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「BanG Dream!」特集 第1回 愛美(Poppin'Party 戸山香澄役)インタビュー|「バンドリ!」年表で振り返る、キラキラドキドキの4年半

ブシロードが手がけるガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」のアニメ「3rd Season」が1月23日(木)より放送される。

「BanG Dream!」はアニメ、ゲーム、マンガ、声優によるリアルライブなどさまざまなメディアミックスを展開するプロジェクトで、シリーズでは「Poppin'Party」「Afterglow」「Pastel*Palettes」「Roselia」「ハロー、ハッピーワールド!」「RAISE A SUILEN」という6つのバンドが活躍している。ナタリーでは全3回にわたって音楽、コミックとジャンルを横断しての連載を展開。第1回ではPoppin'Partyの戸山香澄役を務める声優の愛美が「BanG Dream!」年表を見ながら、その歴史を振り返る。なお特集の後半では「BanG Dream!」を愛するニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが「ほかの音楽シーンでは聴けない曲」をテーマに選曲したプレイリストを掲載している。

取材・文 / はるのおと 撮影 / 塚原孝顕

ハイペースにライブを重ねた2015年

──今回はまず「バンドリ!」が始動し、ポピパことPoppin'Partyがデビューした2015年からの4年半を、1年ごとに振り返っていきます。ちなみにこういうふうに過去を振り返られることはありますか?

たまにライブBlu-rayを観返します。TOKYO MXさんで放送されていた「バンステ! BanG Dream! STATION」の番組で流していただいているライブ映像も観ていますが、胸が苦しくなりますね。できていないことばかりで「あー!」ってなります。

──そんな愛美さんに振り返ってもらうのも恐縮ですが、さっそく2015年からいきましょう。

2015年

4月18日
「BanG_Dream! 1st LIVE『春、バンド始めました!』」東京・下北沢GARDENで開催
6月14日
「BanG_Dream! 2nd LIVE『楽器×女子=正義!』」東京・新宿LOFTで開催
8月15日
「BanG_Dream! 3rd LIVE『夏だ!バンおドリ!』」東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催
9月18日
ラジオ「BanG_Dream! RADIO!!!!!」配信開始
9月26日
「BanG_Dream! 関西遠征ライブ『バンドリ!こうべこーへん?』」神戸・上屋劇場で開催
10月11日
「BanG_Dream! 4th LIVE『ようこそ!ぽっぴん☆PARTY!!!!!』」東京・ディファ有明で開催

──まず、4月に「BanG_Dream! 1st LIVE『春、バンド始めました!』」で西本りみ(B)さん、伊藤彩沙(Key)さんと一緒にバンドがお披露目されます。当時のことは覚えていますか?

「BanG_Dream! 1st LIVE『春、バンド始めました!』」の様子。

みんなとにかく緊張していました。練習ではバンド経験のあるりみりん(西本)からいろいろと教わりながらやっていたんですけど、彼女も人前に立つのは初めてだからめちゃくちゃ緊張していて。楽屋ではずっと部屋の隅にあるソファと壁の間みたいなところでうずくまっていました(笑)。

──愛美さんはポピパ以前にソロアーティストとして活動していたので、多少は慣れていたのでは?

それでもバンドとして人前に出るのが初めてだったので、「どんな反応が返ってくるんだろう?」「練習したものを本番でもできるんだろうか?」と不安は大きかったです。でも1曲目を披露したらお客さんがめちゃくちゃ楽しんでくれているのがわかって、緊張も不安もなくなりました。

──その後、メンバーに大塚紗英(G)さんを迎えて、隔月ペースでライブを重ねていきます。

そんなにハイペースでライブをしていたんですね。当時はカバー楽曲が中心でしたが、私たちが演奏しやすいように調整してもらった譜面だったので、今より演奏は簡単だったと思うんです。それでも毎回曲を変えてたし、今考えるとどうやってこれだけライブができていたのか……この年はお客さんにチケットを手売りしたり、サンプルCDを配ったりもしていましたね。

「BanG_Dream! 4th LIVE『ようこそ!ぽっぴん☆PARTY!!!!!』」の様子。

──10月11日の「BanG_Dream! 4th LIVE『ようこそ!ぽっぴん☆PARTY!!!!!』」で大橋彩香(Dr)さんが加わってメンバーがそろいました。

はっしー(大橋)の加入を発表したときはお客さんの反応もよかったし、5人そろって演奏してようやく「やっとスタートラインに立てたな」と実感が湧いてきました。うるっとしながら「STAR BEAT!~ホシノコドウ~」を歌ったのを覚えています。

──時系列が前後しますが、9月にはラジオ「BanG_Dream! RADIO!!!!!」の配信が始まっています。過去のインタビューで愛美さんはラジオのおかげでメンバーと距離が縮まったとおっしゃっていましたが、練習ではあまり話をしなかったのでしょうか?

