コミックナタリー PowerPush - 長谷川哲也「セキガハラ」
異能×武将＝トンデモ戦国絵巻 作者と笑い飯哲夫の空想歴史放談
「セキガハラ」の世界へようこそ
関ヶ原の歴史は、異能を操る武将たちの肉弾戦で切り拓かれた!? ファンタジーと史実ががっちり噛み合いながら、ギャグありドラマありの戦国絵巻を展開する「セキガハラ」の世界を紹介！
あらすじ
慶長3年8月18日、未来を予見できる石田三成の予測通り、秀吉は死んだ。しかしその死因は、犯人不明の他殺。三成は実行犯が「見えない大蜘蛛」であること、大蜘蛛が町人らを洗脳していることを究明する。そんな中洗脳を受けた家康は、天下奪取を狙い暴走をはじめる。三成は利家の力を借り、大蜘蛛退治および家康の救出に成功するが、利家は命を落とし、大蜘蛛を操る真犯人の正体はわからず終いだった。ひとまずの平和が訪れたが、加藤清正らが朝鮮から戻ったことで、事態は再び混沌へ陥っていく。
キーワード
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思力
武将たちが人知れず備えている超能力は「思力」と呼ばれる。未来を予見する能力、治療する能力など、そのバリエーションはさまざま。思力を持つ人間のことは「天魔」という。
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タイマン
本来の戦国は集団戦だが、「セキガハラ」では武将同士がタイマンで勝負。誰もが知る武将たちが、策略をめぐらせながら超能力対決を繰り広げる。
登場人物
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亡き豊臣秀吉の側近。秀吉から豊臣家の将来を任された。人相から未来を予見する思力の持ち主。デコピンも強い。
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強靭な肉体の持ち主。主な興味は己の筋肉と健康。大蜘蛛に洗脳され暴走したが、前田利家に助けられた。思力の有無は不明。
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豊臣秀吉の側室で、豊臣秀頼の母。忍者・こちゃとしての顔も持ち、植物を自在に操る思力を持っている。
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天下人だったが、「見えない大蜘蛛」に殺される。過去には治癒能力で瀕死の三成や利家を救ったことも。
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洗脳された盟友・家康を救出し命を落とす。1分間のみ、城ほどもある巨大な武者を操る力を備えていた。
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秀吉の子飼いで福島正則とは兄弟のような関係。朝鮮出兵の際に襲われたトラに成り代わったが、その原因は不明。
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秀吉の子飼いで清正を兄貴と慕う。「福男」と書かれたフンドシ姿が特徴。身体がデカく声もデカい。
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石田三成の側近。普段（勤務中）から酒をかっ喰らう酒豪。影を自在に操る思力の遣い手。「バーロー」が口癖。
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エキセントリックな格好をしたオカマキャラ。ある人物の指令を受け、三成の襲撃を計画中……？
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秀吉と淀の方の子。子供ではあるが、誰にも見えていなかった大蜘蛛が見えていたなど、未知なる能力を秘めている。
PV
歴史なのに予測不能の新“戦国”体験──！
本当の戦国は集団戦だけど、こっちはタイマン！
武将＝超能力者が夢の対決を繰り広げる！
長谷川哲也（はせがわてつや）
1963年12月7日、長崎県生まれ。九州工業大学を卒業後上京し、マンガ原作者・小池一夫の主催する劇画村塾で学びデビュー。原哲夫のアシスタントを務めた後、歴史作品を数多く発表する。現在、ヤングキングアワーズ（少年画報社）にて「ナポレオン‐覇道進撃‐」、戦国武将列伝（リイド社）にて「セキガハラ」を連載中。
