呉さんの包丁

あらすじ・ストーリー　第二次大戦後、国民党軍と共産軍の間で激戦が繰り広げられ、金門島はその最前線として激戦が繰り広げられた。そんな島で、中共軍から撃ち込まれた砲弾を材料に包丁を作る職人がいた。カメラは呉増棟さんの姿を追い、金門島の歴史と重ねて映し出していく。

解説　第二次大戦後、国民党と共産党の決戦地となった金門島で、戦闘中に両軍が打ち込んだ砲弾を掘り起こして包丁を作り続ける呉増棟の姿を追ったドキュメンタリー。政治の波に翻弄され、苦難の歴史を歩んだ金門島と、父から包丁づくりを受け継いだ呉さんの仕事ぶりと人生を重ね合わせながら描いていく。若手俳優の三宅真衣がナレーションを務める。

スタッフ	監督：林雅行