記念日として「アニバーサリー」をやりたいですね!

※特集公開時、一部画像キャプションに誤りがありました。訂正してお詫びします。

吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)による「BanG Dream!」プレイリスト

吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)

今回音楽ナタリーではアニメを愛し、「BanG Dream!」のライブにも足を運んでいるニッポン放送アナウンサーの吉田尚記に「BanG Dream!」縛りのプレイリストの作成を依頼。自身で設定したテーマに沿って、10曲を選んでもらった。ぜひ愛美のインタビューと併せて楽しんでほしい。

テーマほかの音楽シーンでは聴けない曲

  1. わちゃ・もちゃ・ぺったん行進曲 / ハロー、ハッピーワールド!
  2. R·I·O·T / RAISE A SUILEN
  3. COMIC PANIC!!! / Afterglow
  4. ピコっと!パピっと!!ガルパ☆ピコ!!! / 香澄×蘭×彩×友希那×こころ
  5. 天下卜ーイツA to Z☆ / Pastel*Palettes
  6. 私の心はチョココロネ / Poppin'Party
  7. す、好きなんかじゃない! / 市ヶ谷有咲(CV:伊藤彩沙)
  8. R / Roselia
  9. Glee! Glee! Glee! / Glitter*Green
  10. ふわふわ☆ゆめいろサンドイッチ / ハロー、ハッピーワールド!

コメント

「BanG Dream!」の音楽の魅力は、サービス精神!
四星球とかキュウソネコカミとかヤバTみたいな骨の髄まで「楽しんで欲しい!!」というサービス精神を感じます。その源は、ハイパークリエイター集団・Elements Garden。プロ中のプロが、「ほかの世界にない曲を聴かせたい!」という思いで作った曲を、音声表現のプロ・声優さんが真っ正面からひねらずに歌うことでパワーが倍加しています。
個人的にはハロハピ「わちゃ・もちゃ・ぺったん行進曲」は、ストレートにわちゃもちゃ、と言っているサビを通して確実に何かが伝わってきて、エレガの作詞家・織田あすかさんの果てしない才能を感じます。児玉雨子さんの歌詞を初めて見た衝撃に近いです。

吉田尚記(ヨシダヒサノリ)
1975年生まれ、ニッポン放送のアナウンサー。1999年に入社し、「第49回ギャラクシー賞」では「DJパーソナリティ賞」を受賞した。現在は毎週月曜から木曜深夜に放送されているワイド番組「ミューコミプラス」のパーソナリティを担当。アニメ、マンガ、アイドルといったカルチャーにも精通しており、数々のアニメイベントの司会を務めている。

ライブ情報

BanG Dream! Special☆LIVE Girls Band Party! 2020
  • 2020年5月3日(日・祝)埼玉県 メットライフドーム<出演者> Poppin'Party / Roselia / RAISE A SUILEN / 佐倉綾音(Afterglow 美竹蘭役) / 前島亜美(Pastel*Palettes 丸山彩役) / 伊藤美来(ハロー、ハッピーワールド! 弦巻こころ役)
BanG Dream! 8th☆LIVE 夏の野外3DAYS
  • 2020年8月21日(金)山梨県 富士急ハイランド・コニファーフォレスト<出演者> Roselia
  • 2020年8月22日(土)山梨県 富士急ハイランド・コニファーフォレスト<出演者> RAISE A SUILEN
  • 2020年8月23日(日)山梨県 富士急ハイランド・コニファーフォレスト<出演者> Poppin'Party / 前島亜美(Pastel*Palettes 丸山彩役) with RAISE A SUILEN / and more

2020年1月10日更新