2024年冬アニメ、見逃している作品はない?2クール以上続く人気作をJ:COM STREAMでチェック!7作品を胸熱ポイントとともに紹介

J:COM STREAMは、J:COMが提供する動画配信サービス。見逃しアニメのラインアップは国内最大級で、見放題なら人気作を定額で楽しむことができる。さらにParamount+ではオリジナル作品、名作ハリウッド映画、海外ドラマが見放題。そのほか韓国・中国ドラマ、地上波の人気コンテンツ等、幅広いジャンルの作品を配信している。

コミックナタリーでは、J:COM STREAMで視聴できる2024年冬アニメの見逃し配信対象作品から、2クール以上続くアニメ7作をピックアップして紹介。これまでに放送されたシーズンからおすすめのエピソードや、興奮や感動で胸が熱くなる“胸熱ポイント”も紹介しているので、好みのアニメを探してみては。

文 / 伊藤舞衣

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「薬屋のひとりごと」

「薬屋のひとりごと」

日向夏の小説「薬屋のひとりごと」が原作の、とある大国の後宮を舞台としたミステリー。帝の妃たちが住む後宮で次々と起こる難事件を、薬と毒への好奇心が強い少女・猫猫マオマオがその知識で解決に導いていく。発生する事件は帝の御子の連続死、幽霊騒動、女官の入水自殺などさまざま。それが故意に引き起こされたものか、あるいは事故かを調査する中で、陰謀渦巻く後宮の人間模様も浮かび上がる。

化学や医療の要素が取り込まれた謎解きは、さまざまな人物の思惑も交わりその面白さを増幅させている。後宮という舞台から侍女たちによる諍いはありつつも、それを飄々とした態度でかわし、ときに相手に厳しく接する猫猫のおかげでストレスなく鑑賞できる。また、猫猫が周囲に引かれつつも毒味を楽しむシーンなどユーモアもたっぷりで、ミステリーでありながら笑える場面が多い作品だ。映像も美しく、キャラクターたちの繊細な表情や所作、きらびやかな後宮の装飾までもが丁寧に描き込まれているので、じっくり観て楽しんではいかがだろうか。

【おすすめエピソード】
第6話「園遊会」

胸熱ポイント:「これ、毒です。」原作の名シーンが美麗な映像に

「薬屋のひとりごと」第6話「園遊会」より。

「薬屋のひとりごと」第6話「園遊会」より。

帝と4人の上級妃、皇族や高官たちが一堂に会し食事が振る舞われる園遊会で、猫猫が毒見役としての本領を発揮するこのエピソード。怖がる様子もなく次々と料理を口へ運ぶ猫猫が、瞬時に毒入りの料理を見破る。

園遊会では猫猫が化粧で華やかに大変身。毒を口にした彼女の恍惚とした表情が艶やかに描写される。直後に言い放つ「これ、毒です。」はプロジェクトPVの冒頭でも印象的に使われたセリフ。名場面の1つと言えるシーンの映像化は、ファンなら胸が熱くなるポイントだ。毒入り料理で上機嫌な猫猫に呆れつつ、彼女を心配する美しい宦官・壬氏ジンシとのやりとりが微笑ましい。さらに猫猫の医療知識も発揮され、妃の1人・里樹妃リーシュヒが持つアレルギーも見抜く。里樹妃が食べれない魚を意図的に出した侍女を、猫猫が静かに脅す姿は痛快。聡明で強く、ユーモア溢れる猫猫の魅力が詰まったエピソードだ。

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「弱キャラ友崎くん」

「弱キャラ友崎くん」

対戦格闘ゲーム「アタファミ」で日本一の実力を持つプレイヤーだが、現実では友達も彼女もいない“弱キャラ”の男子高校生・友崎ともざき文也ふみやの成長物語。友崎は同じ高校に通う才色兼備の女子・日南ひなみあおいと「アタファミ」を通じて出会ったことをきっかけに、彼女の指導のもと人生をゲームに見立てて攻略していく。1月より第2期となる「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」が放送中で、自分らしさを貫く友崎の更なる成長が描かれる。屋久ユウキによる原作小説は、ガガガ文庫(小学館)より刊行されている。

