コミックナタリー PowerPush - 宮田紘次「真昼(まひる)に深夜子(みよこ)」
かわいい女の子に出会いたければ宮田紘次を読め!ヒロイン100人斬り(!?)の著者が女の子全解説
「真昼に深夜子」
女子高生・真昼と、幽霊の深夜子。コンビを組んで神様の指令をこなすふたり。なぜなら指令をこなせば願いごとを叶えてもらえるから! 鉢植えを割った犯人探し、野球部の助っ人など、今日もふたりは東奔西走。元気いっぱいガールズ・バディ・コミック。
キャラクター紹介
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日向真昼(ひゅうがまひる)
ケンカが強く、男勝りな女の子。深夜子と協力して、さまざまな指令をこなしていく。学校のヤンキーたちからは一目置かれており、「星群高校の死兆星」「リアル・サ●ヤ人」「10年遅れの恐怖の大王」といった異名を持つ。
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ニナガワ先輩
演劇部の先輩。普段は優しいが、稽古のときだけ人格が豹変する。
宮田紘次コメント
まんまですけど、キレて物を投げる感じは蜷川幸雄のイメージです。顔はさすがに似せてないけど、おでこが広い感じは意識してみました(笑)。
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おまけ:BOY's SIDE
北斗くん真昼が恋する男の子。明るく素直な性格で、クラスで浮いた存在の真昼にも物怖じしない。裁縫が得意。
宮田紘次コメント
北斗は犬っぽい感じで、小池徹平を意識してます。ドラマ「シバトラ」の番宣で、小池徹平が女装して泣いてるシーンがあったんですけど、それを見て今まで感じたことのなかった感情が沸き上がってきて(笑)。もう「かわいい!」っていう……。そこから小池徹平を意識するようになってしまってキャラに反映させました。
miyata's memo
御厨さと美先生の「シンデレラボーイズ」に影響を受けて、とにかくバディものを描きたくなって始めた作品です。僕、キャラクターでもストーリーでも、ある型に当てはめて、それっぽいのをやるっていう考え方が多いんです。
今回は初めての続きもの連載だったので、とにかく色々試したくて。例えば真昼のパンチラでも、「見せすぎないほうが逆にいいんじゃないかな」って考えるんじゃなくて、全部見せちゃえ! いっぱい出しちゃえ! っていう感じで。内容もノリも全体の雰囲気も、装丁込みでなんでもありみたいな感じにしていきたかったんです。ラーメンでいうと「全部のせ」みたいな。たぶん絵も一番濃い時期なので、とにかくてんこ盛りです(笑)。
あらすじ
上司とキスして犬に変身ッ!
強引な課長(ドS)と、押しに弱い新人OL(ドM)。ふたりの仕事は魔物を退治すること。Fellows!(エンターブレイン)連載中の大人気“人外ラブコメ”、待望の第1巻!
かずらは、犬に変身すると退魔能力が目覚める女の子。でもひとつだけ問題があった。課長の犬養とキスをしなければ、犬に変身できない=退魔のチカラが使えないのだ。「課長は大好き、でも、仕事のためのキスなんてイヤ!」……と言いながら、今日もまたかずらは課長の忠犬として働くのであった。ワーン!
宮田紘次(みやたこうじ)
2006年、第8回エンターブレインえんため大賞に「蛇腹」で佳作入賞。コミックビームFellows!(エンターブレイン)Vol.1の「猫でタンデム」でデビュー。代表作に「真昼に深夜子」「ききみみ図鑑」など。Fellows! Vol.18からは、普段はおとなしいOLが、キスをされると犬に変身してしまうという服従系ラブコメディ「犬神姫にくちづけ」を連載。身長196cm、足のサイズは32cmの巨漢。