バンド練習に関わること以外は全然話す余裕がなかったですね。そんな中で互いのパーソナルな部分を知れた場がラジオだったんです。今は会話が多くなったものの、当時はとにかくバンドとして成立させることで精一杯でした。

バンドとしての意識が変わった2016年

2016年

2月24日
Poppin'Party 1stシングル「Yes! BanG_Dream!」リリース
4月24日
「BanG_Dream! First☆LIVE Sprin'PARTY 2016!」東京・ステラボールで開催
8月3日
Poppin'Party 2ndシングル「STAR BEAT!~ホシノコドウ~」リリース
8月27日
「Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-」初出演
10月3日
ラジオ「バンドリ!ポッピンラジオ!」配信開始
11月13日
「BanG Dream! Second☆LIVE Starrin'PARTY 2016!」東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催
12月7日
Poppin'Party 3rdシングル「走り始めたばかりのキミに / ティアドロップス」リリース

──2016年は1stシングルの発売、そして5人そろっての「BanG_Dream! First☆LIVE」の開催と、本格的にユニットが始動した感じがあります。前年にずっと歌っていた「Yes! BanG_Dream!」が1stシングルの表題曲になったのは感慨深かったのでは?

「Yes! BanG_Dream!」はかなりレコーディングに苦戦した印象が強くて。最初のレコーディングで私が全然歌えなくて、スタッフさんと相談して改めてレコーディングすることになりました。

──その理由は?

空回りしちゃったんでしょうね。1stシングルだし、これからいろんな人に聴いてもらうことになる曲だし……そんな思いが強すぎて思うように歌えなかったんです。今思えば本当にすごく周りに迷惑をかけて何してたんだろうと思うんですけど……。

──それだけ気持ちを込めて歌われた1曲だったんですね。4月にはステラボールで「BanG_Dream! First☆LIVE Sprin'PARTY 2016!」を行いました。

「BanG_Dream! First☆LIVE Sprin'PARTY 2016!」の様子。

前年のライブも5人で演奏しましたが、はっしーは2曲だけの参加で。でもこのイベントでは最初から最後まで5人だったので、バンドとしてみんなでがんばった感がありました。このときはまだカバー楽曲も多く、私以外の子にもソロで歌ってもらったりしていましたね。あと、ステージを広く使いたくてヘッドセットマイクを使ったんですよ。これ以降はライブの内容に合わせてハンドマイクと使い分けていますけど、最初は慣れてなくて少し苦労しました。

──そして8月にはデビュー1年ほどで「Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-」に出演しています。ただ、愛美さん自身はそれ以前の2012年にソロとしてけやきひろばのステージに出演されていますね。

それもありますし、実は2010年にもアニサマダンサーの一員として出ていました。だからポピパで出演者として改めて立たせていただけて感慨深かったし、うれしかったです。でも……。

──でも?

当時はアニメも始まっていなかったので、自己紹介というか「『バンドリ!』はこういうことをやってるんだよ」と多くの人に知ってもらえればいいなという気持ちだったんです。ただ、もちろん「『アニサマ』に出るからにはこうありたい」という理想も自分の中にあって。実際にはそれとは程遠いパフォーマンスになってしまって、「STAR BEAT!~ホシノコドウ~」を歌い終えて楽屋に帰ってからは悔しさで泣いてしまいましたね。「次に出させていただくときは絶対に成長して帰ってきてやる」と思いました。

──堂々としたデビュー戦に見えましたが、そんなことがあったんですね。

愛美

「アニサマ」で学んだことは多いです。特に2016年は「アニサマ」のプロデューサー・齋藤光二さんが直々にスタジオに来て、「1人ひとりが出す音でしかバンドは成り立たないから、自分の音に責任を持とう」という話をいただいたんです。その言葉で「バンド未経験ということに甘えがあったかな」と気付かされ、「この5人で1つのバンドなんだ」というふうにメンバーの意識がガラッと変わりました。

──2018年、2019年に出演した「アニサマ」では十分にリベンジできていたと思います。2016年、ほかに印象的だったことはありますか?

12月に3rdシングル「走り始めたばかりのキミに / ティアドロップス」をリリースして、街中のビジョンなどに広告を出してもらったことです。香澄の歌声、ポピパの音が街中に響いていて、「バンドリ!」が大きくなっているのを実感したし、すごく感動して写真を撮って親に送っちゃいました(笑)。