物語序盤の友崎の絶妙なダサさや後ろ向きな考え方は、自身に劣等感を持つ人なら同族嫌悪を感じてしまうほど共感する部分が多いのでは。その分、成長していく様子には勇気を与えられ、応援するような気持ちで楽しむことができる。また、生々しく描写されるクラスのカーストや、それぞれが抱える悩み、人間模様も見どころ。劇中で日南がレクチャーする身だしなみや、クラスでの立ち回りのコツは現実でもためになる知識が詰まっている。

【おすすめエピソード】
第2シーズン第4話「村人たちにもきっと村人たちなりの生活がある」

胸熱ポイント:周囲に影響を与え始める友崎

「弱キャラ友崎くん」第2シーズン第4話「村人たちにもきっと村人たちなりの生活がある」より。

「弱キャラ友崎くん」第2シーズン第4話「村人たちにもきっと村人たちなりの生活がある」より。

第1シーズンで見た目も変化し、クラスのリア充グループとも打ち解けた友崎。第2シーズンでは自分の気持ちに正直でいることを貫きつつ、さらなる成長を決意した友崎が周囲に影響を与え始める。このエピソードでは、思ったことを我慢できず口に出してしまいクラスの女子から嫌がらせを受けている夏林なつばやし花火はなびを変えるため、友崎が奮闘。自身の経験を振り返り、これまでに関係を築いた友人たちの手を借りながら花火を手助けする。

友崎の変化を見て自身も変わる決意をした花火が努力を重ねる姿や、接点のなかったクラスメイトたちが友崎を通じてつながっていく様子は、友崎の成長を感じ胸を熱くさせられる。これまで他人と距離を置いてきた友崎がクラスメイトそれぞれの性格やクラスの雰囲気を分析し、解決策を編み出していく姿にも注目だ。さらに友崎と距離を縮めた女子たちとの2ショットシーンも見どころ。物語の始まりでは「青春」という言葉からは程遠かった友崎と彼を気にかける女子たちとのやりとりを、にやにやしながら楽しんでいただきたい。

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「葬送のフリーレン」

「葬送のフリーレン」

「マンガ大賞2021」大賞や「第25回手塚治虫文化賞」新生賞を受賞した、週刊少年サンデー(小学館)で連載中の山田鐘人・アベツカサによる同名ファンタジーマンガが原作。勇者一行により魔王が倒されたその後の世界を舞台に、勇者と旅をした仲間であり1000年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンと新たに出会う人々の旅路を描く。勇者・ヒンメルの死をきっかけに、人を知ろうとしなかったことを後悔したフリーレンがさまざまな人と出会い、自身の“心の内”を探っていく。

旅の物語はかつての仲間との冒険の回想を交えて進んでいく。ヒンメルとの別れを後悔するフリーレンの姿が描かれる第1話から、すでに感動は最高潮に。その後もフリーレンの変化に心が温まるとともに、戻れない過去を振り返る様子には切ない気持ちにさせられる。美しい景色や、壮大な世界観を表現した音楽も観る者の心を揺さぶる。しかしクスリと笑えるゆるいギャグシーンも多数織り交ぜられるため、悲しい雰囲気になりすぎないのも同作の特徴だ。また躍動感溢れるバトルも見どころの1つ。冒険の中で起こる魔法や剣によるバトルにも注目いただきたい。

