デジナタ連載 「PRINCE OF LEGEND」町田啓太|美を愛する先生王子は、美しい画質で観て、美しい音で聴く?4Kビエラでドラマ版の名シーンを鑑賞

“王子が大渋滞!”をキャッチコピーとした新感覚お祭りエンタテインメント映画「PRINCE OF LEGEND」が、3月21日に公開される。GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太、佐野玲於、関口メンディー、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬、吉野北人、藤原樹、長谷川慎、劇団EXILEの鈴木伸之や町田啓太、そして清原翔や飯島寛騎といったキャストが集結した本作では、さまざまな個性を持つ王子たちが“伝説の王子”の座を巡りハイレベルなバトルを繰り広げていく。

映画ナタリーでは「Panasonic presents デジナタ」連載の1つとして、本作で抜群の存在感を放つ先生王子・結城理一役の町田にインタビューを実施。4K画質と立体音響が魅力のテレビ「4Kチューナー内蔵 ビエラ GX850」とBlu-ray / DVDレコーダー「おうちクラウドディーガ UBZ2060」を用いて、2018年10月から放送されたドラマ版「PRINCE OF LEGEND」の名シーンを振り返ってもらった。“美意識高めのナルシスト”である先生界の絶対的エース・先生王子の成り立ちとは? さらに2月に開催されたライブイベントの裏で起こったまさかの出来事も明らかに。

取材・文 / 浅見みなほ 撮影 / 後藤壮太郎

Panasonic「4Kチューナー内蔵 ビエラ GX850」(55v型)

Panasonic「4Kチューナー内蔵 ビエラ GX850」

新4K衛星放送も楽しめる液晶テレビ。BS4Kと110度CS4Kチューナーが内蔵されているので、これ1台で高画質の4K番組を視聴できる。映画館で採用されている最新の音声フォーマット、立体音響Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)に対応しており、テレビのスピーカーだけで臨場感あふれる音響を実現。地震に強く倒れにくい「転倒防止スタンド」も採用している。

Panasonic「おうちクラウドディーガ UBZ2060」

Panasonic「おうちクラウドディーガ UBZ2060」

Blu-ray / DVDレコーダー。おうちクラウドシステムによって、録画番組だけでなく、写真、動画、CD楽曲なども保存できる。保存したファイルはスマートフォンで外出先でも観ることができ、自宅の大画面テレビで家族と共有することも可能。

王子クラウドディーガ!?

──本日はこの4Kチューナー内蔵テレビ「ビエラ GX850」とBlu-rayレコーダー「おうちクラウドディーガ UBZ2060」を使って、ドラマ版「PRINCE OF LEGEND」のBlu-rayを鑑賞していただきながら、本作について伺いたいと思います。自宅に4Kテレビはお持ちですか?

テレビはありますね、一応。でも、4Kだったかなあ? 最近はドラマも4Kで撮ることが増えていますよね。

町田啓太

──「ビエラ GX850」は4K高画質が楽しめるだけでなく、映画館などで採用されているDolby Atmos®に対応しているので、テレビ1台で立体音響が楽しめるんです。

高性能のスピーカーが内蔵されているんですね、それは最高です。

──「PRINCE OF LEGEND」のBlu-rayは4KやDolby Atmos®対応ではないのですが、テレビが自動的にリマスターをかけてくれるんですよ。

勝手にリマスターをかけてくれるんですか! 頭いい。

──実際に音のよさを味わえるシーンを体験していただきたいと思います。例えばこちらの第2話、片寄涼太さん演じる朱雀奏と鈴木伸之さん演じる京極尊人が、朱雀家の豪邸で対峙するシーンです。

「PRINCE OF LEGEND」より、片寄涼太演じるセレブ王子・朱雀奏。

本当だ! ホールのシーンなので、足音が響いて、普通の音とは全然違う。映画館並みに音が響きますね。涼太の髪の毛先まで全部見える。衣装の質感も全部見えちゃうから、もし糸がほつれてたりしたらわかっちゃうし……衣装さん大変ですね(笑)。

──そしてこのBlu-rayを再生しているのが、録画番組をスマホでも再生できる「おうちクラウドディーガ UBZ2060」という商品なんですが……。

(“おうち”を聞き間違えて)王子!?

──おうち、です!(笑)

ああ、かけてるのかなと思っちゃいました(笑)。出先で観れるのは、すごく便利ですね。

──普段、出演作をオンエアでチェックすることもありますか?

時間が合えばもちろん観るようにしています。プリレジェは放送時間が遅めだったので、先に完成版をいただいていたんですけど。でもこれで録画予約しておけば、撮影期間中で家に帰れないときも、自動的にスマホで観られるようになるってことですもんね。めちゃくちゃいいですね!

結城理一は大真面目じゃなきゃいけない

──では町田さんが演じた先生王子・結城理一について伺います。まず、「HiGH&LOW」などを手がけてきたHI-AXチームがこの“王子”プロジェクトを展開すると聞いたとき、率直にどう感じましたか?

