コミックナタリー PowerPush - 宮田紘次「犬神姫(わんこ)にくちづけ」
ドSで強引なイケメン上司にメロメロ!かわいい女の子を描き続けてきた宮田紘次の新たなる挑戦
Fellows!(エンターブレイン)が誇る俊英・宮田紘次の新刊「犬神姫(わんこ)にくちづけ」は、普段はおとなしいOLが、課長にキスをされると犬に変身してしまうという服従系ラブコメディ。これまでさまざまなタイプの女の子を描いてきた宮田だが、新作ではドSで強引なイケメン上司を描くことに挑戦している。
コミックナタリーでは、そんな犬養課長のイケメンっぷりをフィーチャー。またこれまで、ムチムチなワイルドガール、マジメな地味系女子、ちょっとすれてる女子高生など、さまざまなタイプの女の子を描いてきた宮田の過去作を、女子にスポットを当てすべて紹介する。宮田流キャラ作りのイロハが垣間見える本人コメントと併せてご覧あれ。
取材・文/坂本恵 編集・撮影/唐木元
あらすじ
普段は地味なOLだけど、
上司にキスされると犬に変身!
舞台は清掃会社・ラッキー清掃の、除霊・退魔を専門とする特殊汚染処理課、通称「特処課」。押しに弱い新人OL・かずらは、犬神使いのドSな課長にキスされると犬に変身し、退魔能力が目覚める霊媒体質。「課長は大好き、でも、仕事のためのキスなんてイヤ!」……と言いながらも、課長の忠犬として働くかずらなのであった。
宮田紘次の新境地!? イケメン犬養課長とは……?
特処課の課長。犬神使いであり、霊媒体質のかずらとキスすると、彼女に犬の霊・弁天号を降ろすことができる。クールでひょうひょうとした性格。
宮田紘次コメント
犬養課長のモデルは、バナナマンの設楽統さんです。見た目が、っていうわけではなくて、雰囲気──バナナマンの「SがMを気持ちよく転がしてる感じ」──を参考にしました。設楽さん単体ではなくて、Mのかずらを含めた状態で、その「関係性」のモデルにしています。
そこを意識していく中で、課長は「冷や汗をかかない」「照れて頬を赤らめない」という人になりました。1話目では例外的にそういう場面があるんですけど、それ以降は気をつけてます。とにかく何が起きても余裕たっぷりで、どんな危機的状況でもふざけてる、というイメージです。キャラクターがすでにそうなっているので、キザなセリフを言わせても、描いてる自分が恥ずかしくならないのが気に入っています。
3話目で風呂のシーンがあったことで、女の子であるかずらはもちろん、課長の体のパーツにもこだわるようになりました。特に「首、鎖骨、手」ですね。「男性のセクシーさ」を描くのが、難しいけど楽しいです!
犬養課長のドSっぷりがふんだんに詰まったポスター&POPギャラリー(店頭でもチェックしよう!)
ほかの特処課メンバーもひと癖ある男ばかり!
「犬神姫(わんこ)にくちづけ」PV
あらすじ
上司とキスして犬に変身ッ!
強引な課長(ドS)と、押しに弱い新人OL(ドM)。ふたりの仕事は魔物を退治すること。Fellows!(エンターブレイン)連載中の大人気“人外ラブコメ”、待望の第1巻!
かずらは、犬に変身すると退魔能力が目覚める女の子。でもひとつだけ問題があった。課長の犬養とキスをしなければ、犬に変身できない=退魔のチカラが使えないのだ。「課長は大好き、でも、仕事のためのキスなんてイヤ!」……と言いながら、今日もまたかずらは課長の忠犬として働くのであった。ワーン!
宮田紘次(みやたこうじ)
2006年、第8回エンターブレインえんため大賞に「蛇腹」で佳作入賞。コミックビームFellows!(エンターブレイン)Vol.1の「猫でタンデム」でデビュー。代表作に「真昼に深夜子」「ききみみ図鑑」など。Fellows! Vol.18からは、普段はおとなしいOLが、キスをされると犬に変身してしまうという服従系ラブコメディ「犬神姫にくちづけ」を連載。身長196cm、足のサイズは32cmの巨漢。