【おすすめエピソード】
第2話「別に魔法じゃなくたって…」

胸熱ポイント:未来へとつながれていく絆

「葬送のフリーレン」第2話「別に魔法じゃなくたって…」より。

「葬送のフリーレン」第2話「別に魔法じゃなくたって…」より。

フリーレンがかつての旅の仲間である僧侶・ハイターのもとを訪ねるエピソード。彼とともに暮らす孤児の少女・フェルンとの出会いと、年老いたハイターとの別れを描く。フリーレンはハイターに頼まれ、ある魔導書を解析しながら、フェルンに魔法を教えていく。四季の変化やフェルンが成長する姿を収め、3人が過ごした時間の長さを表現した映像が美しい。自身の死より前にフェルンを旅立たせようとするハイターに、フェルンとたくさんの思い出を作るようフリーレンが諭すシーンは、人間に向き合う決意をした彼女の優しさが表れている。ハイターと紡いだ絆を未来へつなぐように始まるフェルンとの新たな旅路には、感動で胸を熱くさせられるはず。

後半パートでは、フリーレンとフェルンがヒンメルの銅像がある村を訪問し、銅像のまわりに彼が生前好きだと言っていた花を咲かせるため奮闘。フリーレンはフェルンとの時間の感覚の違いを学び、フェルンはフリーレンの魔法に懸ける思いを知る。少し距離が縮まった師弟の関係も微笑ましい。終盤には、花を愛でながら過去に想いを馳せるフリーレンの表情や動作が繊細に描かれている。

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「キングダム」

「キングダム」

紀元前・春秋戦国時代の中国を舞台に、主人公・しんが秦の国王・嬴政えいせいや仲間たちとともに中華統一を目指す壮大な戦いの物語。大将軍になるという志を持った信の成長が少年期から描かれる。「週刊ヤングジャンプ(集英社)」にて連載中の原泰久のマンガを原作とするアニメは、2012年に放送を開始。第3シリーズからスタッフを一新して制作が続けられ、2024年1月からは第5シリーズが放送されている大作だ。

同作の見どころはなんと言っても大国が覇を競い合う大軍勢同士による戦いで、多くの兵が群をなしてぶつかり合う光景は圧巻の一言。大軍が馬で移動する足音、兵たちの雄叫びといった迫力満点な音の演出に加え、作画コストが高いとされる馬が惜しみなく描かれ、戦いに華を添えている。そして「キングダム」を語るうえで欠かせないのは、心打たれる名セリフの数々。キャストにより命が吹き込まれた言葉たちが力強く響くシーンは必見だ。原作ファンは、まずは好きなシーンのエピソードからでもご覧になってはいかがだろうか。

【おすすめエピソード】
第3シリーズ第19話「政、語りかける」

胸熱ポイント:嬴政の言葉に立ち上がる民

「キングダム」第3シリーズ第19話「政、語りかける」より。

「キングダム」第3シリーズ第19話「政、語りかける」より。

列強六国が手を結んだ合従軍と秦国の戦いを軸に描かれる第3シリーズ。信と万極まんごく張唐ちょうとう成恢せいかい麃公ひょうこう龐煖ほうけんなど、印象的な戦いが多い同シリーズだが、主要人物である信と嬴政がともに戦うエピソードとして19話を紹介したい。合従軍により窮地に立たされた秦国。兵も疲弊し人員も不足する中、嬴政は自らが剣を取りともに戦うこと、そして一般人に武装させ合従軍を迎え撃つことを決意する。

このエピソードでは嬴政がカリスマ性を発揮。前線に姿を現し怯える民を鼓舞する。演説シーンでは無数の民の表情が描き込まれ、揺れ動く感情が繊細に表現されている。民が奮起し立ち上がる場面は、壮大な音楽も相まって感動で胸が熱くなること間違いなし。また、合従軍の大軍勢が迫り来る映像は、観ている人の恐怖感をも煽るほどの大迫力。そんな中、決戦直前に民を奮い立たせるため信が敵に対して発した威勢のいい啖呵も痛快だ。合従軍との戦いにおける、終盤戦の幕開けとなるエピソードをぜひご覧いただきたい。

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2024年2月27日更新