コミックナタリー Power Push - ニコナタ(コミック)「ダイヤのA×nicocafe」

コラボカフェ

白州健二郎役ほか/下妻由幸

太田部長役ほか/竹内栄治

宮内啓介役ほか/村田太志

前園健太役ほか/田尻浩章

増子透役/羽多野渉

御幸一也役/櫻井孝宏

沢村栄純役/逢坂良太

川上憲史役/下野紘

倉持洋一役/浅沼晋太郎

何をきっかけに好きになってもいいと思う

──「ダイヤのA」を紹介する場所というのは、例えばラジオであったりイベントであったり、雑誌のインタビューなどいろいろあると思います。その中でもニコニコ生放送ならではの面白さはどういったところにあると感じていますか?

羽多野 例えば番組中にアンケートを取ってみると、男性が何人、女性が何人観てくれているっていうのは毎回の放送で変わっていくのがわかるんですよね。お客さんを目の前にしてるわけではないけど、そのときにしか生まれない科学反応をその時々で一緒に楽しめるっていうのはニコ生ならではかなと思います。

浅沼晋太郎

浅沼 あとイベントとかだと、僕らはステージ上でお客さまは客席なので、リアルタイムで一緒にプリンとかスイーツを食べるっていうのは普通できないですよね。

羽多野 確かにそうですね。

浅沼 イベントをするとどうしても東京での開催が多くなってしまう中、例えば北海道の方も沖縄の方もみんな一緒にプリンを食べるだとか、リアルタイムに何かを一緒にできる、そういうことができるっていうのはニコ生ならではかなと。

──普段なかなかイベントに行けないという方も、画面越しに一緒に楽しむことができますからね。

浅沼 コメントでも「プリンを用意して待ってます」なんて言ってくださる方もいたりして、それはすごくうれしかったですね。

──1年半MCを務められてきたおふたりから、今MCを担当している4人に何かアドバイスはありますか?

浅沼 アドバイスなんて言えるような立場じゃないですけど……。

羽多野 僕らのやってきたことが正解とも限らないというか。正しい「ダイヤのA」の宣伝番組というのがどんなものかもわからずに、ただ一生懸命やってただけでしたから。

「TVアニメ『ダイヤのA』青心寮へようこそ!~生ってこーぜ~」第20回の様子。

浅沼 でも僕らがうれしかったのは、「『ダイヤのA』の原作もアニメも観たことないけど、『生ってこーぜ』から興味を持ちました」って言ってくれる人がいたってことなんですよ。原作の寺嶋先生がそれを良しとしてるかはわからないですけど(笑)、僕らとしても恩返しができたような思いがありました。4人も「生ってこーぜ」からでもいいから、「ダイヤ」ファンの輪を広げてもらえたらうれしいですよね。別にね、何をきっかけに、どのタイミングでその作品のことを好きになってもいいと思うんですよ。まあそれが「生ってこーぜ」からっていうのはちょっと偏ってますけど(笑)。

羽多野 (笑)。

浅沼 でもそれも作品に興味を持つきっかけの1つだと思うので。そういう人を少しでも増やせたら、僕らも色んなところを痛めた甲斐もありますし、やってきた意味があるかなと思いますね。

羽多野 そうですね。大変なことも多いと思うけど、4人にもがんばってほしいですね。

強打者・羽多野渉

──コラボカフェについてもお話をお伺いしていきたいと思います。今回のコラボカフェのメニューは、ルームメイトの皆さんから案を募集して作られたんですよね。「生ってこーぜ」の番組内でのエピソードや「ダイヤのA」のキャラクターにまつわるメニューが並んでいて、中には新旧MCの皆さんが考案したドリンクもありますね。

浅沼 メニュー見たけどさ、これもう羽多野くんだらけじゃん。

羽多野 ちょっと打率高かったですね(笑)。

浅沼 すごいよ、強打者だよ。めっちゃスラッガーじゃん。

羽多野渉

羽多野 あはは(笑)。びっくりしました。

浅沼 僕はこの間舞台(「ダイヤのA The LIVE」)の稽古終わりにキャストの子たちと遊びに来たんですよ。そのときは「アイベヤランチ」を食べました。あとは考案した「ファイブソウルメイツ」も責任持って飲んで。ちなみに増子役の水沼(天孝)くんは「生プリンアラモード」と、羽多野くん考案の「コングのワイルドソーダ」を頼んでました。

羽多野 あ、そうだったんですか。うれしいですね。

羽多野渉考案の「コングのワイルドソーダ」。

浅沼 「コングのワイルドソーダ」は花江(夏樹)くんとかに「畳の味がする」なんて言われてたけど、味が改良されたらしいね。

羽多野 そうなんですよ。僕が考案したときは中に抹茶を入れてたんですけど、売られているものには入ってないんですよね。だから草の匂いがしないんですよ。

浅沼 あ、本当だ。……ってことは羽多野さん考案じゃなくなっちゃってる(笑)。

羽多野 (笑)。僕がちょっとソリッドに攻めすぎちゃったので。でも色も同じにしてもらってるし、より美味しくしていただいたのでありがたいですね。

僕らの思いはシリーズを通してつながっている

村田太志考案の「むふーふープロテイン」。

浅沼 羽多野くんはこの中だったらどれを飲みたい? 自分が考案したの以外でね。

羽多野 「むふーふープロテイン」はちょっと飲んでみたいですね。というのも僕冷え性なんで、冷たいものってあんまり飲めないんですよ。だから夏だけどホットのドリンクがあるっていうのは、いいなって思ってたんです。ただ、プロテインっていうのは少しハードルが高いですよね(笑)。でも飲んだことがないので、ちょっと味わってみたいなっていう興味はあります。

──浅沼さんは?