町田啓太

違和感だらけでした! 今まで「HiGH&LOW」をはじめ男らしいアクションや泥臭い作品が多かったので、まさか真逆を行くとは予想していませんでしたし、避けているんだろうなとすら思っていたんです。それをあえて実行する(エグゼクティブプロデューサーのEXILE)HIROさんの発想はやっぱりすごいなと感じましたし、これだけの大プロジェクトとして展開することにも驚きました。僕自身不安もありましたけど、こんなに挑戦的な企画に参加できるからには、しっかりやりきれたらいいなと思いました。

──脚本家の松田裕子さんは当初、役者さんそれぞれの個性を見てキャラクターを作っていったそうですが。

まず一度、みんなでごはんを食べながら松田さんとお会いする機会があったんです。そのときに少しお話しました。

──結城理一は、美しいものを愛し、美しく教え、美しく生きる、“美意識高めのナルシスト”という強烈な個性を持つキャラクターですよね。

そうですか? 彼は至って普通の人間ですよ……いや、冗談ですけど! でも松田さんがキャラクター全員を誇張して書いてくださっているので、それぞれ面白みのある人物になっていると思います。それを個性と言うのか、ネジが飛んでいると言うのかは人によるかもしれないですが(笑)。原作がない分、スタッフさんと一緒に遊び心を入れながら面白いキャラクターにしていけたらいいなと思いました。

──映像を観た松田さんは、先生王子について「最初に思い描いていたのとは違ったトーンで面白いキャラクターになっていた」とおっしゃっていたそうです。

そうですか(笑)。脚本を読んだとき、結城理一は観ている方に笑ってもらえるくらいのキャラクターがいいのかなと感じたんです。コメディって、やっている本人は大真面目じゃなきゃいけないと思うんですよね。なぜ笑われているのかわからないくらい真剣に突き詰めないと、視聴者の方も笑えないだろうなと。だからふざけたことをやろうというよりは、結城理一がナルシストであり、美に対する執着が激しいという部分を突き詰めたら面白いだろうね、と現場で話しました。心はまったく追いついてないけど、外見だけ王子っぽく塗り固めた人間という要素を、たくさん芝居に入れたんです。

よくあのテンションに付いて来てくれた

──ではここで、印象深いドラマ版のシーンを振り返っていきたいと思います。撮影に苦労したシーンを挙げるとしたら、どこでしょうか?

僕のメイン回は第8話なんですが、まずサブタイトルに驚愕しましたね。「餓鬼どもに告ぐ、俺の色気(フェロモン)の前に土下座せよ」(笑)。撮っているときは、こんなサブタイトルが付くとはまったく知らず……(笑)。普段から仲良くさせていただいているスタッフさんが全部考えたんですが、いい具合に、面白おかしくいじってもらいました。内容については、この8話で結城理一に婚約者がいることが明らかになるんです。(婚約者・桜子役の)藤井サチさん、よくあのテンションに付いて来てくれたなっていう思いがありますね。

──では第8話の、先生王子と桜子のシーンから再生してみましょう。

ドラマ「PRINCE OF LEGEND」を鑑賞する町田啓太。

いい音といい画質で観ると余計に恥ずかしいな。ナレーションに合わせて桜子さんと2人で歩いていくシーンも大変でした。衣装を変えて、この秒数で何歩進んで……といったことも全部決まっていたので。

──ナイスハズバンド王子やグッドダディ王子といった、先生王子がこれから手にするであろう称号が紹介されるシーンですね。このあとは、先生王子が「I'm the prince」と言って英語の授業を行うシーンなども続きます。

「PRINCE OF LEGEND」より、町田啓太演じる先生王子・結城理一。

授業のシーンも正直最初は戸惑いましたが、自分の中で納得させて演じるようにしていました。基本的には1人で自問自答しているシーンが多かったので、どこまでやっちゃっていいのかな、っていうさじ加減が難しかったですね。

──やりすぎて、現場でストップをかけられたこともあるんですか?

いや、やりすぎればやりすぎるほど、監督(ドラマ版の河合勇人、映画版の守屋健太郎)が面白がってくださるんです。(結城理一が生徒に「みんな、宿題はやってきたのかな?」と尋ねるシーンで)このあたり、全部アドリブですね。眼鏡を取ったりかけたり、ジャケットを着たり脱いだりして本当に忙しい(笑)。こうして観る通り、カメラ目線がひたすら多いんですよ。普通のドラマだったらありえないことなので、最初はそれも戸惑いましたね。

ドラマ「PRINCE OF LEGEND」を鑑賞する町田啓太。

──大画面で観ると、アップもより印象的ですね。

そうなんですよ。この王子室(先代“伝説の王子”の写真などが飾られている部屋)に初めて入ったときはびっくりしました。結城理一は礼拝かのような気持ちで何度もこの部屋にやって来るのですが、最初からこの雰囲気ができあがっていたので、「振り切ってやっちゃっていいんだな」と思えました。それでリハから大げさにのたうちまわってみたら、監督が気に入ってくださって。これで正解なのか悩んだりもしましたが、ここまでやってもいいという基準ができました。