市川優月は2回変化した

──ではMC面の成長も含め、4人の中で一番変わったメンバーは誰でしょう？

小島　えー、誰だろう……強いて言うならゆづだと思います。やっぱり3B時代はこんなに騒がしくなかったし、おとしかったです。

市川　おとなしくはないでしょ！ ぶりっ子は極めてたかもしれないけど……。

愛来　いやいや、おとなしかったよ。

小島　とにかく、騒がしいタイプではなかったんですよ。今はすごくしゃべるし、髪型も全然違うし、3B時代と比べても、3年前のアメフラっシのお披露目のときと比べてもかなり変わったと思います。

鈴木　確かに。私もゆづだと思う。3Bの最初のときのゆづは「もえちん！ もえちん！」って犬みたいに寄ってきて、“ザ・妹”という感じだったけど、今は同い年の感覚です。

市川　いやー、もうグループ内に年上がいなくなっちゃったんで。

鈴木　いや私、年上だから！ しかも2つ上。

愛来　私も年上だし。一気に2人敵に回したよ。

市川　もうお姉さん組に甘えられないんですよ（笑）。

鈴木　でも、3人とも同い年みたいに接してくれるのはうれしいし、気が楽です。そしてその中でもやっぱり、ゆづが一番変わりました。

愛来　2回変わったね。全部で3段階。

市川　ポケモンじゃん！（笑）

愛来　「愛来ちゃーん！」みたいにぶりっ子してたときは疲れなかったの？ みんなに媚を売ってて。

小島　八方美人だった。

市川　媚って言うな（笑）。まあ、八方美人とはよく言われてました。今も基本はお姉さんに甘えるのが好きな気質なんですよ。でも、メンバーに年上がいないんで。

鈴木　いや、いるのよ。

──八方美人だった時代が最初の段階だとすると、その次は？

愛来　すごくトゲトゲしくなりましたね。反抗期だったのかな？ 顔つきも変わりました。で、その時代を経た第3形態がこれです。人の気持ちを考えるようになったし、頭の回転が早いから周りの状況を見て誰よりも早く判断できるし、グループの雰囲気を作ってくれています。

小島　そう聞くと第2形態めっちゃヤバいね（笑）。

市川　1から一気に3にいけばよかったのにね（笑）。私としては変わろうと意識したわけじゃないし、自分自身の変化があまりわからないんですけど、アメフラっシとして濃い3年間を過ごすうちに気持ちが変わっていったんだと思います。友達にも「性格変わったね」と最近よく言われます。

毎日ものまねのおかげで表現力が身に付いた

──では、逆に市川さんから見て、変わったと思うメンバーは誰ですか？

市川　小島さんです！ 同い年で、最初の頃MC位置が隣だったからより実感するんだと思うんですけど、今MC担当としてみんなを仕切っていることが驚きです。昔はみんなで話し合いをするときも、はなはひと言も自分の意見を言ってくれなかったんですよ。何を考えてるのかもわからなかったし、どういう感情でいるのかいつも不思議で。でも、今は発言が増えて、自分を出してくれています。見た目もクールビューティな感じでカッコよくなって、全体的に変わりましたね。

小島　昔はホントに話し合いが苦手だったんですけど、4人という人数だとどうしても発言せざるを得ないので、だんだんとしゃべることが多くなりました。最近は感情を出そうと意識しています。でも、私も自分が変わったという自覚はないんですよ。

──小島さんは「小島はなの毎日ものまね」と題し、ものまねの画像や動画を毎日Twitterに投稿していますが、これも昔だったら考えられない企画じゃないですか？

小島　「毎日ものまね」をやるようになって、新しい考え方や表現力が身に付いたと思います。そのおかげで緊張せずにしゃべれるようにもなりました。

市川　しゃべれるようになったのも、「毎日ものまね」のおかげなんだ!?（笑）

小島　恥ずかしさがなくなったと思う。この企画を始めた頃はすごく苦労しましたが、だんだんとノリノリでできるようになりました。でも、最近ネタ切れで……（笑）。

市川　私は「100日後に『夜に駆ける』を完璧に歌う女」という企画に挑戦したけど、はなのものまねは終わりがないんだよね。

──これまで投稿したものまねの中で、特に気に入ってるネタはありますか？

小島　人気なのは安倍総理ですね。個人的には萌花がリクエストしてくれた「ドギーマンのCM」が地味に好きです。

市川　私、カーナビのものまね好き。「アメフラっシのメンバーが車のナビをやったら」ってやつ。

愛来　えっ、愛来も！ あれホントにひどいよ（笑）。ものまねじゃなくてディスり。

──写真を合成して作り込むパターンのものまねネタも、クオリティが高いですよね。

市川　ドラマ「ごめんね青春！」のやつは、すごい時間かかったって言ってたよね。

小島　あれは写真を撮るのも、加工するのも時間かかりましたね。夜中にスマホでがんばりました。

愛来　「こんなたくさんの種類の服を持ってるの!?」って驚きます。