BAND-MAID|まだ見ぬ新しい世界に向かって

多彩に広がるBAND-MAIDサウンド

──今作のサウンドはBAND-MAIDとしてある種の到達点のように感じますが、きっとこの先も変化していくんでしょうね。

小鳩 そうですっぽね。進化していくんじゃないですかっぽね。何かにとらわれるということはないし、幅は常に広く持っていたいと思ってますっぽ。今回とは雰囲気の違う「CONQUEROR」みたいな音もBAND-MAIDとしてはあるので。

SAIKI やりたいことが多くて困っちゃうねえ。5人それぞれやりたいことがめちゃくちゃあって、「あれがやりたいからこういうの作ってくださーい!」みたいな(笑)。

小鳩 「小鳩はこういうのをやってみたいっぽー!」って。

KANAMI(G)

KANAMI 今回はそうやってみんなからの希望を反映できたと思います。だから面白かったです。

──どんなに音の幅を広げてもBAND-MAIDの音になるのはなぜなんでしょう?

SAIKI 曲を作ってるときに「これはBAND-MAIDっぽくなくなってきてるよ」と言うことはよくあります。

KANAMI SAIKIから「ここは既視感を覚えるから変えてほしい」と言われて、「は、はい!」って感じで直してます(笑)。でも過去の曲と似ないようにするのはメロディに関しては特に難しいですね。ギターはいくらでも変えられるんですけど。

日本武道館の先のまだ見ぬ世界

──以前から、ライブのことを考えて曲を作っていると話していますが、今回の収録曲は2月の武道館公演(※緊急事態宣言を受けて中止が決定)を想定して作ったところもあるんですか?

KANAMI 武道館を視野に入れた曲はここにはない……。

小鳩 でも、「お給仕でこういう曲をやったら楽しそうだね」と言いながら作ってはいたので、「武道館」というより「今後のお給仕」というイメージが大きかったですっぽね。

──こんな状況ですが、武道館はどうなりますかね。

小鳩ミク(Vo, G)

小鳩 「できる!」という前提で気合いを入れて動いてるし、溜めに溜めたエネルギーを発散するために、という気持ちでやってますっぽ。

──気は早いかもしれないですいけど、武道館の先には何があるんでしょう。

KANAMI 横アリ!

小鳩 もともと「endless Story」(前作「CONQUEROR」収録曲)は横浜アリーナを夢見て作った曲だったりするので、そこでこの曲を演奏したいという気持ちもあるし、本当は2020年に出るはずだった海外フェスがいくつかあったので、それは叶えたいですっぽ。

SAIKI これからは新しいお給仕の形が広まっていくと思っているし、音を届けられる頻度が高くなるので楽しみです。

──BAND-MAIDにとって、オンラインライブは新しい武器ですね。

小鳩 そうですっぽね。そうやってもっと武器を増やしていって、どんどん大きな会場に立ちたいですし、チャレンジの心を忘れずにこれまでやらなかったようなことにも挑んでいけたらなと思ってますっぽ。

──バンドの強さは困難に直面したときに発揮されるものなんだな、と今日の話を聞いて改めて感じました。

SAIKI 私たちは仲がよくてよかったよね。

小鳩 本当だっぽね。仲が悪いバンドだったら自粛期間であんなにつながったりしないっぽね。

SAIKI 私たち、気持ち悪いぐらい仲いいんで。周りから引かれるもんね。

小鳩 「ウソでしょ?」ってよく言われますっぽ。

──先日、AKANEさんのアカウントで配信していた5人のインスタライブからも仲のよさは伝わってきましたよ。

SAIKI あれはめっちゃ楽しかったよね。

KANAMI 楽しかったー。

──AKANEさんの誕生日をサプライズで祝うことが配信の目的で、基本的には5人がわちゃわちゃしてるだけなのになぜか楽しかったんですよね。ああいうところからもメンバーの絆が伝わるなと。

小鳩 ガチのドッキリでお祝いしたんですけど、仲よくなかったらしないっぽね。

AKANE 集まりもしないよね(笑)。

SAIKI これからも仲よくやっていきます!

ライブ情報

単独お給仕 BAND-MAID 日本武道館(※中止)
  • 2021年2月11日(木・祝)東京都 日本武道館
BAND-MAID ONLINE OKYU-JI(Feb. 11, 2021)
  • 2021年2月11日(木・祝)17:00〜アーカイブ期間:〜2月18日(木)23:59
  • チケット発売日:1月23日(土)12:00
  • ※映像・内容は全プレイガイド共通

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