尾田栄一郎原作によるアニメ「ONE PIECE」のテーマパーク・東京ワンピースタワーにて、アニメ20周年を記念した企画展「Cruise History」がスタートした。「Cruise History」ではアニメの原画や絵コンテ、台本など初公開の資料も含むミュージアムエリアの開設をはじめ、さまざまな企画が行われる。
コミックナタリーは「Cruise History」の開催に合わせ、「ONE PIECE」ファンで東京ワンピースタワーにも来園経験のある加藤諒に園内を案内してもらうナビゲート企画を実施。東京ワンピースタワーを訪れたことがある人はもちろん、ゴールデンウィークの予定を決めかねていた人もぜひ連休中のお出かけの参考にしてほしい。
取材・文 / 宮津友徳 撮影 / 石橋雅人
“麦わらの一味”が“ナワバリ”にした冒険と遊びに溢れる楽しい“トンガリ島”を舞台に、2015年3月に東京タワーフットタウン内にオープンしたアニメ「ONE PIECE」のテーマパーク。麦わらの一味の各メンバーにスポットを当てたアトラクションをはじめ、「ONE PIECE」をモチーフにしたメニューを販売するレストランやグッズショップなどが設置され、プロジェクションマッピングを駆使したライブショーも行われている。
なお原作者・尾田栄一郎がパークのスタッフ衣装やオリジナルキャラクター・トンガリ電伝虫のデザインを手がけているほか、パークの展示イラスト、ライブショー用のキャラクターを描き下ろすなどしている。
加藤諒が東京ワンピースタワーを満喫!
──「ONE PIECE」は今年、原作が連載開始から22年目、アニメが放送開始から20周年を迎えますが、加藤さんはどういうきっかけで「ONE PIECE」をお好きになったんですか?
僕はアニメから入って原作も読むようになりました。放送が始まったのが9歳の頃なんですけど、第1話から観てましたね。ただ「ONE PIECE」のアニメってもともとは水曜日の夜に放送されていたじゃないですか。当時その時間に習い事をしていて「ONE PIECE」を観られない日もあったりしたんですけど、僕の地元の静岡県ではよく「ONE PIECE」の再放送を平日の夕方にやっていて。そこでも観たりしていましたね。
──僕も静岡出身なんですが長らく「ONE PIECE」が再放送され続けていましたよね。キリのいいところで一度再放送が終了したと思ったら、翌週からまた第1話から再放送されていたりして、静岡県民には特に馴染み深いアニメかもしれませんね。
そうそう(笑)。僕はドラム王国編が特に好きで、ヒルルクの「人はいつ死ぬと思う…?」「…人に忘れられた時さ…!!!」っていうセリフが印象に残っているんですけど、おじいちゃんがお通夜の挨拶でまったく同じことを言っていて。「あれ、それ『ONE PIECE』のセリフじゃん。おじいちゃんもアニメ観てた?」って思っちゃいました。
──東京ワンピースタワーには何度くらいいらっしゃっているんですか?
今日で4回目ですね。舞台作品で共演していた蒼木陣くんと2015年に初めて来たんですが、それからはいつも一緒に来ています。
──東京ワンピースタワーがオープンしたのも2015年なので、まさに開園当初からいらしていたんですね。それではさっそくパークを回っていきましょうか。
360ログシアター~The World of ONE PIECE~
いりぐちフロアの入場口を抜けた来園者を迎えるのは、麦わらの一味の冒険の記録(ログ)をまとめた約3分の映像が360°の巨大スクリーンに上映される「360ログシアター~The World of ONE PIECE~」。この日麦わら帽子に赤いベスト、ハーフパンツというルフィを彷彿とさせる姿で現れた加藤は、東京ワンピースタワーを訪れるのは初めてだというマネージャーをはじめとしたスタッフ陣に「この映像を観たら絶対単行本を読み返したくなりますよ!」と力説し、上映中もGReeeeNの書き下ろし楽曲「4 ever ドーン!!!!!」に合わせ手を振り上げながら大興奮の様子で鑑賞した。
トンガリポート~麦わらの一味の宴~
「360ログシアター」を抜けると、宴を催す麦わらの一味が勢ぞろいしている「トンガリポート~麦わらの一味の宴~」が登場する。撮影OKなフォトスポットになっているため、加藤もルフィたちの間に座りノリノリで撮影。顔を突き合わせてにらみ合うゾロとサンジの前では、「2人とも顔が小さいから、こっちの顔が大きく見えちゃう(笑)」と笑いながらケンカの仲裁をする様子を再現する。一方でチョッパーの前では「チョッパーのほうは小顔効果があるかも!」とポーズを決める。
麦わらの一味サイン展示&トンガリストア
このほか麦わらの一味のサインが並ぶ展示コーナーやグッズ販売エリア「トンガリストア」を満喫する加藤。御朱印集めにハマっていると明かし、「東京ワンピースタワー」仕様の御朱印帳にも興味津々の様子だ。なお加藤がこの日身につけていたチョッパーのぬいぐるみ型チケットホルダーも「トンガリストア」で販売されている。
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ワンピースタワーのアトラクションを満喫!