コミックナタリー PowerPush - 映画「ストロボ・エッジ」福士蒼汰(蓮役)×有村架純(仁菜子役)×咲坂伊緒(原作者)鼎談
胸キュンシーンを大いに語る
高校時代のいいところが全部詰まってる映画
──撮影中、ここは一番苦労したなあという部分はどこでしたか?
有村 うーん。安堂くんに対しての好きと、蓮くんに対しての好きの違いを出すのが難しかったです。「自分だったら、この人に対するこういう気持ちが安堂くんへの気持ちと同じかな?」とか、いっぱい探しました。
──有村さん自身は付き合うとしたら安堂と蓮、どちらがいいですか?
有村 えー……安堂くんももちろん素敵だしいい人ですけど、付き合うかは……(笑)。
福士 ははは。
有村 蓮くんについては知らないことのほうがきっと多いから、「この人のことをもっと知りたいな」っていう興味が涌いて、気になる存在になるかなと思いますね。
咲坂 なるほど(笑)。安堂もね、山田(裕貴)くんに演じてもらえてよかったです。本当にぴったりでした。
福士 裕貴も「スターマン」で一緒だったんです。そのときも役名が「安藤くん」だったんです。
有村 ふふふ。そう、だから3人とも最初から仲良くて、やりやすかったよね。
──舞台挨拶でも入江(甚儀)さん、山田さん含め、本当の学生同士みたいに和気あいあいとしていましたね。それでは名残惜しいですが、最後に「ストロボ・エッジ」の見どころを、読者の方へひと言ずついただけますか。
有村 「好きが積もる」っていう言葉、普段はきっと言わない言葉だと思うんですけど、本当にこの作品に関してはその言葉がぴったりで。好きっていう気持ちってどれだけなくそうと思っても絶対になくせないし、自分の気持ちをちゃんと大切にして守っていくことを、この作品ではみんなそれぞれが大事にしていて。本当に恋っていいな、好きっていいなって思わせてくれる作品だと思います。
福士 俺はこれまでオーディションで「憧れる男子は?」と聞かれたら絶対に一ノ瀬蓮! と答えてるぐらい大事な作品だったので、もちろんプレッシャーもあったんですけど、演じられて本当にうれしいです。映画はキラキラな少女マンガというよりは、ドキュメントを撮ってるようなふんわりとした淡い感じの仕上がりになっているので、観たあとに素敵ないい気持ちになれると思います。ぜひ劇場で観てほしいです。
咲坂 私がこの映画を観て思ったのは、高校時代のいいところが全部詰まってるなって。「そこに私も行きたい」って思ってしまうぐらい、本当に素敵な映画だったので、皆さんよろしくお願いします!
──学生時代に戻りたくなりますよね。
咲坂 そう、楽しいところだけ戻りたいですよね。お勉強とかはなしで……。
福士・有村 あははは(笑)。
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あらすじ
まだ恋をしたことのない、高校1年生の木下仁菜子。ある帰り道の電車の中で、学校中の女子から人気を集める同級生の一ノ瀬蓮と出会う。少しずつ会話を交わすようになる蓮と仁菜子。クールに見える蓮の優しい言動、笑顔に今まで感じたことのない気持ちを感じる仁菜子は、自分が蓮に恋をしていると気付く。しかし、蓮には中学の時から付き合っている年上の彼女・麻由香がいた……。
キャスト・スタッフ
- 一ノ瀬蓮:福士蒼汰
- 木下仁菜子:有村架純
- 安堂拓海:山田裕貴
- 是永麻由香:佐藤ありさ
- 是永大樹:入江甚儀
- 杉本真央:黒島結菜
- 原作:咲坂伊緒「ストロボ・エッジ」(集英社マーガレットコミックス刊)
- 監督:廣木隆一
- 脚本:桑村さや香
©2015映画「ストロボ・エッジ」製作委員会 ©咲坂伊緒/集英社