「ヒナまつり」|ついに完結!連載10年の歩みがまるっとわかる「ヒナpedia」

平成の怪物 新田義史武勇伝

ヒナが大暴れしたり、周囲が勝手に勘違いしたり……。知らずしらずのうちに傑物として祭り上げられていく新田。彼が作った武勇伝の数々を、改めて振り返ろう。

組随一の武闘派(第1話)

「ヒナまつり」第1話より。

新田が現れたばかりのヒナに振り回されていると、親父が撃たれるという事件が発生。駆けつけるのが遅れたことで若頭ににらまれた新田は、鉄砲玉として親父を撃った篠塚組の事務所に乗り込むことに。困った新田が頭を抱えていると、彼の代わりにヒナが動き出して……。

しゃぶり尽くす(第18話)

「ヒナまつり」第18話より。

新田の舎弟・サブが、借金返済を滞らせている工場の取り立てに、気まぐれにヒナを連れて行った。ヒナはまんじゅうを食べているだけだったが、工場を“まんじゅうくれる所”だと思い込んだ彼女は、翌日も「まんじゅうない?」と工場を訪れる。何を考えているかわからないヒナに、社長が戸惑っていると、工場の機械が壊れるというトラブルが発生。ドミノ倒し的に追い込まれてしまった社長は、新田を「子供まで使って追い込むなんて血も涙もないよ」と罵る。

ビルを爆破する(第27話)

「ヒナまつり」第18話より。

ヒナが誘拐されてしまった。ケガの影響で力の使えないヒナを迎えに行った新田は、痛み止めの薬を飲ませてヒナに力を使わせようとする。しかし、痛み止めの効きがいまいちだったのか、ヒナが暴走。彼らのいた廃ビルが崩落してしまう。たまたま居合わせたアンズの力で、なんとか生き延びた新田は、なんとかこの状況をごまかそうと、誘拐犯たちに啖呵を切る。新田がアニキと慕う内藤も、これには「スゲェ奴になったもんだ」「俺でもかなわねぇぜ」と彼を評価する。

血と暴力と金に飢えた(第32話)

「ヒナまつり」第32話より。

新田の噂に興味を抱いたテレビクルー・瀬田が、新田に密着取材を申し込んできた。しかし実際のところ、新田の私生活はいたって普通で、視聴者受けするような映像がまったく撮れない……。悩んだ瀬田は、映像と音声を編集しまくり、新田が“血と暴力と金に飢えた男”に見える捏造番組を放送する。

警察をおちょくる(第43話)

「ヒナまつり」第43話より。

壺好きが高じて、群馬の山奥に土地を買い、本格的に壺作りを始めた新田。しかし彼をマークしていた警察は、「覚醒剤の密輸に関わっている可能性がある」と新田の行動を怪しむ。新田が壺を作っているところに乗り込んできた警察は、彼のアトリエを捜索するが、当然どこにも覚醒剤などなく……。警察に解放され、組員に迎え入れられた新田は、「奴らのメンツは丸つぶれだ」「ウチの組の評判もうなぎ上り」と口々に褒められる。

鬼畜外道の(第55話)

「ヒナまつり」第55話より。

新田の活躍を面白く思っていない太田組の若頭が、新田を事故に見せかけて闇討ちしようと画策。一方、テレビで偶然“新田が今週不幸な目に遭う”という運勢占いを見たヒナは、鉢植えが頭に落ちてきたり、自転車が突っ込んできたり、やたらと死の危険が迫る“不幸”な彼を、アンズやマオの力も借りながら全力で守ってやる。後日、太田組の若頭が頭を下げに来るが、当然新田には身の覚えがない。新田は「むしろ今週運が良かったんじゃねぇか?」と不思議な一週間を振り返る。

極道会に降臨した極道神(第69話)

「ヒナまつり」第69話より。

縄張りを荒らしに来た関西のヤクザと、正面衝突することになった新田たち芦川組。しかし能力者を仲間に引き入れた敵の戦闘力は想像以上。芦原組はあわや全滅かと思われたが、途中から勝負はヒナとハルのサイキックバトルに発展する。やがて気を失っていた芦原組のメンバーが目を覚ますと、戦場に立っているのは新田義史、ただ1人だった。

番外編頭脳派ヤクザのライバルは高校生社長!?(第57話)

「ヒナまつり」第57話より。

“平成の怪物”としてヤクザ界に名を轟かせる一方で、不動産会社や経営コンサル会社などを運営する敏腕経営者としての顔も持つ新田。そんな彼がとあるコンペで激突したのが、女子高生社長・三嶋瞳のコンサル会社だった。高校1年生とは思えぬハイレベルなプレゼンで、一気に聞き手の心を魅了する瞳。しかしヒナの同級生に負けることなど、男のプライドが許さない!

この話を読む!

次のページ »
三嶋瞳 CEOへの道