「コードギアス 反逆のルルーシュ」の谷口悟朗が総監督、「黒執事」の枢やながキャラクターデザイン原案を務めるオリジナルアニメ「スケートリーディング☆スターズ」が、2021年1月に放送・配信開始される。1人の天才スケーターを相手に、癖の強い少年2人のバディが手を組み戦いを挑むフィギュアスケートアニメだ。彼らが競うのは、フィギュアスケート団体競技“スケートリーディング”。5人1組での集団フィギュアスケートを行うアニメオリジナルの種目である。コミックナタリーでは本作の放送と配信を記念した特集を実施。“スケートリーディング”に情熱を注ぐ少年たちの熱き物語、その魅力に迫った。
撮影 / 入江達也
元フィギュアスケーターの父親をコーチに、ノービス(ジュニアより下のクラス)で活躍していた少年・前島絢晴。彼は両親が事故死した直後の大会で優勝できたら、祖父の反対を押し切りフィギュアスケートを続けるつもりでいた。しかし敗北。さらにライバル・篠崎怜鳳からの「君は僕には一生勝てない。フィギュア、辞めたほうがいいよ」という冷たい言葉にショックを受け、フィギュアスケートを辞めてしまう。
数年後、高校生になった前島は、いろいろな部活の助っ人をしながらもフィギュアスケートとは縁のない毎日を送っていたが、ある日ライバルだった篠崎が、シングルからスケートリーディングへ転向することを知る。かつてのライバルを、ただ見つめることしかできない前島。そんな中、「俺には、お前が必要だ」という謎の少年・流石井隼人と出会い、前島は再びフィギュアスケートの世界へと戻ることになる。
架空のフィギュアスケート団体競技。1チーム5人が一斉に滑り、技術点(ユニゾン性など)と芸術点(構成、エンターテイメント性など)の合計で勝敗を競う。
3つのポジションがあり、組み合わせは自由だが1チームにつき各ポジションに必ず1人が必要となる。各ポジション、それぞれに定められた要素の演技を行う。
- ①リード:連続ジャンプ技の多いポイントゲッター
- ②ウイング:ツイストリフトなどで空中を飛ぶ役割を主に担当
- ③ガード:リフトやステップなどの演技面を支える
採点はカメラを使用した自動計測システムと9名の審査員によって行われる。勝敗はフィギュアスケート同様、獲得した点数の多さで決定され、技術点・芸術点が評価の対象となる。
- 1年生 前島絢晴(CV:内田雄馬)
- プロスケーターの両親の血を引く、直感型天才スケーター。イメージ通りに体を動かすことができ、周囲の予想をことごとく超える滑りを見せる。ライバルであり天賦の才を持つ篠崎に勝ったことがなく、一度はスケートから離れるが、流石井と出会い、スケートへの未練や素直になれなかった自分を捨て、もう一度フィギュアスケートの世界へ舞い戻る。
- 3年生 寺内正太郎(CV:日野聡)
- スケートリーディング部部長。周囲からの信頼も厚く真面目で礼節を重んじる、スケートリーディング部のお父さん的存在。前島と同じクラブチームに在籍していた。桐山と望月兄弟とは幼なじみで家族での交流がある。
- 3年生 桐山樹(CV:前野智昭)
- スケートリーディング部副部長。自分にも他人にも厳しいが、何かと気が利くスケートリーディング部の母。寺内の参謀兼良き相談相手。前島とは昔から馬が合わず、今でも衝突を繰り返す。何事も器用にこなすが、機械オンチ。
- 3年生 望月雪光(CV:花江夏樹)
- スケートリーディング部マネージャー。中性的な容姿で、自身の美しさを自覚している。怪我が原因で中学でスケートを引退。食事管理や練習ノートの作成、さらに衣装の制作など、フィジカル・メンタル両面から部員を支えるマネージャー兼トレーナー的存在。
- 2年生 望月暁光(CV:土田玲央)
- スケートリーディング部所属。雪光の弟で、末っ子気質のリアリスト。趣味はSNS用に写真を撮ること。プライドが高く、苦労しているところを見られたくない。生意気と思われてしまう言動もあるが、高みを目指すチームへ貢献したいという気持ちは持っている。髪の毛は雪光にカットしてもらっている。
- 2年生 城ノ内颯太(CV:千葉翔也)
- スケートリーディング部所属。モテたくてスケートを始めた目立ちたがり屋の愛すべき熱血キャラ。しかしその素直さやガサツさが時折、男らしいカッコよさになる。趣味は音楽鑑賞で流行の音楽に詳しい。Tシャツを集めるのが趣味。
- 1年生 篠崎怜鳳(CV:神谷浩史)
- 天賦の才を持ち、圧倒的美しさとカリスマ性を誇る神童スケーター。滑ることにしか興味がなく、シングルからスケートリーディングへの転向を決断したこともあくまでも自身のスケートを高めるため。いずれシングルに戻るつもりでスケートリーディングに転向する。口数も少なく喜怒哀楽の表現が乏しい。疲れたときは、ケーキをホール食いする。
2021年3月5日更新