路傍の石(1938年)

ロボウノイシ

上映時間:119分 / 製作:1938年(日本) / 配給:日活多摩川

解説 文部省が教化映画製作に乗り出した第1作。製作前年にあたる1937年1月から半年間新聞に連載された山本有三の小説を、田坂具隆が映画化。貧しい境遇に生まれた吾一少年が、生活のための厳しい丁稚奉公にもめげず、向学心を燃やして成長していくさまを描いている。田坂は、これを単に楽天的な立身出世物語にするのではなく、求道精神の担い手としての吾一少年を温かく見つめることによって、感銘の深いものにしている。1937年、田坂の「真実一路」でデビューした天才子役・片山明彦が吾一役を熱演。吾一の母には田坂夫人でもあった滝花久子が扮している。当時としては稀有な4週続映という大ヒットを飛ばした一編。

情報提供:ぴあ