“熊生”は一度きり

──6月からはアルバムを引っさげて、5都市を回るツアーも決まりましたね。ツアーは楽しみですか？

くりか　うーん。楽しみな気持ちが半分、でも不安な気持ちもあります。広島や仙台という初めての地域はドキドキします。ファイナルの赤坂BLITZも会場が大きいし、みんな来てくれるのかなって……。

まき　いつもいつも心配なんです。だからこそ、幕が上がってステージに出たときにお客さんがいっぱいいる光景を見て泣きそうになるんですよ。

くりか　復帰後初ライブだった大阪はもうステージに出た瞬間から涙がボロボロ出てきて。絶対泣かないでおこうと思ったのに、こらえ方がわからなくなってしまって。でもやり切ったあとに、もっと大きいところでやりたいと思いましたね。

──ライブが終わるたびにそういうふうに思いますか？

くりか　そうですね。満足することはほとんどない。

まき　ないね。赤坂BLITZではツアーの中で成長した一面を見せられたらと思っています。今ちょうどツアーについていろいろ話し合ってる最中なんですよ。

あゆみ　前回のツアーはケガのせいもあって、正直不完全燃焼だったんです。それにまたぎも復帰ライブということで、優しい目で見守ってくれていた感じがあったと思うんですけど、今回はそういうのも全部取っ払って観てほしいと思っています。ハンデなしで観ても、必ず満足させます。あとは気合いが入り過ぎて空回りしちゃわないように気を付けたいですね（笑）。あゆくまは全力でライブをするから、またぎのみんなも全力でかかってきてほしい！

──アルバムをリリースしてツアーをやったあと、あゆみくりかまきはどうなっていきたいですか？

まき　私はみんなの中で一番のアーティストになって、「やっぱりあゆみくりかまきだなー！」「あゆくまなしじゃ無理だ！」って思ってもらいたいですね。昔はそういうこと言えなかったんですよ。「2番でもいいんで、あゆくまのライブに来てください」とかよく握手会とかでも言ってて。でも本心はあなたの一番になりたい。今回のツアーからはそういう気持ちを強くもってやっていきたいと思っています。人生ならぬ“熊生”は一度きりなので、全力をかけてがんばっていきたいです。

──最後に言い残したことはありますでしょうか。

くりか　夢はでっかく……？

あゆみくりかまき　東京ドームからの世界進出！

──ずっと掲げている目標ですね。

くりか　はい。何もないただのクマでも夢を叶えることができるんだって証明したい。そのためにはまたぎ1人ひとりの力が必要なんです。みんなで一緒に夢を叶えたいです！