ステッペンウルフ・荒野の狼
ステッペンウルフコウヤノオオカミ
上映時間:107分 / 製作:1974年(米=スイス)
解説 ドイツのノーベル賞作家H・ヘッセが、1927年に発表した『荒野の狼』の映画化。監督のハインズは、アニメーションやビデオに転換した映像を駆使し、既成の文芸映画とはまったく異なった大胆で野心的な作品に仕上げた。1920年代のドイツ。中年の作家ハリーは、孤独で厭世的な生活を送っている。ある晩、彼はヘルミーネという美しく謎めいた女と知り合い、彼女を介して未知の享楽の世界に引き込まれていく。この作品の独創的なところは、シュールリアリスティックな魔術劇場の場面であるが、ナイトクラブの場面での、1920年代の雰囲気も魅力的である。サンダとクレマンティが好演。グルンツの音楽が作品全体に活気を与えている。
スタッフ |
監督:フレッド・ハインズ |
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キャスト |