「劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング」座談会|7人でまた共演する日まで

このエグゼイドチームで、また共演したいね(小野塚)

──「仮面ライダーエグゼイド」本編もまもなく最終回を迎えますね。このシリーズを卒業したあと、俳優としてどんな目標をお持ちですか。

左から松田るか、小野塚勇人。

小野塚 まあ僕は今後、二枚目イケメン俳優として……。ん? 今、誰か鼻で笑った?

瀬戸 パラドです。

甲斐 違う違う!!(笑)

小野塚 (笑)。真面目に言うと、これをきっかけにいろんな作品に出て、またこのエグゼイドチームで共演できる機会があれば一番うれしいよね。

松本 うん。本当にまた共演したいね。

小野塚 目標とはまた違うけど、成長過程の1つの目印として。また違う現場で会って、それぞれたくましくなったところを見せ合えたら、それはすごくいいことだと思う。

瀬戸 言いたかったこと、全部言われちゃった(笑)。

甲斐 僕はみんなよりも歳下な分、正直まだ余裕というか……がんばれる時期が長いので。

小野塚 僕らが余裕ないみたいじゃん!(笑)

松田 私たち、どうすればいいの!

飯島瀬戸 まあまあまあ。

左から甲斐翔真、飯島寛騎。

甲斐 もちろんみんなもこれからだけど!(笑) 僕はみんなよりもスタートラインが後ろだから。その分コツコツ努力する時間があるので、それを無駄にしたくない。この1年間で学んだものも含めて、これから1年、2年……5年とレベルアップしていきたいです。ずっと俳優を続けられるような能力を培っていけたらいいな。

岩永 僕は黎斗を演じたことによって、「この人に変態の役を演じさせてみたい」とか「猟奇的な役を演じてもらいたい」とか、そういうお話をいただけたらうれしいなって思います。

一同 ああー!

松田 似合うー!

岩永 そういうのを強みの1つにして、自分のフィールドにしたいなって。

小野塚 仮面ライダーでとんでもない引き出し開けちゃったよね(笑)。

松田 私は……。

小野塚 ポッピー俳優?

岩永 かつら女優?

「劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング」より。

松田 しばらくは……かつらはいい! これ、頭蒸れるんですよ!(笑) 仮面ライダーに出てた男の子たちってどんどん有名になって、いろんな作品でその姿を見るような俳優さんに成長するじゃないですか。女の子もグラビアなどのお仕事をいただけることは多いんですが、卒業後すぐに役者として成功するのはなかなか難しいんです。だから私、仮面ライダーは女の子にとっても登竜門的作品になるんだよっていうことをしっかり示していける存在になりたい。今までの歴代ヒロインの先輩たちより、絶対成功したいと思ってます!

小野塚 直球だねえ。

松田 だって、せっかく1年間で2役もやらせてもらったんだよ!? 2年分やらせてもらってるようなものだよ。その中で歌も歌わせてもらったし、踊らせてもらったし、本当にいろいろチャレンジさせてもらったの。だからこれを生かさないわけにはいかないし、もし全部ちゃんと生かすことができたら……絶対に成功できると思ってます!

瀬戸 そうだね。

松本 僕は、そうですね……。いろんな役を演じたいけど、そのためには実力がいる。好きな監督や脚本家さんと一緒にお仕事をするために、今は力をつける時期だと思うんです。だから自分から能動的になって、ガツガツ経験を積んでいきたいなって思います。

瀬戸 僕もこの1年間で本当にいろいろなことを経験させてもらう中で、自分自身のやりたいことが明確になってきたんです。だからこそこの「エグゼイド」が終わったあとに、自分でどんどん行動を起こしていきたい。好奇心旺盛に自分から動いていきたいです。それが今後につながったらうれしいなって。

背負うものは大きかった(飯島)

