めぐり逢う朝
メグリアウアサ
TOUS LES MATINS DU MONDE
製作:1991年(仏)
解説 妻の死後、隠遁生活を送るビオールの名手サント・コロンブと、その弟子であるマラン・マレとの確執と音楽への愛情を18世紀を舞台に描く。ビオール奏者になることを決心し、サント・コロンブを訪れた若きマレ。だが名声を求めるマレと、音楽にすべてを捧げたサント・コロンブの間には、埋めようもない隔たりがあった。やがて宮廷音楽家になったマレは、将来を誓ったサントの娘マドレーヌをも捨て、栄華をきわめていく。絢爛豪華な18世紀宮廷風俗、そして古楽器ビオールの演奏シーンが見事に再現される。谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』に傾倒しているという、A・コルノー監督の陰影に富んだ画面作りも見もの。1992年のセザール賞監督賞、助演女優賞ほか、7部門を受賞。
スタッフ |
監督:アラン・コルノー |
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キャスト |