浅沼 うーん……「愛の道頓堀」かなあ。名前はどうなのかなと思うけど(笑)。味も美味しそうだし、オリジナリティがあると思って。この中に赤い飲み物ってないじゃないですか。僕の考案したドリンクは「沢村栄純のブルーレモネード」と色合いが全く一緒になってしまったので、ちょっと反省してるんです。やり直せるならやり直したい(笑)。

田尻浩章考案の「愛の道頓堀」。 浅沼晋太郎考案の「ファイブソウルメイツ」。

──でも「ファイブソウルメイツ」は美味しいと評判らしいです。

浅沼 あ、本当ですか。

羽多野 僕も番組の中で飲みましたけど、間違いなく美味しかったですもんね。

浅沼 まあ夏にカルピスは間違いないよね。

──コラボカフェ終了まであと1週間となりますが、これから行ってみようかなと考えている人たちにメッセージをいただけますか。

浅沼 来てくれたお客さんたちがカフェの壁にイラストとかを描いてくれてるんですけど、みんな愛が溢れてるんですよね。あれを見てたら自分も参加したくなっちゃって、僕も倉持のイラストを描いたんです。そしたら「よかったらお店の中にもどうぞ」って言われたので、店内のある一部にも描かせていただいたりとかして。そういうのを見つけて宝探し的な楽しみ方をしてもらえたらいいですね。あとは第2弾、第3弾もできたらなと思いますし。地方とかでもね。

羽多野 そうですね。池袋まで来られない方にも味わってもらいたいですしね。

浅沼 そのためにもまず池袋で盛り上がったらいいなと思っているので。ぜひたくさんの人に遊びに来ていただきたいですね。

羽多野 何よりうれしいなと思うのは、自分たちがMCをやらせてもらってた1年半の間に生まれた企画を、後任の4人が引き継いでひとつの形にしてくれたっていうことなんですよね。

浅沼 それもまた部活っぽいもんね。

羽多野 そうなんですよ。卒業してからも後輩たちが引き継いでやってくれたっていうのがうれしくて。僕らの思いというか、魂みたいなものはシリーズを通してつながっているというのを、このカフェに来て感じていただけたら幸いです。

コラボカフェの壁に「コング」のイラストを描く羽多野渉。 浅沼晋太郎によるサインとイラスト(中央)。
TVアニメ『ダイヤのA』青心寮へようこそ!~生ってこーぜ~カフェ
TVアニメ『ダイヤのA』青心寮へようこそ!~生ってこーぜ~カフェ
アニメ「ダイヤのA」を応援する番組「青心寮へようこそ!~生ってこーぜ~」と、ニコニコ本社・nicocafeにより開催されているコラボカフェ。「生ってこーぜ」の番組内でのエピソードをモチーフにしたフードや、作中のキャラクターにまつわるメニュー、新旧MCたち考案によるドリンクが用意されている。またここでしか買えない限定グッズも販売。
  • 開催期間:2015年7月22日(水)~8月19日(水)
  • 会場:池袋P'PARCO B2F ニコニコ本社
  • 営業時間:11:00~21:00
    ※ラストオーダー フード20:15 / ドリンク20:30
TVアニメ「ダイヤのA -SECOND SEASON-」毎週月曜日18:00~テレビ東京ほかにて放送中
TVアニメ「ダイヤのA -SECOND SEASON-」
もう一度、あのミットに投げ込みたい……。
捕手・御幸一也との出会いが、少年の人生を一変させる。
沢村栄純15歳。
己の力を試すため、仲間に別れを告げ、野球名門校・青道の扉を叩く。
そこには己のすべてをかけた誇り高き球児達がいた!
王道にして斬新。
浅沼晋太郎(アサヌマシンタロウ)

岩手県出身、1月5日生まれ。脚本家・演出家・俳優・コピーライターとして活動。舞台「ダイヤのA The LIVE」の脚本・演出を務めた。主な出演作品に「ダイヤのA」(倉持洋一)、「東京喰種トーキョーグール」(西尾錦)、「暗殺教室」(前原陽斗)など。

羽多野渉(ハタノワタル)

長野県出身、3月13日生まれ。81プロデュース所属。2011年12月21日リリースの「はじまりの日に」で音楽活動も開始している。主な出演作品に「ダイヤのA」(増子透)、「Dance with Devils」(立華リンド)、「ハマトラ」(ムラサキ)など。