──ありがとうございます。では最後に飯島さんに、今後の目標を教えていただきたいのですが。

小野塚 寛騎はやっぱり、1年前に比べたら一番成長したよね。

松本 頼もしくなった。

瀬戸 顔つきも変わったよね。

松田 変わった変わった! 最初はヘナヘナだったもんね!(笑) 途中でオープニング映像を撮り直したじゃん? そのとき、前と顔が全然違う!と思った。

瀬戸 (飯島の衣装の顔写真入りネームプレートを指して)ほら、見てみなさいよ。誰? これ。

飯島 俺だよ! ……うん、全然違うね(笑)。いやあ、僕もいろんなものを背負ってきたんですよ(笑)。

小野塚 1人だけで背負ってきたみたいな顔しちゃって!

一同 (笑)

飯島 でも背負うものはけっこう大きかったよ。

瀬戸 そうだね……。

「劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング」より。

飯島 僕は、このお仕事が俳優として本当に最初の作品でした。1年間仮面ライダーを通して学んだことをずっと忘れたくない。この先も初心を忘れず、目先のことだけを考えたりせず、コツコツと自分の力をつけていきたい。今後も皆さんに面白いものや感動を与えられるような俳優になりたいと思います。

Photo Gallery

「劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング」
2017年8月5日(土)より全国ロードショー
※「宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲」と同時上映
「劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング」
ストーリー

仮面ライダーエグゼイド / 宝生永夢たちの前に、現実の世界を滅ぼし、VR(仮想現実)空間で支配しようと企む忍者集団が現れる。“永遠の天国”の創造を企むその男は、仮面ライダー風魔 / 南雲影成。そこで永夢は、檀黎斗が開発した「幻夢VR」を駆使して仮面ライダーエグゼイド クリエイターゲーマーに変身する。永夢たちドクターは、次々と襲い来る脅威に打ち勝ち、運命を変えることができるのか?

スタッフ / キャスト

原作:石森章太郎
監督:中澤祥次郎
キャスト:飯島寛騎、瀬戸利樹、松本享恭、松田るか、岩永徹也、小野塚勇人、甲斐翔真、黒崎レイナ、藤本美貴、森山のえる、ブラザートム、博多華丸、堂珍嘉邦ほか

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飯島寛騎(イイジマヒロキ)
1996年8月16日生まれ、北海道出身。2015年に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にてグランプリに輝く。「仮面ライダーエグゼイド」にて、ドラマ初出演ながら主役に抜擢される。
瀬戸利樹(セトトシキ)
1995年10月7日生まれ、千葉県出身。2014年にドラマ「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」にて俳優デビューした。映画では「ストレイヤーズ・クロニクル」「PとJK」などに出演。
松本享恭(マツモトウキョウ)
1994年12月27日生まれ、福岡県出身。2015年にドラマ「ウルトラマンX」でデビュー。舞台「武士白虎 もののふ白き虎」「黒子のバスケ THE ENCOUNTER」などに参加した。
松田るか(マツダルカ)
1995年10月30日生まれ、沖縄県出身。主な出演作に「内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル」、NHK BSプレミアムのドラマ「初恋芸人」などがある。
岩永徹也(イワナガテツヤ)
1986年10月16日生まれ、長崎県出身。2009年から2014年までMEN'S NON-NOの専属モデルを務め、その後もモデルとして雑誌などで活躍。認定薬剤師、カラーセラピストトレーナーなど数多くの資格を持つほか、「JAPAN MENSA」会員でもある。テレビドラマ出演は「仮面ライダーエグゼイド」が初となる。
小野塚勇人(オノヅカハヤト)
1993年6月29日生まれ、千葉県出身。劇団EXILEメンバー。主な出演作に「HiGH&LOW THE MOVIE」、ドラマ「碧の海~LONG SUMMER~」「ガリレオ」「朝が来る」などがある。
甲斐翔真(カイショウマ)
1997年11月14日生まれ、東京都出身。「仮面ライダーエグゼイド」でドラマ初出演を果たした。2017年冬には「写真甲子園 0.5秒の夏」の公開も控えている。