ラスト10秒の緊張感に興奮する

──蔦谷さん、SKY-HIさんも「エイムズ」をプレイしているそうですが、お二人にとってこのゲームの魅力とは？

SKY-HI　まずはラスト10秒の緊張感ですね。1プレイが5分なので、最後の最後に大逆転があるんですよ。勝てば達成感があるし、負ければ悔しいし、そのバランスが絶妙で。

蔦谷　ラスト、興奮するよね。

SKY-HI　燃えますね。プレイヤーキル（ほかのプレイヤーを攻撃すること）にも肯定的だから、同時に参加しているプレイヤーとの駆け引きもあって、それがさらに興奮と悔しさを加速させて。残り10秒の時点で1位でも終了直前でやられたりするし、ずっとボーッとしてて、最後にギャングスキル（キャラクターの得意技や武器）を使って金を奪うこともできる。戦略性が必要なゲームなんですよ。

蔦谷　しかも博打性もあるしね。時間を見ながら戦略を立てて、いつギャングスキルを使うのか考えて。操作も難しくないし、幅広い年齢層の方が楽しめると思います。あとバトルに参加する前の待機中に、暇つぶし的な車のミニゲームが用意されてるんですけど、それも初期のファミコンみたいでいいんですよ。課金しなくても十分楽しめますね。

SKY-HI　そうそう。僕も課金しないでどこまでやれるか？にチャレンジしてます。キャラクターの衣装が買えないのが、ちょっと物足りないけど（笑）。

蔦谷　SKY-HIがデザインした衣装があれば、すごくいいよね。

SKY-HI　お、いいですね！

──ちなみにお二人の推しキャラは？

蔦谷　渡辺さんに歌ってもらったローズを推したいんですけど、ゲームの中だとちょっと立ち回りが難しくて。

SKY-HI　攻撃力はすごいんですけどね。

蔦谷　そうそう。なので最近は“竜児＆みかん”をよく使ってます。

──ガジェットに強く、ドローンで攻撃するオタク的なキャラですね。

蔦谷　戦い方がせこいんですよ（笑）。遠くのほうからドローンで攻撃して、最後にギャングスキルを使って、周りから金を集めるっていう。「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくる“重ちー”に似てるかも。

SKY-HI　そうですね（笑）。「ジョジョ」も能力バトルなので、通じるところがあるのかも。僕はやっぱりマーベラス・ホットを使うことが多いかな。攻撃の選択肢が多いから、状況や残り時間によって戦略を立てやすいんですよ。“アンチ”も好きですね。スナイパーだから、戦ってて気持ちいいんです。プレイヤーキルにも強いし。

蔦谷　わかる。遠くから敵を撃てるって、気持ちいいよね。アンチの曲（ポルカドットスティングレイ「化身」）もカッコいいし。

SKY-HI　あの曲はアンチっぽいですね。

──お二人ともしっかりハマってますね！

蔦谷　もちろんですよ。音楽監修として関わらせてもらう以上、ゲームもやり込まないと。めちゃくちゃ面白いしね。

SKY-HI　うん。僕はもともとゲーム自体、すごく好きなので。生活や仕事に支障が出ちゃうレベルだから、抑えるようにしてるんだけど（笑）。音楽を作る人はゲーム好きが多いですよね。

蔦谷　そうだね。凝り性が多いから、ゲームにもハマっちゃうんだろうね。

新しいエンタテインメントを生み出せる可能性

──「エイムズ」はいろいろな楽しみ方ができるゲームだし、今後のさらなる発展も期待できそうですね。

蔦谷　そう思います。この先キャラクターが追加されれば、「このアーティストが参加するの!?」という驚きもあるだろうし。いろんなアーティストが「『エイムズ』に曲を書きたい」と思ってくれて、さらに大きなムーブメントにつなげたいという気持ちもありますね。いろいろなジャンルを融合させることで、新しいエンタテインメントを生み出せる可能性があるなと。

SKY-HI　それぞれのキャラクターに、楽曲を提供したアーティストの魂の一部が乗っかってるのもいいですよね。この前、知り合いが「音楽は最強の2位」って言ってて。映画や小説にも寄り添えるし、ダンスなんて音楽がないと成り立たないし。「エイムズ」はゲームと音楽の親和性を改めて証明しているし、この先も面白いことがいろいろできると思いますね。

蔦谷　あと「エイムズ」ではアーティストに作ってもらった曲とは別に、YouTube用の楽曲だったり、ゲームの中の音にもめちゃくちゃこだわっていて。ユーザーの方もぜひ「こういう曲を聴きたい」「こんな音楽を入れてほしい」というアイデアを送ってほしいです。それを参考にして音楽を作ることもあると思うし、ダウンロードして遊ぶだけじゃなくて、ユーザーと制作陣が一緒に更新できるのもこのゲームのよさなので。